フルフラットになる軽自動車は車中泊用に人気!
軽自動車は、道路運送車両法において「長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下」と定められており、「快適な車中泊を楽しむには小さいのでは?」と考える方も多いのではないでしょうか?
※参考:国土交通省「自動車の種類」
しかし、軽自動車でもシートアレンジでフルフラットにできる車種であれば、就寝スペースを確保しやすいといえます。
もちろん、ワンボックスカーのような広々とした室内空間を得ることはできませんが、車種によっては1〜2人なら十分に寝られるスペースを作れるので、軽自動車で車中泊を楽しむキャンパーも増加中です!
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車中泊できる軽自動車の選び方
フルフラットにできること以外に、車中泊できる軽自動車を選ぶ際は、以下のようなポイントに注目しましょう。
1. 車種のタイプを知っておこう!
一概に軽自動車といっても、その種類はさまざま。まずは用語として使われることが多い車種のタイプを知っておきましょう。
軽ハイトワゴン
軽自動車のなかでも利便性や快適性を重視したタイプが「軽ハイトワゴン」。
全高1,700mm以上で後席両側にスライドドアを設けたものは「軽スーパーハイトワゴン」ともいわれ、軽自動車の規定内で居住性が最大限に確保されているのが特徴です。
軽SUV
軽自動車でありながら、スポーツやレジャーに適したSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の機能を持つタイプが「軽SUV」。
普段使いからレジャーまで幅広く対応し、悪路走行に優れたモデルも多くあります。
軽バン
ワンボックスタイプの軽貨物自動車である「軽バン」は、商用車としておなじみのタイプ。
荷室スペースを広く確保しているため、車中泊用の車としても人気があります。
2. 日常的に使う車なら燃費は重要!
セカンドカーとして車中泊ができる軽自動車を購入する方もいますが、日常的に使うことも考えると燃費は重要。
比較的燃費が良いとされている軽自動車ですが、より燃費性能に優れた車種を選ぶことでガソリン代を節約でき、コストを抑えて車中泊を楽しむことができます。
3. 車中泊グッズの使いやすさも考慮しよう!
車中泊を快適に過ごすためには、フルフラットなシートアレンジはもちろん、車内への紫外線対策やプライバシーの保護が必要。
そのため「シェード」や「カーテン」、「マット」など、純正オプションや社外品でも車中泊グッズが豊富だと便利。より快適に車中泊を楽しみやすくなるでしょう。
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フルフラットになる軽自動車のおすすめ16選
それではここから、フルフラット仕様の軽自動車のおすすめを紹介していきます。上記の選び方のポイントを押さえたうえで、ご自身の車中泊スタイルに最適な車種を見つけてみてくださいね!
ホンダ N-BOX
軽自動車のなかでも圧倒的な人気を誇るホンダ「N-BOX」。軽自動車としては最大級の室内スペースや優れた利便性が特徴であり、シンプルなデザインがアウトドアシーンから日常まで幅広くマッチします。
荷室の床にスロープが装備されているので、キャンプ道具などの重い荷物の出し入れが便利。室内高140cmを確保しているので子どもが立った状態で着替えることも可能です。
価格 | 1,678,600円(税込)〜 |
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室内長 | 2,240mm |
室内幅 | 1,350mm |
室内高 | 1,400mm |
燃費 | 19.8km/L〜27.0km/L |
スズキ スペーシア カスタム
スズキが誇る軽スーパーハイトワゴンの本命といえる「スペーシア カスタム」。凛々しく風格のあるフロントマスクで走行性とデザイン性を兼ね備えています。
開放感のあるビッグスペースを確保しており、大きな荷物も積載しやすい大開口部のバックドアを搭載。自転車を積み込むことができる広い荷室を確保し、フルフラットにすることで大人2人が快適に就寝することができます。
価格 | 1,811,700円(税込)〜 |
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室内長 | 2,155mm |
室内幅 | 1,345mm |
室内高 | 1,410mm |
燃費 | 21.2km/L〜28.2km/L |
スズキ スペーシア ギア
スペーシアをSUV風のデザインにスタイリングした「スペーシア ギア」。個性的なデザインと実用性を兼ね備え、全席に撥水加工が施されているので濡れたキャンプギアを積み込んで汚れてもサッと拭き取ることができます。
シートを倒してフルフラットにすることで親子でもくつろげる広々空間を確保。低床&大開口の荷室開口部により荷物の出し入れがしやすくなっています。
価格 | 1,725,900円(税込)〜 |
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室内長 | 2,155mm |
室内幅 | 1,345mm |
室内高 | 1,410mm |
燃費 | 21.2km/L〜28.2km/L |
ダイハツ タント
コンパクトなショートノーズに高い全高を持ち、“家族が毎日使える軽自動車”として開発された「タント」。驚きの広々空間や優れた乗降性、便利な収納性を併せ持っています。
大開口のドアや低床設計により乗り降りしやすく荷物の出し入れがしやすいミラクルオープンドアが特徴。運転席と後席をスムーズに移動できるので、車中泊でも快適性が向上します。
価格 | 1,490,500円(税込)〜 |
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室内長 | 2,180mm |
室内幅 | 1,350mm |
室内高 | 1,370mm |
燃費 | 20.0km/L〜27.2km/L |
スズキ ワゴンR
軽ワゴンを代表する人気車種であるスズキ「ワゴンR」。軽自動車No.1クラスの低燃費を誇り、運転席から助手席へスムーズに移動できるベンチシートや乗り降りしやすいシート高が特徴です。
バックドアからワンタッチでシートを倒すことができ、広い荷室には大型の荷物も積載可能。フルフラットにすることで大人でも足を伸ばして就寝することができます。
価格 | 1,217,700円(税込)〜 |
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室内長 | 2,450mm |
室内幅 | 1,355mm |
室内高 | 1,265mm |
燃費 | 24.4km/L〜26.8km/L |
ダイハツ タフト
無骨でスクエアなフロントデザインで、タフに乗りこなすことができるダイハツ「タフト」。前席フロントに展開するガラスルーフで圧倒的な視界と開放感を得ることができます。
リアシートは完全フラットスタイルで大型の荷物や背の高い荷物、長尺物も楽々収納。フレキシブルボードやラゲージボックス、ラゲージネットなどディーラーオプションが充実しており、車中泊の旅を快適にサポートしてくれます。
価格 | 1,353,000円(税込)〜 |
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室内長 | 2,050mm |
室内幅 | 1,305mm |
室内高 | 1,270mm |
燃費 | 19.7km/L〜25.7km/L |
マツダ フレアクロスオーバー
個性的なデザインと多彩な機能が特徴のマツダ「フレアクロスオーバー」。日常でもアウトドアでも使い勝手のよい収納スペースとシートアレンジを兼ね備えています。
ラゲッジフロアは防汚加工が施されており、汚れたキャンプ道具を載せてもきれいに拭き取ることが可能。アイデア満載の収納スペースを豊富に設け、紫外線を約99%遮断するUVカットガラスを採用しているので快適な車中泊の時間を過ごすことができます。
価格 | 1,538,900円(税込)〜 |
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室内長 | 2,215mm |
室内幅 | 1,330mm |
室内高 | 1,270mm |
燃費 | 23.4km/L〜30.4km/L |
スズキ ハスラー
「遊べる軽」をコンセプトに開発されたスズキ「ハスラー」。キュートなルックスとは相反するタフな機能で軽SUVを牽引する人気車種となっています。助手席には車中泊で便利に使用できる収納テーブルを搭載。
ガンガン積み込める荷室スペースを確保し、シートをフルフラットにすることで大人2人が快適に就寝可能です。グレードによっては雪道でも安心なスノーモード(4WD)や坂道でも力強い加速力を発揮するパワーモード(ターボ車)を搭載。オールシーズン快適に車中泊を楽しむことができるでしょう。
価格 | 1,538,900円(税込)〜 |
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室内長 | 2,215mm |
室内幅 | 1,330mm |
室内高 | 1,270mm |
燃費 | 25.0km/L〜30.4km/L |
ホンダ N-VAN
積載量に優れ、商用車としても活躍する軽バンタイプのホンダ「N-VAN」。床は低く天井は高く、室内スペースを有効に活用することができるので、荷物の多いキャンプで効果を発揮します。
助手席スペースもフラットに収納することができるので、運転席以外の空間を荷室として使用することが可能。車中泊や大型ギアの収納に優れます。
価格 | 1,276,000円(税込)〜 |
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室内長 | 1,585mm |
室内幅 | 1,390mm |
室内高 | 1,365mm |
燃費 | 19.2km/L〜23.8km/L |
ダイハツ ハイゼット カーゴ
軽No.1クラスの積載量を誇るダイハツ「ハイゼットカーゴ」。無駄なく積めるスクエアでフラットな荷室が特徴です。
水平格納式リアシートを採用し凹凸のないフラットな荷室を実現。助手席を前倒しすることで2,650mmものスペース長を確保することができ、ゆったり足の伸ばして車中泊を楽しむことができます。
価格 | 1,155,000円(税込)〜 |
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室内長 | 1,915mm |
室内幅 | 1,270mm |
室内高 | 1,250mm |
燃費 | 14.9km/L〜20.5km/L |
トヨタ ピクシス バン
ダイハツ「ハイゼット カーゴ」と並び、軽キャブオーバーバンとして荷室長・荷室幅・荷室高でNo.1の積載量を誇るトヨタ「ピクシス バン」。大きな開口部と低い床を採用しているので荷物の積み下ろしに優れます。
軽バン初となる「パワースライドドア」や車に近づくと自動でオープンする「ウエルカムオープンドア」を採用。平坦で広い荷室スペースを有効活用し、車中泊を楽しむことができます。
価格 | 1,210,000円(税込)〜 |
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室内長 | 1,915mm |
室内幅 | 1,270mm |
室内高 | 1,250mm |
燃費 | 15.6km/L〜20.5km/L |
日産 NV100クリッパー リオ
先進安全装備(衝突被害軽減ブレーキ・ペダル踏み間違い時急発進抑制装置など)を搭載し、アクティブな週末を過ごすことができる日産「NV100クリッパー リオ」。乗り降りのしやすさを追求し、パワフルでスムーズな走りを実現します。
前席・後席・荷室すべてにおいてゆとりのあるスペースを確保。ゆったり就寝できる車中泊用軽自動車をお探しの方におすすめです。
価格 | 1,779,800円(税込)〜 |
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室内長 | 2,240mm |
室内幅 | 1,355mm |
室内高 | 1,420mm |
燃費 | 13.3km/L〜16.4km/L |
三菱 ミニキャブ・ミーブ
軽商用電気自動車である三菱「ミニキャブ・ミーブ」。エコで力強くスムーズな走行が魅力です。
どんどん積めるビッグスペースの荷室はフロア長1,935mmを誇り、高身長の大人でもゆったり足を伸ばして横になることができるため、車中泊でも効果的に威力を発揮します。
価格 | 2,453,000円(税込) |
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室内長 | 1,830mm |
室内幅 | 1,370mm |
室内高 | 1,230mm |
燃費 | 交流電力量消費率:127kWh 一充電走行距離:150km |
スズキ エブリイワゴン
車中泊用の軽自動車として人気の高いスズキ「エブリイワゴン」。4人乗ってもゆとりのあるカーゴスペースを確保し、多彩なシートアレンジでサーフボードなどの長尺物も楽々積載することができます。
「ベッドクッション」や「2段ベッドセット」など車中泊が快適になる純正オプションや、フィッシングに便利な「マルチルーフバー」や「ロッドホルダー」などが豊富にラインナップされており、幅広いアウトドアシーンで活躍するでしょう。
価格 | 1,569,700円(税込)〜 |
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室内長 | 2,240mm |
室内幅 | 1,355mm |
室内高 | 1,420mm |
燃費 | 13.3km/L〜16.4km/L |
マツダ スクラムワゴン
パワフルなターボエンジンを全車に採用し、アウトドアで快適な走行を可能にするマツダ「スクラムワゴン」。軽最大級の室内空間が人気のポイントです。
電動スライドドアやオートステップを装備し、乗降のしやすさが特徴。4人が乗車してもしっかり荷物を積み込むことができます。
価格 | 1,712,700円(税込)〜 |
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室内長 | 2,240mm |
室内幅 | 1,355mm |
室内高 | 1,420mm |
燃費 | 13.3km/L〜16.4km/L |
ダイハツ アトレー
2021年12月に5ナンバー(乗用車)から4ナンバー(商用車)にフルモデルチェンジされたダイハツ「アトレー」。商用車ならではの広い室内空間と350kgの最大積載量が特徴です。
スクエアボディでゆったり空間を確保しており、リアシートを足元スペースに格納できるので驚くほど水平なフラットスペースを実現。レジャーや車中泊に大活躍します。
価格 | 1,672,000円(税込)〜 |
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室内長 | 1,820mm |
室内幅 | 1,265mm |
室内高 | 1,215mm |
燃費 | 14.7km/L〜19.7km/L |
軽自動車での車中泊を快適にするポイント
軽自動車での車中泊を快適に楽しむためには、以下のようなポイントを意識するようにしましょう!
人数は1〜2人がおすすめ
いくら広い室内を確保した軽自動車でも室内スペースには限りがあるため、快適な車中泊を過ごすためには、大人なら基本的に1〜2人の就寝がおすすめ。車種にもよりますが、小学生以下の子どもを1人合わせた家族3人での使用がギリギリといえます。
狭い場所に長時間いるとエコノミークラス症候群のリスクが高まるため、適度に体を動かすことができる余裕を持った人数で車中泊を楽しむようにしましょう。
※参考:厚生労働省「エコノミークラス症候群の予防のために」
役立つグッズを揃えておこう
快適な車中泊を楽しむためには、プライバシーを保護したりシートの段差をなくしたり、車内で快眠するための対策が必要。そこで、以下のような車中泊に役立つグッズを揃えておくと役立つでしょう。
車中泊用シェード
趣味職人 サンシェード N-BOX
セイワ 楽らくマグネットカーテンMサイズ
サイズ | 70×52cm |
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マット
Bears Rock 車中泊マット 8cm
サイズ | 190×65×8cm |
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フィールドア 車中泊マット Sサイズ 5cm
▼車中泊用のマットを詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
シュラフ
ロゴス ミニバンぴったり寝袋-2
サイズ | 142×190cm |
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下限温度 | -2℃ |
スノーピーク セパレートシュラフ オフトンワイド LX
サイズ | 105×210cm(敷)、110×200cm(掛) |
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下限温度 | -3℃ |
▼車中泊向けのシュラフを詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
暑さ対策と寒さ対策は万全にしよう
夏の車内は高温になり冬は厳しく冷え込むため、快適な車中泊を楽しむためには、暑さ対策や寒さ対策が必須条件。快適な車中泊を過ごすことができません。
必要なグッズを用意する、装備に不安があるときは無理をしないなど、気温には十分配慮して車中泊を行いましょう。
▼車中泊の暑さ対策&寒さ対策を詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!
車内のカスタマイズも検討してみよう
フルフラット仕様とはいえ、ちょっとした段差や凹みが気になり熟睡できなかった……という声もチラホラ。
車種によっては車内をカスタマイズできる純正オプションが発売されているので、自分好みにカスタムしてみることもできます。
また、DIY上級者のなかには、イレクターパイプを加工することで自作ベッドを作ったり収納スペースを設けたりと、自分でカスタマイズすることにより快適な車中泊を楽しんでいる方もいます。
お気に入りの車種で車中泊を楽しもう!
車中泊といえばワンボックスカーをイメージすることが多いかもしれませんが、軽自動車でも室内空間を広く確保した軽ハイトワゴンや軽バンなど車中泊に対応できる車種は多く、フルフラット仕様の軽自動車なら快適な就寝スペースを確保することができます。
新車でも中古でも、比較的安い価格で購入しやすいのも魅力ですね。今回紹介した選び方や車中泊におすすめの軽自動車を参考に、お気に入りの車種で快適な車中泊を楽しんでみてくださいね!