最強のランタンはLED!その理由は……
ランタンには「ガスランタン」「オイルランタン」「ガソリンランタン」「LEDランタン」の4種類がありますが、中でも特に注目を集めているのがLEDランタン。
前者の3種類とLEDランタンの最も異なる点は、火を使うか使わないか。ガス・オイル・ガソリンを燃料とするランタンは火を灯して周囲を明るくしますが、LEDランタンは電力でライトを点灯させます。
あらゆる角度から考えると、最強なのがLED!
キャンプに欠かせないライトにLEDを選ぶ方も多いですが、その理由は安全で簡単に使うことができるうえコストパフォーマンスも良いという点。それこそがLEDランタンが最強と言える理由ですが、具体的にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
この記事ではそのあたりを含め、ランタンを選ぶ際にチェックしておきたい情報をピックアップしました!
LEDランタンのメリット
1:火を使わないので安全
LEDランタンの電力方式は主に「電池交換式」と「USB充電式」。いずれも火を使わないため火災や一酸化中毒の心配が無く、室内でも安全に使用できます。またアウトドアシーンにおいても、風の影響で明かりが消えることがないのも快適です。
2:簡単に点灯できるのに明るい!
LEDランタンの点火・消灯はスイッチをON/OFFにするだけととても簡単。ガス・オイル・ガソリンランタンに比べると圧倒的に操作に手間がかからないため、初心者やある程度大きくなった子供にも簡単に扱える点も大きな魅力です。
3:モバイル充電など多機能なモデルもある
LEDランタンには自らのエネルギーである電気をモバイル機器に供給できる、便利な機能を備えたモデルもたくさんあります。スマホやタブレットなどの充電が不足したとき、周囲にコンセントが無くてもLEDランタンで充電できるのはかなり便利!
また充電方法もUSB式の他ソーラー式があり、屋外でも使いやすいモデルも増えています。さらに懐中電灯に切り替えられるモデルもあるなど、照らすだけにとどまらず一本で色々な役割を果たしてくれるのもLEDならではですね。
4:コストが安く済む
LEDランタンはガス・オイル・ガソリンなどの燃料を使用せずに周囲を照らせるため、低コストで経済的。充電も基本的には家庭用コンセントからですが、中にはハンドルを回して電力を発生させることで充電できるモデルもあります。
このようにランニングコスト含め様々な魅力がある一方でLEDならではのデメリットもチェックしておきましょう。
LEDランタンのデメリット
1:電池式だとあまりコスパが良くない
LEDランタンは充電式と乾電池式を選べますが、コスパに優れているのは充電式。乾電池式の場合は都度購入しなくてはならず、電池切れに対応するため予備の乾電池も必要です。
コンビニやスーパーなどで手軽に購入はできるものの長い目で考えると経済的な負担がかかるため、コスパは充電式ほど良くはありません。
2:光に趣を感じられない場合も
LEDランタンの明かりの色味は主に明るい白色とやさしい暖色の2色で、炎のゆらぎを再現するインテリア色の強いモデルもあります。
しかし擬似的にゆらぎを再現しても、やはり本物の炎に比べると色味や趣はやや劣るもの。そのあたりは割り切って使う必要がありそうです。
というようにデメリットはありますが、それでもコスパも使い勝手も良いLEDランタンは魅力的! ここからはもう一歩踏み込んで、最強のLEDランタンを手に入れるために見落とせない2つのポイントをご紹介します。
最強のLEDランタンを手に入れるために!2つのチェックポイント
① 使う場所に適した明るさがあるか?
まず、使う場所など目的に合った明るさのモデルを選ぶことが第一。照らす場所が広範囲なのか手元なのかによって、必要な明るさは違いますよね。
このとき注目すべきなのが、スペックに記載されている「ルーメン」。これはLED照明がどのくらいの明るさかを表す指標ですが、この数値が大きいほど光量も大きくなります。下記に場所ごとに必要な光量の目安をまとめてみると……
キャンプサイト全体を照らすメインランタンも手軽なLEDを使いたいなら、最低でも1,000ルーメンは必要。1,000ルーメンは電球相当で表すと80Wの電球くらいの明るさになります。
② 連続点灯時間はどれくらい?
滞在中の充電切れや電池切れを抑えるため、使用する期間に合わせて連続点灯時間も要チェック。連続使用時間は30時間~180時間などモデルによって大きく異なり、さらにどれくらいの光量で使い続けるかによっても変わります。
連泊であれば使用可能時間が長いものを選ぶと快適ですが、短いモデルの場合はモバイルバッテリーやポータブル電源があると安心ですね。
さて、ここからはおすすめのLEDランタンをタイプ別にご紹介。
どんなLEDランタンが欲しいかを想定しながら、選んでみてくださいね!
明るさ最強!メインにも使える高ルーメンタイプ
まずはメインランタンとして選びたい、明るさ1,000ルーメン以上のモデルをご紹介。明るさ調節機能や防水・防塵機能などと併せてチェックしてみてください。
ジェントス パワーバンクランタンEX-000R
●重量:約680g
●給電方法:USB充電式,専用充電池または単1形アルカリ電池×3本
●明るさ:1,000ルーメン
●連続動作時間:白色強/6時間,白色弱/174時間
ジェントス エクスプローラーEX-1300D
●重量:1,220g
●給電方法:単1形アルカリ電池×4本
●明るさ:1,300ルーメン
●連続動作時間:白色】7時間(強)/260時間(弱)
ロゴス パワーストックランタン2300
●重量:1,020g
●給電方法:USB充電
●明るさ:1,300ルーメン
●連続動作時間:強/9時間,弱/140時間
コールマン ランタンバッテリーガード1000
●重量:約570g
●給電方法:アルカリ単1形乾電池×4本
●明るさ:1,000ルーメン
●連続動作時間:約14時間
ハイランダー 1100ルーメン 2個
●サイズ:8.5×8.5×19cm
●重量:500g
●給電方法:単1形乾電池3本
●明るさ:1,100ルーメン
●連続動作時間:約12時間
ルーメナー ルーメナー2
●重量:280g
●給電方法:USB充電
●明るさ:100~1,500ルーメン
●連続動作時間:8~100時間
暖色・白色・切り替え可能タイプ
白色と暖色から選べるのもLEDならでは。手元をしっかりと照らしたい場合は白色、テント内でリラックスして眠りにつきたいときの常夜灯や寝室のテーブルライトには暖色がおすすめです。
白色と暖色それぞれ調光ができたりスイッチで切り替えられる“良いところ取り”のタイプもありますよ。白色と暖色を選び難いという人や、シーンに合わせて使い分けたい人にはミックスがおすすめです!
ジェントス EX-777XP
●重量:817g
●給電方法:単1形アルカリ電池×3本
●明るさ:280ルーメン
●連続動作時間:約72時間
ジェントス SOL-036C
●重量:400g
●給電方法:単3形アルカリ電池×6本
●明るさ:380ルーメン
●連続動作時間:約14時間
▼ジェントスのLEDランタンについて詳しくはこちら!
バルミューダ LEDランタン
●重量:約630g
●給電方法:USB充電
●明るさ:195ルーメン
●連続動作時間:3時間
プリズム クレイモア3フェイス+X
●重量:960g
●給電方法:USB充電
●明るさ:70~5,000ルーメン
●連続動作時間:7.5~78時間
▼プリズム クレイモア3フェイス+Xについて詳しくはこちら!
屋外でも安心!防水・防塵タイプ
ここでは防水性と防塵性が特に高いモデルをピックアップ。悪天候に見舞われやすい高山や標高の高いキャンプ場を好む方は、防水性や防塵性が高いモデルを選んでおくと安心です。
コールマン バッテリーロックLEDノスタルジアランタン
●重量:約1.8kg
●給電方法:単一形乾電池×6,ACアダプター
●明るさ:約700ルーメン
●連続動作時間:High/約15時間,Low/約250時間
レッドレンザー ML6 Warm
●重量:約71g
●給電方法:USB充電
●明るさ:300ルーメン
●連続動作時間:
▼レッドレンザーのおすすめについて詳しくはこちら!
照らすだけじゃない!「多機能搭載タイプ」
最後はユニークな機能を搭載したLEDランタンをご紹介。蚊を退治する効果や音楽を再生するスピーカーなど、ライト+αの用途を賄う進化系LEDライトも多数登場いしています。
ただ、必ずしも多機能が良いわけではないというのも注意点。中には機能が多すぎて使いこなせず無駄になるケースもあります。低価格で多機能なLEDランタンの場合は“器用貧乏”となってしまうこともあるので、本当に必要なスペックの見極めも大切です。
ROOT CO.PLAY HEX-SoLa Ver.2
●重量:300g
●給電方法:USB充電
●明るさ:1,500ルーメン
コールマン 360°サウンド&ライト
●重量:約1.0kg
●給電方法:USB充電
●明るさ:High400ルーメン/Medium175ルーメン/Low80ルーメン
●連続動作時間:High約7時間/Medium約16時間/Low約40時間
ゴールゼロ ライトハウスマイクロフラッシュ
●重量:72.57g
●給電方法:USB充電
●明るさ:150ルーメン
▼ゴールゼロのおすすめについて詳しくはこちら!
最強のLEDランタンで快適なキャンプを実現
様々な種類があるLEDランタン。手軽に扱えてランニングコストもかからないなどメリットもたくさんありますが、一番は適材適所のアイテムを選ぶこと。
場所や用途に合った光量のモデルをチョイスし、充電方法や点灯時間にも注意して快適なランタンを見つけてくださいね!