LEDランタン界に新たなブーム到来!?「LEDLENSER(レッドレンザー)」の新作をレビュー

2020/07/03 更新

ドイツ警察など各国の公的機関で採用されている、プロ仕様のガチなライトを手がける「LEDLENSER(レッドレンザー)」。100以上もの特許を取得している世界的な実力派メーカーから、キャンプで活躍しそうなLEDランタン「ML4」「ML6」がリリースされています。その実力がどれほどのものなのか、実際にキャンプで使ってみました。


アイキャッチ・本文画像撮影:筆者

キャンプで使いたいML4、ML6に注目!

数々の賞を受賞し、スタイリッシュな高性能ライトを送り出し続けるレッドレンザーは、アウトドア用のハンディライトやヘッドライトもリリースしています。今回、注目するのはご覧のLEDランタン。

ML4、ML6、ML6 Warm Light(左から)が、キャンプで使い勝手がいいとInstagramやYou Tubeで話題になっているんです。

というわけでさっそく現物を入手! じっくりと観察し、実際にキャンプに持って行って使ってみました。


ML4を徹底的に観察

まずはレッドレンザーの新作、超小型のML4から見ていきましょう。

パッケージされているのは、本体と充電ケーブル。見慣れないコネクタのケーブルですが、のちほどしっかり見てみます。

説明書が同封されていました。日本語ではありませんが、ほとんど図解のみなので、なんとなく理解できました。多様な点灯モードがあるようです。

サイズ感を確認してください。手のひらサイズにも達しない、見事な小ささ。光量は最大300ルーメンとのことですが、にわかには信じがたいものがあります。

ボディ上部にはカラビナフックが。バックパックにぶら下げて持ち歩いたり、ガイラインに吊るしたりできますね。

スイッチはボディ上部のシリコンカバー付きボタン。ワンプッシュで点灯し、押すごとに光量が調節されたり、点滅モードになったりします。

またスイッチONのときにシリコン部分が光り、緑なら残量たっぷり、赤なら要充電……とバッテリーの残量を示します。

なんと単三電池が使用可能

さきほど気になった充電ケーブルがこちら。一方の端っこはUSB Type-Aでパソコンやモバイルバッテリーなどに接続、本体に接続するもう一方は、マグネット式が採用されています。

これはおそらく、防塵・防水性能を高めるためでしょう。なんかかっこいい!

使用する電源は「500985」という専用充電池。最長で45時間の点灯が可能というスペックでした。

取り外すことができるので、寿命がきたらこれだけを買い換えればOK。公式オンラインショップでは1本で3,300円+税でした。

そして特筆したいのが、ML4では単三電池も使うことができるということ。専用充電池とは電圧が異なるので、ML4の性能を最大限に引き出すことはできませんが、ともかく乾電池で代用が可能なんです。これはいざというときに助かる仕様ですね。

光り方に特長が

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点灯させてみました。レンズにマイクロプリズムテクノロジーが活かされているようで、光量の割には眩しく感じにくいという特長があります。

下方向から覗き込むと眩しく感じますが、真横から見る分には不思議と眩しくなく、やや上方向から見ると、まったく眩しくありません。

豊富な点灯パターン

光の色は、ホワイトとレッドを切り替えることが可能。それぞれ弱~中~強~点滅とモードを切り替えることができ、スイッチを2連打すればホワイトのブーストモードに。

光量は弱で5ルーメン、中で50ルーメン、強で150ルーメン、ブーストで300ルーメンに達します。

防塵・防水性能はIP66

小さなボディながら、保護等級はIP66という頼もしさ。台風が直撃してもへっちゃらで、苦行のような過酷キャンプでも遠慮なく使うことができます。

それでは、実際にキャンプで使ってみましょう。

ML4を実際にキャンプで使ってみた

吊るす系の携帯が便利

実際にキャンプに持って行ってみました。まず持ち運びの負担がまったくありません。本体のカラビナフックで、バックパックなどにひょいと取り付けることができ、71gという軽さもあってキーホルダー感覚でした。

このまま点灯させれば夜間の視認性アップにも活用でき、アウトドアに限らず、通勤や通学でも役立つだろうと思われます。

こんなふうにパンツのベルトループに下げておいてもいいですね。暗闇のなかトイレに行くときなど、足元を照らしてくれます。何かを重点的に照らしたい場合は、サッと取り外してハンディライトのように使えばOK。

たどり着いた活用スタイル

ガイラインに吊るしたりテーブルに置いたりと、さまざまな使い方を模索した結果、たどり着いた使い方は「パラコードで首からぶら下げる」です。71gの軽さを活かしました。

自分はまったく眩しくなく、それでいて手の届く範囲がつねに照射されます。身体の向きを変えてもヘッドライト的についてきてくれるので、真っ暗闇での調理等をサポート。炊事場に行くときなど、このまま立ち上がるだけで、明るい足元で安全に歩行できました。

ML4のココがすごい!

明るさや光の質も優秀だったのですが、やっぱり最大の長所は、単三電池が使えることだと思います。キャンプに忘れ物はつきものですが、バッテリー類の充電などはその常連。道中のコンビニでも補充できる点は、ガスストーブで言えばCB缶を使うような安心感がありました。

極論を言えば充電しなくてもOKということで、備災ギアとしても有用なLEDランタンではないでしょうか。

単三電池が使えるからといって、専用充電池「500985」が家庭用のコレに対応しているわけではないのでご注意を。試してみましたがサイズ的に不可能でした。

さて次に、ML4に先立ってリリースされたML6の実力を見ていきましょう。

ML6をじっくり見てみよう

全長178mm、重量280gとほどよいサイズのML6。最大で750ルーメンの光を発し、ソロならメインのランタンとして、ファミリーでもメイン寄りの補助ランタンとして活躍しそうなアイテムです。

パッケージの内容がこちら。専用の収納袋が付属します。何やらスタンド的な物体もありますね。

ML4では1つだったボタンが、ML6では3つ。メインスイッチの他、「+」と「-」で光量の調節を行えます。光量は5~550ルーメンの間で無段階調節が可能。「+」を2連打するとブーストモードに入り、750ルーメンもの光量に。

U字型のフックはラバー製で、これによりロープなどに吊るすことができます。

自由自在すぎる設置方法

スタンドを使ってみましょう。こちらもラバー製で、ボディの下部にかなりしっかりと固定されます。

ただ立てるよりも、どっしりと安定した自立式ランタンとなりました。グリップ力もあり、多少の傾きでも影響がなさそうです。

スタンドの裏にメタルフックが搭載されていました。これでガイラインなどに吊るすことができますね。ボディ上部のラバーフック、こちらのメタルフック、どちらでも吊るせるというわけです。

ボディの底には強力なマグネットが仕込まれていました。車のボディやスチール製のポールなど、好きな場所に設置可能です。
底の中央には、ネジ穴が……。これは一体なんでしょうか。

なんとカメラの三脚に取り付けることも可能! 置ける場所がなくても、吊るせるロープがなくても、三脚をランタンスタンドとして活用できてしまうんです。これは個人的にいちばん嬉しい仕様でした。

USB給電もこなせます

ML4と同様、バッテリーは取り外し可能。純正の専用充電池「501001」を使用しており、最長点灯時間は200時間。単体でも販売されているので、劣化したら電池だけ(6,600円+税)を購入すればOK。

ラバーフックを外すことで、充電ポートが現れます。対応するUSBの形状は一般的な「micro USB Type-B」。

ラバーフックの逆サイドを外せば、給電ポートが。3000mAhの容量を利用し、スマホ等の充電をすることが可能です。キャンプでのスマホ充電手段はいくらあっても困らないので、給電もできるのは助かりますね。

眩しく感じにくい光質

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どんな光なのか、点灯させてみました。マイクロプリズムリフレクターを搭載しているそうで、ML4以上に眩しく感じませんでした。だからといって周囲への照射が物足りないというわけではなく、なんだか不思議なランタンです。

上から見るとまったく眩しくない、横から見てもまあ眩しくない、ただし下から見ると眩しい……というのはML4と同様でした。
光の色は、ML4と同じくホワイトとレッドに切り替え可能。ただしML6は点灯パターンが非常に多彩で、ストロボのように激しく点滅したり、SOSのモールス信号を送ったり、リラックス効果のありそうな、ゆらぎ点灯までこなします。

ムードのあるML6 Warm Lightも

ML6シリーズには、「ML6」と「ML6 Warm Light」という2つの製品が用意されています。見た目はほぼ一緒なんですが、光の色が違うんです。
ML6 Warm Lightの光には、このように暖かみが。ML6ではホワイトだった光が、ML6 Warm Lightではオレンジがかっているんですね。ML6 Warm Lightの方はリリースされたばかりですから、こうした光を好むキャンパーの声が反映されたのでしょう。

ちなみに防塵・防水性能は、ML6とML6 Warm Lightとで異なります。
ML6→IP54
ML6 Warm Light→IP66
というわけで、品質にこだわるレッドレンザーですから、Warm Lightではひっそりと改良が加えられたのだと予想しています。

さあ、それではML6シリーズをキャンプに連れて行ってみましょう。

ML6を実際にキャンプで使ってみた

場所を選ばずに暗闇を駆逐

豊富な設置手段は、キャンプサイトで本当に重宝します。まずはスタンドのフックでパラコードに。テントの出入り口用の明かりとなりました。



スタンドで力強く自立するので、テーブル上でも活躍します。ガスランタンに比べて直径が小さいので、場所をとらないのも助かりましたね。

マグネットにより、スチールのポールに固定できました。この日はランタン用ループのない幕を使ったので、マグネット機能はとても重宝しました。

ペグに取り付けて、足元灯にするという手もありますね。また、暗くなってからキャンプ場に到着したときは、車のボディにくっつけて設営時の明かりにできると思いました。

特に便利だと感じた設置用ギミック

カメラの三脚に取り付けられるのが、特に便利に感じられました。焚き火の横に待機してもらって、薪を割るときや調理のときに、ひょいと持ち上げて都合のいい場所に移動させることができます。

プレートを使ってカメラの横に設置し、動画撮影時の照明にも。そりゃ撮影用のLEDライトの方が強力ですが、明るすぎるのも情緒がないし、下手をしたら他のキャンパーの迷惑になってしまいます。その点、ML6はちょうどいい塩梅の照明となりました。

気になった点は?

下方向への光が強いので、ガイラインなどに吊るす場合はラバーフックを使いたくなります。しかしラバーフックで吊るす場合、充電ポートもしくは給電ポートの部分をいったん外す必要があり、それがスマートではないと感じました。

……と現地で思っていましたが、別にカラビナを用意すればいいだけの話ですね。設置無双のML6に甘えていました。

ML4の話にもなるんですが、ML4とML6の操作が近いようで明確に異なります。たとえばML4はワンプッシュで起動するところ、ML6は長押しで起動。

ML4のボタンを長押しして「あれ、起動しない?」ということが何度かありました。いやそれくらい覚えろよ……との意見はごもっともです。でもやってしまうんです。

結論・普段から使えるML4、工夫が生きるML6

ML4もML6も、性能と使い勝手に不満が出ることは、まずないと思われます。特にキーホルダー感覚で使えるML4は、リーズナブルで単三電池も使え、塾に通う子どものバッグに取り付けるなど、普段から活躍するので間違いなくオススメです。

対してML6の方は、いくら高機能とはいえ競合アイテムの多いジャンル。キャンパーによっては、すでにキャンプサイトでポジションが埋まっている場合も多いのではないでしょうか。

しかし設置方法の豊富さは感動的で、光の欲しかった場所に、自在に明かりを誕生させることができます。ランタンの設置場所にこだわりたいキャンパーは、ぜひML6を候補にしてください。自分なりに工夫することで、満足度の高いサイトになりますよ。

ITEM
レッドレンザー ML4
【光束】ブースト:300lm / パワー:150lm / ミドル:50lm / ロー:5lm
【点灯時間】ブースト:- / パワー:2.5h / ミドル:8h / ロー:45h
【保護等級】IP66
【製品機能】スイッチロック、赤色点灯、マイクロプリズムテクノロジー、スマートライトテクノロジー、マグネット式充電
【点灯モード】ブースト、パワー、ミドル、ロー、ブリンク点滅


ITEM
レッドレンザー ML6
【光束】ブースト:750lm / パワー:550lm / ロー:20lm
【点灯時間】ブースト:- / パワー:4h / ロー:70h
【使用電池】専用充電池 【充電時間(約)】5時間
【保護等級】IP54(防まつ形)
【本体質量】約280g(電池含) 【本体寸法(mm)】Φ42x178
【付属品】専用充電池、ポーチ、USBケーブル、スタンド
【保証期間】5年間+購入後のオンライン製品登録で7年に延長


 

紹介されたアイテム

レッドレンザー ML4
サイトを見る
レッドレンザー ML6
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秋葉 実

なかなかキャンプスタイルが定まらない迷走キャンパー。一度しか使わないギアが増える一方だが本人は幸せである。趣味は飲み歩きで、吉田類を敬愛し甲類焼酎を好む。

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