ウィンナーウェル「ノマド」Mサイズ
手持ちの薪ストーブ、ウィンナーウェルの「ノマド」Mサイズを設置してみました。
煙突が上部のスクエアスペースに接触するのではないかと不安でしたが、そんなことはありませんでした。言うまでもなくウッドストーブシリーズも同様でしょう。
天板は一部を外した状態、また一部だけを設置した状態で使っても問題ありません。薪ストーブを使用する場合、思いきってフロント側の天板を外してしまうことで、薪の投入がスムーズに行えます。
高さは下から3番目に設定し、天板の高さは37cm。もう1段階、低くてもよさそうでした。
ソロストーブ「レンジャー」
一昨年に爆売れした焚き火台、ソロストーブ「レンジャー」を設置してみました。
薪を上から放り込むタイプの焚き火台のため、スクエアスペースを備える当アイテムとは相性が悪そうだと読んだのですが、薪を差し込む隙間は十分に確保され、問題なさそうです。
レンジャーは二次燃焼により煙が出にくいので、スクエアスペースで食材を燻すことは難しいでしょう。
しかし驚くほど大きな炎が立ち昇りますから、スクエアスペースで何かを焼いたり、お湯を沸かしたりできる可能性が……。グループキャンプで楽しい余興となりそうですね。
ピコグリル760
続いて「ピコグリル760」をインストール。長辺約54cmのピコグリル760は、サイズ的にぴったりといったところですね。
火床面積のわりには低い焚き火台なので、テーブル側をめいっぱい低く調節しても、天板とは差ができました。しかしまあ問題があるとは思えません(※)。ではこちらのピコグリル760で、実際に焚き火をしてみましょう。
※のちほど問題が発生します。お楽しみに。
実際に焚き火台で使ってみた
火を起こしました。薪を動かす際に、上部のスクエアスペースが邪魔に感じられるのではないかと予想していましたが、意外にも気になりませんでした。このへんのバランスが、しっかり考慮されたピラミッド型のようです。
全方向に焚き火テーブル
焚き火のすぐ近くに、熱に強いテーブルがあるというだけで、カップやクッカーの置き場所としてありがたいもの。これが全方向に備わっているのですから、複数人数で炎を囲む際には、快適であること間違いありません。
ステンレス製の天板は、アチアチのケトルでも遠慮なく置くことができます。
スクエアスペースはじつに有能
複数人数で焚き火を囲むと、それぞれの食器でテーブルはすぐ手狭になりますよね。また人が輪になっているときに、メイン料理をどこに置くかという問題も生じます。
その点、スクエアスペースは持て余したクッカー類の避難場所にもなりますし、みんなの手の届く位置にメイン料理を配置することも可能にします。耐荷重は20kgもあるし、スクエアスペースの利便性はかなり大きいでしょう。
スクエアスペースで、試しにベーコンを燻してみましょう。水分が飛んで旨味が凝縮され、煙の香りがついて風味がUPするハズです。
約30分後、ほんのりと色がつきました。実食したところ「クラムチャウダーやパエリアに使ったら最高だろうな」的にグレードアップが確認できました。
桜の薪を使って焚き火をしたら、もっといい香りがつくでしょうね。また豚バラ肉のブロックで、豪快な青空燻製に挑戦するのも楽しそうです。
使用する上で気をつけたいポイント
焚き火の途中で風が出てきた結果、一部の天板に炎が襲いかかる事態となりました。この部分の天板には、ススがたっぷりと付着して片付けが大変なことに……。
焚き火開始前に「問題があるとは思えません」とか言ってましたが、撤回します。今回のように「風がある+火床が天板よりも低い」という条件が揃ってしまったときは、風下の天板を炎とススが直撃します。
そもそも燃焼系アイテムと組み合わせて使用するため、ススが付くのを一々気にするのはナンセンスかもしれません。
しかしできるだけそのような事態を回避したいなら、中央に設置する焚火台の火床は天板よりも高めが理想的です。テーブルの天板をめいっぱい低く調節しても、焚き火台より高くなってしまう場合は、写真のように土台をかませるのが無難でしょう。
手持ちギアの高さに対応できる画期的テーブル
冬のファミリーキャンプやグループキャンプで、大いに役立ちそうな「ウッドストーブテーブル」。高さが調節できることと、スクエアスペースの存在は画期的でした。ぜひ薪ストーブや焚き火で活用してください。高さを調節できるので、きっと手持ちの愛用ギアにフィットしますよ。
「ウッドストーブテーブル」の詳細はこちら