セット内容は?
中身を取り出してみました。脚が4本に、囲むように設置される天板が4枚、そして熱源の上部に位置する「スクエアスペース」を構成するパーツが入っていました。
専用のスタッフバッグも付属。オールステンレス製がゆえに11kgのヘビーギアですから、持ち運びのしやすさにしっかり考慮されています。スタッフバッグは2室構造なので、収納のしやすさも上々です。
まずは脚を逆さに取り付け
それでは初見で組み立ててみましょう。スクエアスペースのベースとなる枠パーツを、逆さにして脚を取り付けていきます。
それぞれの脚の根本は、三角形になっています。枠パーツにはそれを受け入れる三角形のホールが作られていて、はめ込んで蝶ネジを締めればOK。蝶ネジが多少は緩んでも、外れにくい構造になっていました。
4本の脚を取り付けたら、逆さにします。それっぽい形状のフレームができあがりましたね。
きっちりハマるテーブル天板
天板を取り付けていきましょう。脚には折りたたみ式のブラケットがあり、それを広げることで天板を組み込める状態となります。
4枚の天板を1枚ずつ組み込んでいきました。天板はただ載せて設置するわけではありません。
ブラケットにはレールのような溝が作られています。天板は4辺ともL曲げされているので、このレールにしっかりとはまり、スライドすることがありません。
スクエアスペースは【ステンレス天板・網・天板なし】の3パターンから選択
最後にスクエアスペースに天板を取り付けるのですが、天板はステンレスと網の2種類が用意されています。これは用途に応じて使い分けができる仕様です。この上部を活かす構造もかなり個性的なポイント。
ステンレスの場合、ケトルやダッチオーブンなど下段の天板に置ききれないモノの避難場所となります。ある程度は熱が昇ってくるので、冷たいドリンクなどを置く用途には適しません。
こちらが網。薪ストーブではなく焚き火台を使用する場合、ここにベーコンなどを配置して、燻すことができるようです。もちろんステンレスと同様に、ケトル等の避難場所としても活用できます。
また、どちらの天板も使用しないという選択肢もアリ。ティピー型テントのメインポールを中央に潜らせれば、テーブル単体使いとしても重宝しそうです。
最大のメリットは、高さの調節ができること
初見でしたが、1人で難なく完成させることができました。苦労らしい苦労はなかったです。どっしりとしたピラミッド型が、何だか頼もしいですね。
それでは細部をじっくりと見ていきましょう。
天板にはテンマクデザインと「WINNERWELL(ウィンナーウェル)」のロゴが刻まれていました。ここにきて触れるのも恐縮ですが、当アイテムはテンマクデザインとウィンナーウェルとのコラボ製品なんです。
ウィンナーウェルは「鉄のスペシャリスト集団」として知られるブランドで、ヨーロッパ向けの薪ストーブが特に有名です。
脚を見てみましょう。6つの穴が空いていて、その1つからプッシュピンが突出していますね。この部分こそが当アイテムの最大の特長です。全高84~66cmの間で、6段階に高さを調節できるんです。
キモとなる部分なのでより詳しく述べると、天板は次の6つの高さに調節可能です。47.5/44/40.5/37/33.5/30.5cm。
選べる高さは6段階
高さの変動をご確認ください。比較対象として、全高70cmのフィールドア「ポータブルチェア T/C」を並べておきました。
焚き火のときにちょうどいいローテーブル状態から、膝を潜らせることができる状態まで、状況に応じて自由に設定できますね。
手持ちのストーブや焚き火台を入れてみた
次は実際にギアとの相性を見ていきます。