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SAKUTTO

9/1は「防災の日」。防災士が選ぶ一押しキャンプギア12選

多発する自然災害。だれもが自分事として日常生活の中に防災を取り入れることで、いざというときに落ち着いて行動でき、被害の軽減につながります。

今回はキャンパーでもあり、防災士でもある筆者が、災害時にも重宝するギアをご紹介します!

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目次

災害時に役立つギアを防災士が紹介

防災
画像撮影:筆者

自然災害が頻繁に発生する日本。関東大震災(1923年9月1日)を教訓に、毎年9月1日を「防災の日」として一人ひとりが自分事として日頃の備えを見直す大切な日です。

災害は、いつ、どこで起きるか予測困難ですが、日常の延長線上に起きる現実です。だれもが自分事として日常生活の中に防災を取り入れることで、いざというときに落ち着いて行動でき、被害の軽減につながります。

パタット

画像提供:CAMMOC

キャンプをしていると「これって災害時にも役立つのでは?」というアイテムや知識がたくさんあります。キャンプで使い慣れておけばいざというときに心強い。そんな12のアイテムを紹介します。

水・食料

水

出典:PIXTA

私たちの生活に欠かせない「水・食料」。とくに水は“飲み水”以外にも、お風呂、トイレ、掃除、洗濯などの“生活用水”としても必要。

飲み水の目安である「1人1日約3L×家族分+生活用水」を、復旧までの未知日数分備蓄するというのは、現実的に厳しいですよね。

そこで、備蓄水の他に自然の恵みである雨や川の水から飲料水を作れる術があると心強いです。災害時はもちろん、キャンプ中に水が足りなくなってしまったとき、家で予期せぬ断水にあった際にも役立ちます。

SAKUTTO「携帯浄水器」

SAKUTTO「携帯浄水器」

画像撮影:TOMOKO YAMADA

目に見えない細菌を99.99999%除去する携帯浄水器「SAKUTTO」は、フィルター交換なしで5000Lも浄水可能。ということは、4人家族の約416日分の飲用水をこれ1本で確保できてしまいます。

手のひらサイズのコンパクトさで、ライフラインの一つである水が確保できるならば持っておかない手はないのでは?

実際にかなり淀んだ池の水で試したレビュー記事がとても参考になるので、まずはこちらからチェックしておきましょう。

    SAKUTTO 携帯浄水器

    サイズ奥行き35×幅35×高さ140mm
    重量50g
    付属品洗浄用注射器、シリコンチューブ、ウォーターバッグ

    モンベル「リゾッタ」

    モンベル「リゾッタ」

    常温で長期保存可能な非常食。調理に手がかからず手軽に食べられる反面、そのままだと味気なかったり、固かったり……。

    「非常時こそ美味しいものを食べて、心も体も満たされるべき!」。

    そんな想いに答えた“美味しい非常食”が、実はモンベルから登場しているのをご存知でしょうか。

    モンベル「リゾッタ」

    モンベルが開発したアウトドア食品「リゾッタ」は、和洋中10種類の味が楽しめます。お湯でたった3分(水5分)で完成するフリーズドライ製法で、賞味期限は5年6か月と保存食として十分な長さ。

    肝心な味は、一つ食べると全種類試したくなる美味しさ!

    それもそのはず、製造はあの“味ひとすじ”永谷園。そのままでも満足度の高い一品ですが、+αのアレンジレシピを記事にて紹介しているのでぜひお試しあれ。

    トイレ対策

    トイレ
    画像撮影:筆者

    水や食料と同じくらい必要不可欠な「トイレ」。

    大規模な災害発生時、断水や排水管の損傷などにより、トイレは流せなくなると認識しておいてください。

    だからといって、トイレを我慢したり、食事を制限したり、不衛生な場所で排泄することは、命を落とす危険性もあります。

    個人差はありますが、「1日約5~7回×一週間分のトイレ」と「安心してできるトイレ環境」を今のうちに備えておきましょう。

    Qbit「いつでも簡単トイレ」

    Qbit「いつでも簡単トイレ」

    画像撮影;筆者

    おすすめは、大容量かつコンパクトで置き場所を圧迫しないQbitの「いつでも簡単トイレ」。

    排泄袋+凝固剤+手袋がセットになり、トイレに被せて使うタイプです。

    災害時はゴミ収集も通常運転とはいかないため、菌の増殖や臭いを押さえる凝固剤+消臭袋を選びましょう。加えてトイレットペーパーや生理用品、おむつ、除菌シート、手指消毒液などの備えもお忘れなく。

      Qbit いつでも簡単トイレ

      セット内容黒色ポリエチレンビニール袋 10枚x5セット(50枚)
      ポリエチレンビニール手袋50組
      凝固剤50個
      便器カバー4枚

      折りたたみ簡易トイレ

      折りたたみ簡易トイレ

      環境の変化は大きなストレスに繋がります。そんなとき、「折りたたみ簡易トイレ」があると、普段と変わらない体制でできるので、我慢することなく落ち着いて用を足すことができます。

      トイレの備えは意外と盲点だったという方もいらっしゃると思うので、こちらの記事で簡易トイレの使い方を覚えておきましょう。

      停電対策

      NATURA「B.F.F LEDライト」

      NATURA「B.F.F LEDライト」

      出典:SYRIDE Inc.

      停電発生時、安全を確保する上でも明りの確保がマスト。でも、いざ使おうというときに電池や充電が切れていては、せっかく用意したのに本末転倒……。

      そこで、災害時はもちろんキャンプにも重宝する画期的なライト「B.F.F LEDライト」がおすすめ。

      LEDライトの中では業界初となるリン酸リチウムイオン電池(ポータブル電源などに使われる)が使われ、バッテリー寿命が長く、放電率は1%と満充電のまま保管可能でいざというときにも心強い!

      NATURA「B.F.F LEDライト」

      画像撮影:CAMPたかにぃ

      さらにバッテリーとしての機能も搭載しており、スマートフォンや他のLEDライトの充電も可能。実際にキャンプで一晩中つけっぱなしで就寝したらどのくらい量が減っているのか?

      想像以上の結果となったのでご覧ください。

        NATURA B.F.F LEDライト

        サイズW4.6cm×D4.6cm×H10.5cm
        重量152g
        電池リン酸鉄リチウム電池(LiFePO4)
        電池容量4,000mAh
        防水性能IPX6(type-Cポートのキャップ着用時)

        ジェントス「EX-334D」

        ジェントス「EX-334D」

        画像撮影:TOMOKO YAMADA

        停電対策として、充電式ライトの他に「乾電池式ライト」の合わせ持ちを推奨します。

        停電中に充電式ライトの充電がきれてしまったら、モバイルバッテリーやポータブル電源などがない限り復活は厳しい……。

        けれど、乾電池式があれば電池をいくつかストックしておくこともでき、キャンプ中であれば売店やコンビニなどでも手に入りやすいですよね。

        なかでもジェントスの「EX-334D」は小型、軽量、明るいと三拍子を揃えた秀逸ライト!

        ジェントス「EX-334D」

        画像撮影:TOMOKO YAMADA

        コンパクトながら最大440lmとメインランタン級の明るさを誇り、弱モードで最大100時間ももちます。

        乾電池は単3×4本。さらに状況に合わせて使い分けることができる驚きの機能が付いています。

          ジェントス EX-334D

          サイズφ59.0×132.0mm
          重量242g(電池含む)
          使用電池単3形アルカリ電池×4本(エネループ・充電式エボルタ使用可能)
          明るさ(約)440ルーメン(最大時)
          点灯時間8(白色/強モード)〜100時間(昼白色/弱モード)
          耐塵防滴IP64準拠
          使用光源高輝度チップタイプ白色LED×10個、高輝度チップタイプ暖色LED×5個

          モバイルバッテリー・ポータブル電源

          Anker 「511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)」

          Anker 「511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)」

          画像撮影:haru.

          私たちの日常生活を支える基盤となる「電力」

          普段の生活で、何にどれくらいのパワーを使っているかを把握することで、確保すべき電源の容量やスペックが見えてきます。

          まずは日常的にも活躍する、持ち運びに便利な「モバイルバッテリー」。

          すでにお持ちの方も多いと思いますが、“モバイルバッテリー自体の充電を忘れた……”という虚しい経験をした方も多いのでは?

          そんな問題を解決してくれるのが、アンカーの「511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)」です。

          Anker 「511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)」

          画像撮影:haru.

          USB急速充電器とモバイルバッテリーが一体となったモデルで、コンセントが内蔵されています。

          そのため、外出先にコンセントがあれば、モバイルバッテリー自体の充電が可能。詳しくはこちらのレビュー記事をご参照ください。

            Anker 511 Power Bank

            サイズ約78 x 44 x 31mm (プラグ部を除く)
            重さ約185g
            バッテリー容量5000mAh

            Jackery 「ポータブル電源 1000 New」

            Jackery 「ポータブル電源 1000 New」

            冷蔵庫や電子ケトル、ドライヤーなど家電にも対応可能な大容量のポータブル電源

            こちらも本体自体の充電残量がゼロだと使えないので、ソーラーパネルやカーチャージャーなどと併用持ちを推奨します。

            今年あらたに発売されたジャクリーの「ポータブル電源 1000 New」は、昨年発売された「1000 Plus」よりひと回りコンパクトで、手の届きやすい価格となっている注目の新作です。

            Jackery 「ポータブル電源 1000 New」

            容量1,070Wh、定格出力1,500W。冷蔵庫(500W)、電気ケトル(850W)、ポータブルエアコン(1,000W)、コーヒーメーカー(1,080W)などが問題なく使用可能。

            安全性や充電時間についてはこちらの記事をチェック!

              Jackery ポータブル電源 1000 New 1070Wh

              サイズ38 x 37 x 28.5 cm
              重量10.8 kg
              定格出力1500W
              容量1070Wh

              ガス・調理

              スノーピーク「HOME&CAMPバーナー」

              スノーピーク「HOME&CAMPバーナー」

              画像撮影:山畑 理絵

              ガスの供給がストップした際に困ることは、料理や暖房、お風呂などがあげられます。浄水した水を沸かしたり、米を炊きたいときにあると便利なのが「ガスコンロ・ガスバーナー」ですよね。

              スノーピークの「HOME&CAMPバーナー」は、一般的なカセットコンロに比べて軽量かつコンパクト。置き場所を圧迫せず、持ち運びやすい点から屋内外問わず重宝します。

              スノーピーク「HOME&CAMPバーナー」

              画像撮影:山畑 理絵

              ガスコンロ本体に加え、ガスボンベの備えもお忘れなく。

              安全に使用するためにも、メーカー推奨のガスボンベをセットしましょう。開封レビューではさらに詳しく掲載しているのでご参照ください。

                スノーピーク HOME&CAMPバーナー

                収納サイズ90×120×255(h)mm
                重量1.4kg
                材質ステンレス、スチール、アルミニウム合金、ブラス、樹脂、ゴム

                イワタニ「ビストロの達人Jr.」

                イワタニ「ビストロの達人Jr.」

                ソロキャンパーにおすすめしたいのが、1台でカセットこんろ・ホットプレート・グリル鍋として使えるイワタニの「ビストロの達人Jr.」。

                カセットこんろ・プレート・ガラス蓋の3点セットで軽量かつコンパクト。

                「もうこれ1台でいいんじゃないか」と筆者をうならせるほどの逸品! その理由について詳しくご紹介します。

                  イワタニ ビストロの達人Jr.

                  サイズ本体:約296×220×176mm(幅×奥行×高さ)
                  プレート:約166×33mm(鍋底直径×高さ)
                  重量約1.9kg(ボンベは含まず)
                  火力1.39kW (1,200kcal/h)
                  連続燃焼時間[イワタニカセットガス使用時] 約144分
                  [イワタニカセットガスジュニア使用時] 約70分
                  カラーホワイト・ブラウン
                  材質[本体] 鋼板 (粉体塗装)、[プレート] アルミ板(フッ素樹脂加工)、[ごとく] 耐熱アルミダイカスト、[バーナー] 真鍮、[点火つまみ] ABS 樹脂
                  使用ガスイワタニカセットガス、イワタニカセットガスジュニア
                  使用できる鍋の大きさ鍋の口径が16cm以下、小さい鍋の場合鍋底11cm以上

                  暑さ対策

                  パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」

                  パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」

                  画像撮影:TOMOKO YAMADA

                  厳しい猛暑のなかライフラインが止まったら……と考えるだけでも恐ろしいですよね。

                  季節に合わせた備えというのも非常に重要。夏に防災バッグをもって避難したのに、中身はホッカイロと毛布が入っていても使わないですよね。

                  防災目的としての暑さ対策も、せっかくなら日常やキャンプで使えるものを選びましょう。パワーアークの「ウェアラブルネッククーラー2」は、キャンパーの皆さんにこそ推したいアイテムのひとつ!

                  パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」

                  画像撮影:TOMOKO YAMADA

                  大型の冷却プレートに加え、両サイドに3段階のファン機能がついて、さらに加熱もーどもあるため冬にも使えるという優れモノ。猛暑のなかで身体を張ったレビューは必見です!

                    PowerArQ ウェアラブルネッククーラー2

                    サイズ19.4×15.3×5.3cm
                    重量350g
                    電池容量5000mAh/18.5Wh

                    THANKO「ひんやり水流快眠マット2

                    THANKO「ひんやり水流快眠マット2」

                    画像撮影:くにぱぐ

                    夏場は昼だけでなく、夜も暑くて眠れないという日もありますよね。THANKOの「ひんやり水流快眠マット2」は、水冷式で温度を下げるヒンヤリマット。

                    上記画像右にある白い本体内に水を入れてファンを回すことで、マットに冷えた水を循環させるのですが、本体自体水冷扇機としても使用可能

                    とはいえ、この本体の電力は? 気になった方はこちらの記事をチェック!

                      THANKO ひんやり水流快眠マット2

                      サイズ本体:幅160×奥行160×高さ280mm
                      マット:幅700×長さ1600mm
                      ファンサイズ:約幅120×奥行25×高さ120mm
                      チューブ長:約1m
                      USBケーブル長:約1.4m
                      重量本体:約850g
                      マット:約1,250g

                      キャンプをしながら、もしもに強い暮らしへ

                      画像撮影:内舘綾子

                      ライフラインのない自然のなかで過ごすキャンプは、楽しみながら道具の使い方やスキルが身につく素晴らしい機会です。

                      キャンプ道具はしまいこむのではなく、日常的に家の中でも活用することで、残量などが把握しやすくなり効率的に備えることができます。

                      筆者が所属するCAMMOCの新著書ラクして備える ながら防災 フェーズフリーな暮らし方』では、忙しい日々でも後回しになりがちな防災を“一石何鳥”にもなるアイデアや道具で快適に、ラクしながら叶える暮らしを紹介しています。

                      連日の記録的高温や集中豪雨など自然災害を身近に感じ、9月1日の「防災の日」に向けて防災意識が高まっている今こそ、手にとっていただきたい一冊です。

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