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ウェアラブルネッククーラー2

ハンディファンじゃ物足りない民へ。夏の猛暑をアグレッシブに冷却してくれるガジェットがこちらです

昨夏より、充電式「ネッククーラー」が気になっていたものの、本体が熱を持つ・プレートがフィットしない・重いなどの評価がつくアイテムが多く、購入を断念していた筆者。

ところが今夏、あのパワーアークから、昨年完売した人気モデルの最新版「ウェアラブルネッククーラー2」が登場! 早速購入したので、34℃の猛暑下でのリアルな使用感など、詳しくレビューします!

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目次

記事中画像撮影:筆者

充電式のネッククーラーって、実際どうなんだろう…?

キャンプで扇風機使用シーン(PIXTA)

30℃を超える猛暑日も少なくない、昨今の夏キャンプ。もはや遮光テントや扇風機では焼石に水感すらあり、何かもうちょっとアグレッシブな冷却ツールはないものか、と思っていた筆者。

かといって空調服を着るのも大袈裟すぎて、個人的にちょっと違う気がします。

ネッククーラー着用シーン(PIXTA)

出典:PIXTA

そこで気になっていたのが、充電式の「ネッククーラー」。内側の冷却プレートとファンで主に首を冷やすアイテムですが、実際どうなんでしょうか?

昨年、さまざまなモデルを調べて検討していた筆者ですが、いずれもレビューで下記の3点が指摘されていることが多く、結局購入には至りませんでした。

  • ⚫︎本体が稼働により熱を持ち、プラマイゼロ
  • ⚫︎サイズが選べないので冷却プレートがフィットしない
  • ⚫︎重くて(500g前後)肩こりしそう

昨年完売したモデルの最新版を入手!

ネッククーラー本体と箱

ところが今季、そんなユーザーボイスをしっかり反映した最新版が登場! それが、ポータブル電源でお馴染み、PowerArQ(パワーアーク)の「ウェアラブル ネッククーラー2」

昨年完売した人気モデルがさらにアップデートされたことを信じ、思い切って購入してみました。早速、猛暑の中で体を張って? 使ってみたので、詳しくレビューしていきます!

    パワーアーク ウェアラブルネッククーラー2

    サイズ19.4×15.3×5.3cm
    重量350g
    電池容量5000mAh/18.5Wh
    充電端子USB-TypeC 5V/12A
    防水性能IPX3
    材質ABS、アルミ合金、ゴム

    何がスゴイ?パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」

    その1|大型プレートと楕円形でフィット感UP

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー」(旧モデル)

    *画像は旧モデル/出典:Instagram by@powerarq

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」

    *画像は新モデル

    新・旧共に、冷却プレートには「ペルチェ式」を採用。2種の金属を合わせて電流を流すことで、一方は発熱してもう片方は吸熱する仕組みを利用しているので、加熱にも使えます。

    また、旧モデルでは小さな3枚のプレートだったのが、新モデルでは2枚の面積の広いプレートに変化。首の側面にある動脈をより効率的に冷やせる構造にアップデートされています。

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー」と「ウェアラブルネッククーラー2」を手持ち比較

    *左:旧モデル(出典:Instagram by@powerarq)、右:新モデル

    さらに、旧モデルに比べてより楕円形のフォルムになり、サイドのプレートが首に当たりやすい設計になっているのもポイント。

    また、フィット感が高いと気になるのが汗ですが、IPX3の防水性能を持ち、多少の汗くらいでは問題ないのもうれしいところです。

    その2|シリコン素材で断熱&柔軟性がUP

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」シリコン素材箇所アップ

    そして新モデルでは、本体中央、ちょうど首の真後ろに当たる部分にはシリコン素材を採用。

    冷却プレート以外の肌に触れる箇所を熱が伝わりにくいシリコンに変えることで、本体の稼働による発熱が伝わりにくいよう改善されているようです。

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」を開いて

    また、ここがグニャッと曲がって開くから、装着時もよりスムーズです。可動域が広く、首が太めの人にもオススメです。

    その3|さらに軽量化!旧モデル-50g

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」重さ計測

    旧モデルでは約400gあった本体重量。新モデルでは数々の機能的アップデートを遂げながらも、50gの軽量化を実現。筆者宅での実測値も349gとほぼ同じ。

    他社製品では500g前後の製品も多い中、350gという軽さはかなり魅力的ですよね。

    その4|最強モードでも2時間以上稼働

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」ファン部分アップ

    内側の冷却プレートだけでなく、上に向かって風が吹き上がるファンも、両サイドに搭載している「ウェアラブルネッククーラー2」。

    このファンのみのモード冷却+ファンのモード加熱モードの3モードが選べ、それぞれ弱・中・強の3段階で調節が可能です。

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」各モード3段階の稼働時間

    出典:Instagram by@powerarq

    しかも、5,000mAhの大容量バッテリー内蔵式だからコードレスで使え、冷却+ファンモードの強でも2時間15分稼働する頼もしさ。

    10,000mAhのモバイルバッテリーを接続しながら使えば、冷却+ファンモードの強で最長約6時間40分も使えます。

    その5|サポートが手厚い

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」のサポート

    出典:Instagram by@powerarq

    そしてやっぱり流石の国内メーカー! 購入後のサポートがスゴイ。30日間の返品・交換保証や1年間の長期保証に加え、カスタマーサポートは無期限で対応してくれる手厚さです。

    電化製品ってどうしても使ってみないと分からない部分があるし、決して安い買い物ではないので、このあたりも購入の決め手に。

    さっそく猛暑の中で使ってみた!

    34℃の公演

    「ウェアラブル ネッククーラー2」のスゴさは理解できましたが、そこはやっぱり使ってナンボ。実際に猛暑日に活躍してくれるのか、最高気温34℃の屋外でしっかり試してみましたよ。

    まずは充電してみる

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」充電中

    まずは、付属のType-Cケーブルで充電してみます。満充電まで約3時間10分ということですが、筆者宅での結果もほぼ同じ。残量がディスプレイに数値表示されるので分かりやすいですね。

    髪の毛に注意しながら装着してみた

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」装着シーン

    いよいよ実際に装着してみます! ここで、髪の毛が巻き込まれると危険なので、ファン吹き出し口にかかる長さの場合は、髪を結んでから着用するように注意しましょう。

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」装着完了

    気になるフィット感ですが、直径約31.5cmの筆者の首には、やや緩いくらい。けれど、冷却プレートの面積が大きいので、少し後ろへずらすとベストな当たり具合に調整できました。

    そして、重さは全く気にならず、非常に軽い着用感。今回撮影で約2時間ほど着用しましたが、全くストレスを感じませんでした。

    ファンモードから試してみる

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」ボタン操作

    操作系はディスプレイ下部に2つのボタンのみと、ごくシンプル。

    右側ボタンを2秒ほど長押しすれば電源のON/OFF、左側ボタンでF1(ファン)→C1(冷却+ファン)→H1(加熱)の3モードを切り替え、各モードの強弱調節(1・2・3)は再び右側ボタンで行います。

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」F1モード表示

    まずは、ファンのみのモードを選択し、F1(弱)・F2(中)・F3(強)で試してみました。動画はF3のときの様子。

    筆者が装着した場合、ちょうどアゴの両サイド端に風が当たりながら上へと抜けていく感じに。

    ですが、この日は最高気温34℃ということもあり、ファンのみのだと、F3の強さでもそれほど涼しさは感じられませんでした。

    冷却+ファンモードでは?

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」C3モード表示

    お次はいよいよ本領発揮! 冷却+ファンモードのC1(弱)・C2(中)・C3(強)でそれぞれで試し、使用前後の肌の表面温度を計測してみましたよ。

    ビフォー

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」装着前の肌温度計測

    アフター

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」装着後の肌温度計測

    このときは外気温34℃という暑さ。一気に涼しくなりたくて、いきなり「強」からトライ。稼働し始めてものの何秒もしないうちに、首筋は冷んやり!

    首から上の汗が一気に引いていく気持ち良さです。なお、3段階それぞれでの肌表面温度測定のビフォーアフターは下記の通り。

    • *3分間着用後の肌表面温度変化
    • ⚫︎強(C3):34.1℃3→31.7℃
    • ⚫︎中(C2):32.9℃→30.4℃
    • ⚫︎弱(C1):32.8℃→30.6℃

    いずれも、約2〜3℃以上肌表面の温度が下がりました! 体感ではもっと冷たく感じます。稼働による本体の熱も、シリコン素材のおかげかほぼ感じませんでした。最新版、やはりスゴイ!

    外気温34℃下で1km歩くと…?

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」装着して歩く

    その後も容赦無く太陽は照りつけ、ついに気温は34℃をマーク。続いては、公園内の一周約1kmのランニングコースを歩いてみることに。暑ぅ〜……。

    「ネッククーラー」の設定は冷却+ファンの強モードに。装着直後は冷却プレートの冷たさが心地よかったのですが……。

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」装着時

    5分ほど歩いたあたりから、肌が冷たさに慣れてきてしまい、あまり感じなくなってしまいました。けれど、実際に肌表面を触ると冷たく保たれており、安定した冷却効果を実感。

    ただし、外気温の高さゆえにファンからの風は生暖かく、ほぼ冷却プレートのみの効果です。

    34℃という猛暑下で体を動かすシーンでは、そこまで劇的に涼しい!……とはならないものの、首周辺を冷たくキープする機能がしっかり発揮されていたのは流石です。

    加熱モードも試してみた

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」H3モード表示

    真夏ということもあり、極端に寒い環境下ではないのですが、クーラーを25℃に設定した室内で加熱モードも試してみました。

    冷却モードのときと同じく、金属プレートはものの何秒で温まり、H3だと熱めのホッカイロぐらい。人によってはちょっと熱いと感じるレベルです。

    H2ではじんわりと、でも確実に首元を温めてくれる強さ、H1ではさらにゆるやかな温かさで、いつまででも着けていられる心地良いレベルでした。

    気になったのはこんなところ

    稼働音はそこそこする

    ファンの稼働音は、公式ページによると43.9〜52.6db。一般的に大きく聞こえてうるさい、騒音として認識されるのが60dbとされているので、そこそこの音はします。

    実際、近くに人がいる室内や電車内など公共の場所ではちょっと使いづらいレベル。旧モデルでは「冷却のみモード」が選べたので、ぜひ継承して欲しかったところです。

    ノールックでは操作しづらい

    パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」ボタン操作時

    3モード×3段階調節と電源ON/OFFまでの操作が全て、たった2つのボタンに集約されている点が気になりました。

    せっかくのディスプレイも装着時には見えず、指で触れてもほぼ認識できないフラットなボタンノールックで操作するのはなかなかの難しさ……。

    デザイン的にはスッキリと洗練されているのですが、せめてもう少しボタンに凹凸があるか、電源ON/OFFスイッチは別にあるといいなと思いました。

      パワーアーク ウェアラブルネッククーラー2

      サイズ19.4×15.3×5.3cm
      重量350g
      電池容量5000mAh/18.5Wh
      充電端子USB-TypeC 5V/12A
      防水性能IPX3
      材質ABS、アルミ合金、ゴム

      暑すぎてくじけそうなときに、秒でクールにリフレッシュ!

      パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」ロゴ側

      本体が熱くなる・プレートがフィットしない・重いといった欠点が、アップデートによって見事に改善されてた、パワーアーク「ウェアラブルネッククーラー2」。

      34℃という猛暑下では、劇的な涼しさが持続するレベルではないものの、暑さにくじけそうになったときに、ものの何秒で首元を冷やしてリフレッシュできるのは魅力です。

      また、装着し続ければ首元の冷たさは確実にキープしてくれるので、熱中症対策の1つとしても非常に効果的だと感じました。

      あなたも、この夏は「ウェアラブルネッククーラー2」で乗り切ってみませんか?

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