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アルミコンテナカスタムが白熱中！
「キャンプ沼」という言葉がありますが、ひたすらテントにハマる人もいれば、バーナーや焚き火台、ナイフばかり集めてしまう人など、その内情は実に多種多様です。
さらに、キャンプギアを収納するのに欠かせない「箱モノ」、すなわち収納BOXにハマる人もいるワケで……。
そして収納BOXと言えば、自分好みのカスタムを楽しむ人が多いのもキャンパーならでは。「トランクカーゴ」や「シェルコン」カスタムの流行もその一例です。
実は今、そんなBOXカスタム界に新たなムーブメントが到来！ 蓋付きでトランクのような「アルミコンテナ」のカスタムが白熱中なんです。今回は、その実例最前線をご紹介します！
こんな「アルミコンテナ」が人気！
実例の前に、ベースとなる「アルミコンテナ」の種類についてチェックしておきましょう。
「トランクカーゴ」や「シェルコン」と違って、さまざまなメーカーからリリースされている「アルミコンテナ」。
サイズや規格が微妙に異なるため、マッチするカスタムパーツなどにも違いがあり、カスタム例を参考にする際には注意が必要です。
VENTLAX アルミニウムコンテナ PANDORA25
| サイズ | 外寸：W515xD320XH200(mm) 内寸：W495xD295xH175(mm) |
|---|---|
| 容量 | 25L |
| 重量 | 約3.5kg |
| 材質 | 本体/アルミニウム合金(板厚：1.0ｍｍ)、ヒンジ/ステンレススチール、グリップ/樹脂 |
| カラー | ブラック、オリーブ、サンド |
VENTLAX（ヴェントラクス）「アルミニウムコンテナ PANDORA25」は、ミリタリーデザインへのこだわりが秀逸。カラバリも豊富で、25Lのほか45Lも展開。
DELTA/MT ExtremeX30 アルミコンテナ
| サイズ | 外寸：W517xD322XH240(mm) 内寸：W487xD288xH215(mm) |
|---|---|
| 容量 | 30L |
| 重量 | 3.7kg |
| 材質 | ボディ/アルミニウム合金、ヒンジ/ステンレススチール、グリップ/樹脂 |
| カラー | アルミニウム、ダークグリーン、マットブラック |
DELTA/MT「ExtremeX30 アルミコンテナ」は、業務輸送用途で作られたアイテム。シルバーとグリーンの2色が選べ、30Lのほか、39・60・73Lと豊富なサイズ展開も魅力。
DULTON アルミコンテナ "コンボイ 2" RC-S
| サイズ | 外寸：W520×D325×H245mm 内寸：W490×D290×H210 ｍｍ |
|---|---|
| 重量 | 3.4kg |
| 積載量 | 15kg スタッキング可能数：同サイズ3個まで |
| 材質 | アルミニウム |
| カラー | シルバー、ネイビー |
キャンプにマッチするアイテムも豊富な輸入雑貨ブランドDULTONからも「アルミコンテナ コンボイ 2」シリーズが販売中。シルバーとブルーの2色があり、S〜XLの4サイズが選べます。
アレジア アルミコンテナ 30L
| サイズ | 外寸：(W)51.5×(D)32.0×(H)24.5cm 内寸：(W)48.0×(D)28.0×(H)21.8cm |
|---|---|
| 容量 | 30L |
| 重量 | 約3.6kg |
| 材質 | アルミニウム |
ALLEGiA（アレジア）「アルミコンテナ 30L」も人気。ラッチシステムには、凹凸や穴を極力減らした最新のフラットデザインを採用。30Lのほか50Lも展開。
カスタム専用パーツも続々登場
1050works
「アルミコンテナ」カスタムブームの白熱ぶりを裏付けるように、続々と登場しているのが、ガレージブランド発の専用カスタムパーツたち。
愛知県の町工場が立ち上げた新鋭ガレージブランド、1050WORKS（トーコーワークス）からは、VENTLAX25&DELTA30用の「上蓋パネル」「三分割天板」「フォールディングテーブル」「ST-330ビルトイン天板」がラインナップ。
「アルミコンテナCB缶ホルダー」は、フックの幅が合うアルミコンテナなら取り付け可能。いずれも大人気のため予約商品となっており、欲しい人は早めのチェックを！
▼1050works公式ストアはこちら
99 high ground
上蓋に穴あけするのに抵抗がある人にイチオシのカスタムパーツならこちら！
大阪発キャンプ系ガレージブランド、99 high ground（キューキューハイグラウンド）の「【アダプター付き】パンチングストレージ（CONVOY Mサイズ向け）」です。
DULTON「アルミコンテナ コンボイ 2」シリーズのMサイズ用設計で、本体は磁石式で脱着可能。外して使えるのも便利です。
▼99 high ground公式ストアはこちら
アルミコンテナカスタム実例７選
それではいよいよカスタム実例7選、じっくりご紹介していきますよ！
1. @zibecampさんのカスタム例
先にご紹介した、1050WORKSの専用カスタムパーツ商品開発にも携わっている「アルミコンテナカスタム」界の先駆者、@zibecampさんの実例からご紹介します！
こちらはDELTA/MTのアルミコンテナをベースに、上蓋にはダイソーの多孔ボードをボルトで装着。ホームセンターで入手したコード類を束ねるマジックテープでギアを固定しています。テーブル天板はDIYでカット＆塗装した板を使用。
そして一見、一枚目の画像とそっくりですが、よく見るとギア固定用のマジックテープがレザーベルトになったのがこちら。ワイルドな風合いがプラスされていますね。
さらに、アンダーサイドテーブルを追加したバージョンも。ダイソーのドアに引っ掛けるフックを使用し、コンテナとの接触部分にはスポンジをかましているそう。
天板には、1050WORKSの「IGT天板 ハーフユニット」がジャストフィット。
「IGT天板 ハーフユニット」はトップのテーブル天板にもピッタリ。奥のウッド天板は、KIMI CAMPの「KURU-KURU天板（W）」の紐を外して数枚だけ載せています。
この他にも、カスタム仲間たちとの熱いコラボバージョンをいくつも投稿されている@zibecampさん。参考になるアイディアが満載で、これからカスタムを始めたい人は、チェックマストです。
▼1050WORKS「IGT天板 ハーフユニット」公式ストアはこちら
▼KIMI CAMP「KURU-KURU天板（W）」公式ストアはこちら
2. @_nao.campさんのカスタム例
続いての@_nao.campさんは、VENTLAXのアルミコンテナを使用。ブラックのコンテナ本体にウッド調天板やラックを組み合わせ、カッコよさの中にも温かみを感じる仕上がりです。
上蓋には、フックを貼り付けてダイソーのワイヤーネットを固定。BALLISTICS（バリスティクス）「マルチプレート」を結束バンドで固定し、モールシステムを導入しています。
小物ギアを収納するだけでなく、ベルクロワッペンなどで自分好みにデコれるスペースが楽しいですね！
3. @issei_is_aloneさんのカスタム例
お次は@issei_is_aloneさんのカスタム実例。DELTA/MTのアルミコンテナには、なんと、Asimocrafts×38explorerの名作「A38grate」がテーブル天板としてシンデレラフィット！
シルバー×ウッドで統一感のあるギアともバッチリマッチしていますね。
上蓋には、表側の木板で挟むようにして多孔ボードをボルトで取り付け。ギア固定用レザーベルトと共に経年劣化の風合いが加味され、使い込まれたギアとのマッチングは言うまでもありません。
4. @___osamuso__さんのカスタム例
そして@___osamuso__さんのカスタム実例は、またしても「A38grate」をテーブル天板に？ ……と思いきや、こちら、ベースとなるコンテナがVENTLAXのため「A38grate」そのままだとサイズが合いません。
そこでなんと、IKEAのステンレス製鍋敷「レンプリグ」を流用！ スノコ部分のみ「A38grate」から拝借して組み合わせたというナイスなアイディアなんです。
さらに、多孔ボードの取り付け方にもひと工夫。ダイソーの差し込み型シールフックのオスタイプとメスタイプを上蓋側とボード側へそれぞれ貼り付けているんです。今後も使いながらカスタムを加えてくため、着脱式にしたんだそう。
上蓋に穴を開けてボルトで固定するのはハードルが高い……、と言う人はぜひ真似したい方法ですね。
5. @ayumi_campさんのカスタム例
お次は@ayumi_campさんのカスタム実例。こちらは、DULTONのコンテナをベースに専用パーツや既製パーツをうまく組み合わせた完成度の高い仕上がりです。
上蓋には、先にご紹介した99 high ground「パンチングストレージ」を取り付け。そして、スノーピーク「フラットバーナー」に被せられる、shiromani「peaker’s tray」1枚を使って半面だけのテーブル天板に。
特筆すべきは、KIMI CAMPのST-310ビルトイン用天板「IT03」をサイドに装着しているところ。アルミコンテナ上で炊飯などした際に、コンテナ内に吹きこぼれる悩みがコレで解決！
さらに、最新バージョンでは、同じくshiromaniの「peaker’s tray innner」2枚をテーブル天板に採用。 こちらの方が一回り小さく、全面を覆うのにジャストなサイズ感だそう。
実用性をとことん追求して進化していく@ayumi_campさんのカスタムスタイル、今後も要チェックですね！
▼shoromani公式ストアはこちら
▼KIMI CAMP公式ストアはこちら
6. @the_caba_woodさんのカスタム例
@the_caba_woodさんのカスタム実例は実にユニーク！ DULTONのコンテナをベースに、上蓋の多孔ボードはボルト固定でもフック式でもなく、なんと耐荷重7kgの強力マグネット着脱式。
八幡ねじ「有効ボード 取り付け用マグネット」を使用しているそう。
輪をかけてユニークなのがこのライティングカスタム。上蓋の縁のところに、ダイソーのテープライトを貼って作成。
夜は見やすくて便利なだけでなく、幻想的な雰囲気が漂う癒やし効果もあるカスタムですね。
八幡ねじ 有孔ボード 取付用 マグネット
| 材質 | 磁石/ネオジム磁石 (シリコン付き)、ねじ/鉄、貫通ナット (白色) /樹脂・鉄、化粧ナット (シルバー) /真鍮 |
|---|---|
| 耐荷重 | 7kg (ボードの重量含む/有孔ボード900×600mm四隅に本品4個取付時） |
7. @stonevaderさんのカスタム例
最後は、@stonevaderさんのカスタム実例。DELTA /MTのコンテナをベースに、テーブル天板にはPROTOTYPEOPTIONの「MCRサポートシート 天板」2枚を使用。
（こちら、現在は残念ながら販売受付停止中。気になる方は運営者であるモブさんのインスタ@yama_freeをチェック）
そして、インダストリアルかつ無骨な天板の雰囲気とこの上なく馴染んでいるのが、上蓋のギア固定システム。こちらなんと、Amazonなどで購入できる「モップハンガー」なんだそう！
マジックテープやレザーベルトと比べるとスペース効率は落ちるものの、このギミック感溢れるシステム、見ているだけでワクワクしてしまう魅力がありますよね。
▼PROTOTYPEOPTIONやモブさんについて詳しくはこちらの記事もチェック！
アルミコンテナでミニマムコックピットを極めろ！
ミリタリーからビンテージテイストまで、実に個性豊かな「アルミコンテナカスタム」実例たち、いかがでしたか？
いずれも、収納から調理まで全てが「アルミコンテナ」で完結。あなたもカスタムを極めて、ミニマムなコックピット空間を最大限に楽しんでみませんか？
