アメリカ由来!?マル秘DIYストーブとは?
ジャンボさん
アメリカ発のタクティカルブランド、5.11Tacticalに勤めるサバゲー好きキャンパー。元ラグビー日本代表という異色の経歴を持ち、タクティカル×キャンプをテーマにYouTubeチャンネルを運営しています
▼YouTubeチャンネル:MILSPEC EYES
▼YouTubeチャンネル:MILSPEC EYES
冒頭で触れた、今回紹介する画期的なストーブはなんと手作りできるもの! 元々アメリカに伝わるストーブをアレンジしたものなのだそう。
作ってくれたのはサバゲー好きキャンパー「ジャンボさん」。彼が抱えている怪しげな箱がそのストーブなのだそう。流石に筆者秋元も「本当に大丈夫なのか?」と心配に……。果たして、その実力は?
ジャンボさん
秋元さん、面白いもの作ってきましたよ〜。じゃじゃん!
秋元
アモカンかな……? 軍で使われている、鉄製の弾薬ボックスですよね。ぱっと見普通のアモカンですが……
まるで焚き火!アモカンがストーブに!?
ジャンボさん
まあまあ、中身を見てくださいよ!
秋元
なんじゃこりゃ! 焦げたダンボール……?
ジャンボさん
そうなんです! 溶かしたロウを染み込ませたダンボールを入れてありまして、ここにライターで火を付けると……
秋元
ほうほう……(ライターいかついな!)
ジャンボさん
こんな風に焚き火ができるんです!
秋元
すっご〜!! こんなのみたことない!
ジャンボさん
いいでしょ〜? 僕はこれを「弾手箱(たまてばこ)」と名付けました!
秋元
ナイスネーミング!(笑)
ジャンボさん
薪を使わないので、厳密には焚き火とはいえないかもですね。じつはこれ、「キャンドルポット」というアメリカ由来のノウハウをアレンジしたものなんです!
秋元
「キャンドルポット」って……なんぞ?
ジャンボさん
「キャンドルポット」というのは、アメリカ生まれの鍋ストーブで、その名のとおりダンボールや紙を詰めたポット(鍋)に溶かしたロウを流し込んで作るものなんです!
秋元
そういうものがあるんですね! ESBITみたいな固形燃料ストーブのどでかいやつみたいなことですかね?
ジャンボさん
そんな感じです! 僕たちのYoutubeのメンバーに、kosukeというアメリカ在住歴のあるメンバーから、その存在を教えてもらいました。そこで思ったんです。これをアモカンで作ったらかっこいいんじゃないかと!
秋元
さすが、タクティカルラガーマン!
ジャンボさん
この「弾手箱」、使ってみたら思った以上に便利だったので、ここからはその特徴を紹介していきますね!
「弾手箱」がキャンプに便利な6つの特徴!
1. 火をつければすぐに暖を取れる!
ジャンボさん
ライターで火をつけたらすぐ炎が上がるので、暖を取りたいときに便利ですね!
秋元
キャンプの朝とかに良さそう! 焚き火だと時間かかるし
ジャンボさん
僕は焚き火も併用するので、焚き火の火が起こるまでの繋ぎに使うこともあります!
2. 地面へ熱が伝わらない!
秋元
あとこれ、地面に直置きしてるんですけど、地面への影響とか大丈夫なんですか?
ジャンボさん
アモカンの下のほうを触ってみてください!
秋元
え? 全然熱くない!
ジャンボさん
そうなんです! もともと、直火で焚き火のできない場所でも焚き火を楽しむためにアメリカで生まれたやり方なので、その点も安心! でかいロウソクみたいなものなので、燃えているのは上だけなんです
3. フタを閉じれば秒で消火!
ジャンボさん
ちなみにこれ、消火も超早いんです! こんなふうにフタを閉じれば……
秋元
もう火が消えた!
ジャンボさん
完全に消火するとき、自分の場合は足で踏んでフタをしっかり閉めます
秋元
ワイルドだなあ
ジャンボさん
フタを開くと完全に消えてるのがわかります。
秋元
煙がもわっと! まさに「弾手箱」!
ジャンボさん
フタの部分は消火後すぐに冷めるのも◎。また、元がアモカンだからクルマへの積載がしやすい点も気に入っています!
秋元
優れものじゃないですか!
4. 調理にも使える!
ジャンボさん
さらに僕はこれで料理もやっちゃいます! クッカーのサイズによってはそのまま使えますが、安定させたいときはゴトクを乗せると便利です
秋元
これは面白い! バカでかい固形燃料で調理する感覚か〜
ジャンボさん
ちなみに、火の出が悪くなってきたら、灰になったダンボールを削ると復活します
5. 薪への着火にも!焚き火と併用で便利!
ジャンボさん
薪で焚き火もするときは、太薪に「弾手箱」で火をつけてから、はじめると簡単に火起こしできます
秋元
焚き火の火が起こるまでの間、暖も取れて一石二鳥ですね!
6. 「シェルコン25」にシンデレラフィット!
ジャンボさん
これは、アモカンそのものの利点ですが、スノーピークの人気収納ボックス「シェルフコンテナ25」にぴったり入るんです!
秋元
シンデレラフィット! これは気持ちのいい収まりですね!
ジャンボさん直伝!「弾手箱」の作り方
ジャンボさん
次は「弾手箱」の作り方を紹介します。材料はアモカンにくわえて、2つだけです!
秋元
シンプル!
ジャンボさん
まずは、ダンボール。アモカンに入る大きさにカットして、ロウが染み込みやすいように表面を破いて荒らしておきます
ジャンボさん
そして、ロウ。僕の場合はコスパのいい、フライングタイガーのキャンドルを使いました。Amazonで探すなら「キャンドル用パラフィンワックス」で調べるとたくさん出てきます
秋元
どうせ溶かすから、キャンドル用のロウであればなんでもいいんですね!
ジャンボさん
材料ができたら、不要な鍋やボウルにロウを入れて、火にかけ溶かします
ジャンボさん
あとは先ほどのダンボールをアモカンに隙間なく詰めます。溶かしたロウを流し入れて、固まるまで待てば完成です!
秋元
めっちゃかんたん!
ジャンボさん
なくなったら、またダンボールとロウを継ぎ足せば何度でも使えます!
「弾手箱」は便利な新しいストーブだった!
ジャンボさんが教えてくれた「弾手箱」は、焚き火や薪ストーブ、灯油やガスストーブとは違った便利さを秘めた唯一無二の画期的なストーブでした!
「弾手箱」の詳細をもっと知りたい方はジャンボさんのYoutubeチャンネルをチェックしてみてくださいね!
アンモボックス
サイズ | 約325 × 188 × 288mm |
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重量 | 約2.7kg |