【簡単DIY】車内に合わせてテーブルを自作する方法
ワゴンや1BOX車で車中泊するときに、大きなテーブルが欲しいと思ったことはありませんか? そんなときに役立つのが、ラゲッジテーブルです。
車内はもちろん車外からもアクセス可能なので、料理、食事、作業などあらゆるシーンで大活躍します。車種によってはオプションで販売されているものもありますが、高価格なので自作してみるのも一つの手!
そこで筆者が実践した、こちらの自作テーブルの作り方をご紹介します。基本的には、室内幅のサイズに合わせて木板を切り、荷室の両サイドのウエストラインの膨らみの上に置くだけ! 軽量なので取り外しも簡単。テーブル下の空間も活用できるので、使い勝手も抜群です。
材料費を抑えながら、愛車のサイズにあわせて作成できるため参考にしてみてください。
材料費およそ4,000円で車中泊用ラゲッジテーブルを自作
必要な材料・道具
筆者は、木材の種類に「桐材」を選びました。この木材は、軽量で加工しやすく低価格なことが 自作のハードルを低くしてくれています。もちろん他にお好みの木材があれば、そちらを使用してもOKです。
3つの材料費は、合計約4,000円(内訳:天板3,000円、すきま風テープ110円、カップホルダー914円)。カップホルダーを付けない場合は3,000円程度とお財布にも優しく作ることができます。
ニトムズ すきまテープ
Baoblaze ドリンクホルダースタンド
早速、作業を開始!自作車中泊テーブルの作り方
筆者の車は2006年式のボルボXC70です。このサイズに合わせて作っていきます。
作り方1:荷室内の車内幅を採寸する
テーブルを設置したい場所の室内幅を測ります。このとき、ガラスに接続されている配線類に注意します。なお、テーブルを前後に移動して使用したいので、必要最小限のサイズで採寸するのがポイントです。
筆者の車の場合、荷室のサイドウィンドウ下部の車内幅は、後部座席直後が154cm。そこから車体後部荷室にかけて148cmと多少すぼまっていました。そのため今回は天板の長さを148cmにカットしています。
作り方2:木材にマーキングし、木材をカットする
室内幅に合わせて板をカットする位置を、ダーマトでマーキングしていきます。
木目の保護用に、カットするラインに合わせてマスキングテープを貼りカットしましょう。
テーブルの装着時や前後移動を、スムーズにさせるのには角を丸くするのがいいのですが、ホームセンターでは垂直カットのみの場合が多いかと思います。その場合はカット後、状況に応じてヤスリなどで削っていくのがいいでしょう。
作り方3:木材断面を研磨する
カットしたらマスキングテープを取って、仕上げサンダーで切り口を滑らかにしていきます。もちろん、紙やすりを手にしての作業もOKです。
ここからひと工夫でカップホルダーを取り付けます。カップホルダーが不要な方は、作り方6へ移動してください。
作り方4:カップホルダー用の穴を開ける
今度は、カップホルダーの直径に合わせて、アジャスタブル サークルカッターを調整します。
今回購入したカップホルダーの場合、切削径は直径が約77mmになっていますが、やや小さめの直径76mmでカット。その後に紙やすりでサイズを合わせていくのがポイントです。
Baoblaze ドリンクホルダースタンド
作り方5:丸く穴を開ける
電動ドリルにアジャスタブル サークルカッターを装着して、板をカットします。端切れがあれば、事前に試し切りをしてみること失敗しないですよ。
作り方6:テーブルに滑り止め加工をする
設置した際に室内にキズを付けないために、天板の裏面の端にスポンジ製のすきま用テープを貼ります。
作り方7:余ったスポンジを切る
板からはみ出たスポンジをカット。
作り方8:カップホルダーをはめ込めば完成
カップホルダーを、開けた穴にはめ込んで完成です。強度も高く、前後の移動も簡単なので使い勝手も抜群。筆者はこのテーブルを2年以上使用していますが、製作時の状態を保ってくれていますよ。
オリジナルのテーブルで車内をより快適に!
このテーブルは、外の景色を見ながら車内で過ごすときにも大変重宝します。なお、100円均一の滑りにくいマットをテーブルに敷くと、テーブル上に置いたアイテムの安定感も増し、多少の傾きでも使用可能です。快適な車内作りのお役に立てれば幸いです。