気になる保冷力は?氷を入れて検証してみた
スペック表示によれば、内部を氷を満たした状態で2.5日氷が残っていたとのこと。
ここではより現実的に、凍らせた保冷剤や飲み物などで容積の半分程度を満たし、冬場なので暖房の効いた室内(室温は日中は約25℃、夜間は15℃程度)に放置し、12時間ごとに氷が残っているかをチェックしてみました。
※個人で行った簡易的な検証なので、結果は参考程度にお考えください。
朝10時に検証スタート! 12時間後に中をチェックしたところほとんど氷が解けていなかったので、さらに翌朝まで放置。
そしてこちらが、検証2日目の朝10時の様子。保冷剤はやや溶けかけているものの、中心部は凍っています。2ℓペットボトルのほうは、まだ7割方氷が残っています。この日の22時にもまだ氷は5割ほど残っていました。
検証3日目の朝10時。保冷材は溶けていますが、ペットボトルにはまだ氷が残っていて、クーラー内部はしっかりと冷やされています! これはなかなかの保冷力です。その日の夜には、氷はかなり残り少なくなっていました。
そして検証4日目の朝10時。さすがに氷はすべて溶けていましたが、クーラーボックス内は室温よりやや冷たい野菜室のような温度を保っていました。冬場とはいえ、暖房の効いた部屋でなかなかの実力を見せてくれました!
使ってみて気付いたのですが、開口部が上部のジッパーのみなので、物を出し入れする際に冷気が逃げにくいのも保冷力が高くなる秘訣なのかもしれません。
折り畳むとどれくらいコンパクトになるの?
さて、ここからがセルフインフレ―ティングクーラーの本領発揮。空気を抜いて畳むと、どれくらいコンパクトになるんでしょうか。まずは折り畳みの手順を見ていきましょう。
中身を空っぽにしたら、バルブを開いて空気を抜きます。尖ったものがないか確認し、できれば敷物の上で作業したいですね。丸める前に、左右のバックルを留めておくと作業しやすいですよ。
こんな風に膝で押さえながら丸めていくと緩みにくいです。最後に中央のベルトでぐるりと巻いて留めれば、完成。
あっという間にコンパクトに折り畳むことができました! 所要時間は1分程度。サイズ感は、畳んだ状態のインフレーティングスリーピングマットと同じくらいです。
これだけ小さければ、車のトランクのちょっとした隙間や、バックパックにも収納可能。ゴミを持ち帰ったりお土産を積んだりと、意外と荷物が増えがちなキャンプの帰宅時に便利です。
なお、新品時のボリューム感を長く保つために、長期保管時には丸めた状態よりも平らな状態で収納するほうが良いそう。平べったい形なので、棚の隙間などに差し込んでおけばスペースを取りません。
その他の機能性は?
正面には、調味料や小物を入れられるポケットがついています。サイズ的にはお箸も縦に入りましたが、心配ならあまり尖ったものは入れないほうが無難です。
本体内側には防水ライナーが付いています。マジックテープで簡単に取り外しできるので、洗ったり乾かしたりしやすそうです。
取っ手のついたバッグ型になっているので、取り外した状態で食材を入れて冷蔵庫などに入れておけば、キャンプ当日のパッキングが楽になりそう。
中に空気が入っているため、誤って水に落としても浮きます。生地も撥水性があり、さっと汚れをふき取るだけできれいになります。ボートや釣りなど、水辺のスポーツシーンにもぴったりですね。
保冷力とコンパクトさのいいトコどり。クーラーボックス第3のジャンル誕生か?
最初は半信半疑だったインフレ―ティングクーラーの実力ですが、実際に使ってみるとその保冷力はかなり高く、作りもしっかりしていて、畳むと非常にコンパクト。まさにソフトクーラーとハードクーラーのいいトコどりです!
ボックスとトートバッグの2種類の形状を使い分けられたり、防水ライナーがバッグ型になっていたりと、細かい所にも気が利いていて、使い勝手は抜群。メイン使いだけじゃなく、サブのクーラーとして車の隅に常備しておいてもいいですし、バックパックでの徒歩キャンプや、ちょっとした車中泊旅行など、今までクーラーボックスを持っていかなかった場面でも活躍しそうです!
インフレーティングクーラーがクーラーボックスの第3のジャンルとして定着する日も遠くはないかも!?
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