この小ささ信じられる!?クーラー新時代突入、今年は“エア注入式クーラーボックス”がくるぞ!

2021/03/11 更新

クーラー界の新星「ARCTIC ZONE」の、セルフインフレ―ティングクーラーって知ってますか? 使わないときは小さく折り畳めて、使いたいときはバルブを緩めるだけで自動的に膨らんでクーラーボックスになるなんて、便利すぎませんか!? 早速購入して、保冷力や容量、使い勝手を徹底レビューします!

アイキャッチ・記事中画像撮影:岡村武夫・筆者

ARCTIC ZONEのセルフインフレーティングクーラーが便利そう


クーラーボックスをざっくり分類すると、

・保冷力が高くて頑丈だがかさばるハードクーラー
・保冷力はやや劣るが折り畳めて収納性の高いソフトクーラー

この2種類に分けられます。最近は保冷力の高いソフトクーラーも増えていますが、やはりその分かさばってしまうことも。いいとこ取りのクーラーってないのでしょうか?


と思っていたら、気になるクーラーボックスを見つけました! ARCTIC ZONE(アークティックゾーン)のセルフインフレーティングクーラーは、スリーピングマットなどでおなじみのセルフインフレ―ター方式を採用。

使わないときにコンパクトに畳めるというソフトクーラーのメリットを活かしつつ、保冷力も確保しているのだとか。すごく便利そうですが、保冷力や使いやすさはどうなんでしょうか? 気になるのでさっそく購入してレビューしてみます。

ARCTIC ZONEってどんなブランド?

出典:ARCTIC ZONE
アークティックゾーンは、1986年に創業した「カリフォルニアイノベーションズ」が、2005年から展開するブランド。「カリフォルニアイノベーションズ」といえば、ほかにもTITANなどのブランドで知られ、ソフトクーラーのトップシェアを誇るメーカー。
今回紹介するアイテムのほかにもソフトクーラーの品ぞろえが豊富で、オッシュマンズで取り扱っているのでクーラーボックス選びで悩んでいる人はぜひチェックしてみてくださいね!

オッシュマンズ公式サイトはこちら

実際に購入して、保冷力と使い勝手を検証!

いよいよ開封。気になる使用方法は?


早速、「30カンセルフインフレイティングクーラー」が届きました。開封すると、最初はこんなに平べったい状態! 0.7㎏と軽量で、見た目は普通のトートバッグのようです。ショルダーストラップはお好みで付け外しができます。


空気を入れて膨らますクーラーと聞いて最初に気になったのは、膨らましたり畳んだりするのにどれくらい時間と労力がかかるのかということ。スリーピングマットの場合、完全に膨らますのに結構手間がかかりますが、こちらのクーラーはどうでしょうか。

バルブをひねると、シューっと自動的に空気が入っていきます。


数分間放置しておくと、セルフインフレ―ティングの名のとおり、ある程度までは自動的に膨らみます。仕上げにバルブから息を吹き込む必要がありますが、スリーピングマットほど大量の空気は必要ないので、そこまで負担感はありませんでした。


バルブを素早く締めたら、あとはバックルを留めるだけ。ボックス型とトートバッグ型の2種類の使い方ができます。
底部と上部のバックルを留めるとボックス型になります。


あんなにペラペラだったのに、空気が入ったことにより、しっかりと安定感のあるボックスの形状になりました!
とはいえエアマットのように空気がメインの膨らみ方ではなく、中にはしっかりと厚みのある断熱材が入っています。圧縮袋でペラペラにしていた布団が膨らんだようなイメージです。


底部と中段のバックルを留めると、トートバッグ型になります。


普通のバッグのような形状になるので、買い物時のマイバッグ代わりにするなど普段使いもできそう。また、ボックス型に比べて高さが出るので、背の高いものを入れたいときにもぴったりです。

持ちやすさや型崩れは?積載のしやすさもチェック


実際に中身をぎっしり詰めて持ってみた様子がコチラ。中に物を入れると型崩れして持ち運びにくくなるソフトクーラーも多いなか、この「30カンセルフインフレイティングクーラー」は、重いものを入れてもまったく型崩れしませんでした。


そしてこちらがトートバッグ形状で中身を最大限詰めた状態です。こちらも型崩れはほとんどしませんでした。上部を折り曲げない分、ボックス形状よりたくさん荷物が入ります。


ボックス形状なら、車のトランクへの積載も心配なし。底がしっかり安定するので、倒れる心配はなさそうです。ただし、インフレ―ティング方式なので表面に穴が開くと致命的。尖ったものが当たらないよう注意して積載する必要はありそうです。

ペットボトルの縦入れはできる? 容量を徹底チェック!


まずは商品名のとおり、350ml缶が30本入るかどうかを確かめてみました。ちょうど15缶×2段で、少し高さに余裕があるサイズです。


横から見るとこんな感じ。ボックス形状の場合でも、牛乳パックや500mlペットボトルは縦入れできますよ!


ワインボトルや2リットルペットボトルなど、背の高いものを縦入れしたい場合は、トートバッグ形状にするのがおすすめです。入れるものに合わせて形を変えられるのは、かなり使い勝手が良さそうです。


実際にキャンプを想定して保冷剤と食材を詰めてみると、こんなにたくさん入りました! 飲み物やお肉などを凍らせて保冷剤代わりにすれば、大人2〜3人でのキャンプ1泊分の食材くらいは入りそうです。

気になる保冷力は?氷を入れて検証してみた

スペック表示によれば、内部を氷を満たした状態で2.5日氷が残っていたとのこと。

ここではより現実的に、凍らせた保冷剤や飲み物などで容積の半分程度を満たし、冬場なので暖房の効いた室内(室温は日中は約25℃、夜間は15℃程度)に放置し、12時間ごとに氷が残っているかをチェックしてみました。

※個人で行った簡易的な検証なので、結果は参考程度にお考えください。


朝10時に検証スタート! 12時間後に中をチェックしたところほとんど氷が解けていなかったので、さらに翌朝まで放置。


そしてこちらが、検証2日目の朝10時の様子。保冷剤はやや溶けかけているものの、中心部は凍っています。2ℓペットボトルのほうは、まだ7割方氷が残っています。この日の22時にもまだ氷は5割ほど残っていました。


検証3日目の朝10時。保冷材は溶けていますが、ペットボトルにはまだ氷が残っていて、クーラー内部はしっかりと冷やされています! これはなかなかの保冷力です。その日の夜には、氷はかなり残り少なくなっていました。


そして検証4日目の朝10時。さすがに氷はすべて溶けていましたが、クーラーボックス内は室温よりやや冷たい野菜室のような温度を保っていました。冬場とはいえ、暖房の効いた部屋でなかなかの実力を見せてくれました!

使ってみて気付いたのですが、開口部が上部のジッパーのみなので、物を出し入れする際に冷気が逃げにくいのも保冷力が高くなる秘訣なのかもしれません。

折り畳むとどれくらいコンパクトになるの?

さて、ここからがセルフインフレ―ティングクーラーの本領発揮。空気を抜いて畳むと、どれくらいコンパクトになるんでしょうか。まずは折り畳みの手順を見ていきましょう。


中身を空っぽにしたら、バルブを開いて空気を抜きます。尖ったものがないか確認し、できれば敷物の上で作業したいですね。丸める前に、左右のバックルを留めておくと作業しやすいですよ。


こんな風に膝で押さえながら丸めていくと緩みにくいです。最後に中央のベルトでぐるりと巻いて留めれば、完成。


あっという間にコンパクトに折り畳むことができました! 所要時間は1分程度。サイズ感は、畳んだ状態のインフレーティングスリーピングマットと同じくらいです。


これだけ小さければ、車のトランクのちょっとした隙間や、バックパックにも収納可能。ゴミを持ち帰ったりお土産を積んだりと、意外と荷物が増えがちなキャンプの帰宅時に便利です。


なお、新品時のボリューム感を長く保つために、長期保管時には丸めた状態よりも平らな状態で収納するほうが良いそう。平べったい形なので、棚の隙間などに差し込んでおけばスペースを取りません。

その他の機能性は?


正面には、調味料や小物を入れられるポケットがついています。サイズ的にはお箸も縦に入りましたが、心配ならあまり尖ったものは入れないほうが無難です。


本体内側には防水ライナーが付いています。マジックテープで簡単に取り外しできるので、洗ったり乾かしたりしやすそうです。

取っ手のついたバッグ型になっているので、取り外した状態で食材を入れて冷蔵庫などに入れておけば、キャンプ当日のパッキングが楽になりそう。


中に空気が入っているため、誤って水に落としても浮きます。生地も撥水性があり、さっと汚れをふき取るだけできれいになります。ボートや釣りなど、水辺のスポーツシーンにもぴったりですね。

保冷力とコンパクトさのいいトコどり。クーラーボックス第3のジャンル誕生か?


最初は半信半疑だったインフレ―ティングクーラーの実力ですが、実際に使ってみるとその保冷力はかなり高く、作りもしっかりしていて、畳むと非常にコンパクト。まさにソフトクーラーとハードクーラーのいいトコどりです!

ボックスとトートバッグの2種類の形状を使い分けられたり、防水ライナーがバッグ型になっていたりと、細かい所にも気が利いていて、使い勝手は抜群。メイン使いだけじゃなく、サブのクーラーとして車の隅に常備しておいてもいいですし、バックパックでの徒歩キャンプや、ちょっとした車中泊旅行など、今までクーラーボックスを持っていかなかった場面でも活躍しそうです!

インフレーティングクーラーがクーラーボックスの第3のジャンルとして定着する日も遠くはないかも!?

 

「30カンセルフインフレイティングクーラー」の詳細はこちら

 

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ライター・編集者。テント泊登山からキャンプを始めたため、キャンプスタイルは実用重視。プライベートでは2児の母であり、最近は中古キャンピングカーで出かける子連れキャンプ旅&低山ハイクにハマっている。

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