おいしいアヒージョが食べたい!
ニンニクとオリーブオイルの旨味たっぷりのアヒージョ。バゲットと食べればご飯としてはもちろん、お酒が進むおつまみにもなるので人気キャンプ料理のひとつです。
アウトドアに限らず、見た目も華やかでホームパーティにもピッタリですよね。今やカジュアルに楽しめるメニューとして定番化してきたアヒージョですが、作り方や「そもそもどんな料理なのかよくわからない」という方も、少なからずいるのでは?
おさらい「アヒージョって、どんな料理?」
アヒージョはスペインの小皿料理。スペイン語本来の意味は「刻んだニンニク」で、オリーブオイルとニンニクで様々な食材を煮込んで作ります。具材は基本的には何でもOK!
ということでまずは、基本の作り方を知っておきましょう。
アヒージョの基本の作り方
<3~4人分の材料>
・オリーブオイル 150㏄
・ニンニク 2~3片
・赤唐辛子 1~2本
・塩 適量
・アンチョビ(あれば) 小さじ1
・具材 お好みで
<作り方>
(1)鍋であらかじめ具材・みじん切りにしたニンニク・赤唐辛子をオリーブオイル(分量外)炒め、塩で下味をつける
(2)熱したオリーブオイルに(1)を入れ、弱火で加熱する
(3)野菜を入れ、アンチョビを入れて風味を整えれば完成
「たったこれだけでできるの!?」と思ってしまうほど簡単にできそうですよね。でも、プロの味に近づけるにはコツがあるんです!
これさえおさえれば失敗なし!絶品アヒージョを作る「3つのコツ」
①オリーブオイルを使い分ける
いくつか種類があるオリーブオイルですが、「調理」と「香りづけ」という役目によって使い分けるとよりおいしく出来上がります。青臭さがない“ピュアオリーブオイル”をメインに使い、仕上げに“エクストラバージンオイル”を使うのがオススメです!
ソル・レオーネ ピュア・オリーブオイル
ガルシア エクストラバージンオリーブオイル
②具材の水気を飛ばす
作ったアヒージョが水っぽいと感じたことはありませんか? 魚介や野菜などとの相性が良い料理なので、どうしても水気が多く出てしまいます。
そうなると具材とオイルがうまく絡まず旨味も逃げてしまうので、下茹でや下味をつけるために炒めたあとは水気をしっかり切ってからオイルに入れましょう。
③加熱は弱火で
美味しく作る一番のコツは、弱火で加熱すること。強火だとオリーブオイルの風味が損なわれてしまいます。ベストな味で楽しむには「弱火」と覚えておきましょう。
基本の作り方とコツがわかったところで、おすすめのアヒージョレシピをご紹介します。好みのアヒージョを見つけてぜひ挑戦を!
今日作りたい!絶品アヒージョレシピ
エビとマッシュルームのアヒージョ
エビ・マッシュルームとも食感が楽しめる食材で、相性抜群。シンプルですが、オリーブオイルと調味料の味がしみ込んだ絶品レシピです。
牡蠣のアヒージョ&野菜のアヒージョ
牡蠣のアヒージョはイタリアンパセリがアクセント。野菜のアヒージョにはアンチョビとハーブがよく合います!
タコの和風アヒージョ
しょうゆで下味をつければ、和風テイストに。仕上げに青ネギをプラスすると、香ばしさがさらに引き立ちます。
しらすと長芋のアヒージョ
旨味の宝庫・しらすを使ったアヒージョ。長芋のホクホクの食感が食欲をさらに増してくれます。
アヒージョというとおつまみのイメージが強く子供が食べられない……と思う方もいるのでは? そこでこんな子供向けアレンジもご紹介します!
子供が食べやすいアヒージョはコレ!
ウインナーとチーズのアヒージョ
ウインナーにチーズなど、子供も食べやすい食材で作ってみるのがおすすめ。辛さが完全NGなら、赤唐辛子は入れずニンニクも控えめが良いでしょう。
お餅のアヒージョ
珍しいところでは、お餅を入れるというアイディアも。ご飯感覚で食べられて、お腹もいっぱいになるオススメのアレンジです。
さて、アヒージョを美味しく食べ終わったところで、残っているオイル……これを捨てるのはもったいない! せっかくなので余すところなく活用するアイディアもチェックしておきましょう!
アヒージョの残ったオイル活用法
調味料をプラスしてソースの味をチェンジ!
定番のバゲットにつけるならそのままでも美味しいですが、バジルペーストを加えるとまた違った風味が楽しめます! ペースト状にしたバジルをオリーブオイルと混ぜ合わせるバジルペーストなら、相性抜群です。
味付けがほぼ一緒のペペロンチーノパスタ
手軽に別の一品にアレンジするなら、オススメは味付けがほぼ一緒のペペロンチーノパスタ。アサリなど好みで食材を追加してもいいですね。
お米を炒めてパエリアに
パエリアにするアレンジも。お米をオイルで炒めてサフランで色付けした水を加えて煮込めば、本格的なスペイン料理がもう一品味わえます!
アヒージョ作りにおすすめの器は?
本場スペインのバル(酒場)では「カスエラ」という土鍋で提供されるアヒージョですが、キャンプ用品でもアヒージョ作りにぴったりな調理道具がありますよ!
定番はスキレット
キャンプで作るなら、蓄熱性が高く作り立ての美味しさが続きやすいスキレットがオススメ。そのままテーブルにサーブしてもおしゃれです!
ロッジ スキレット6 1/2インチ
キャプテンスタッグ スキレット 13cm
便利なのはアルミ食器
手軽なのが、使い捨てのアルミ製鍋。コンロにかけてそのまま調理でき、片付けも楽ちんです。
キャプテンスタッグ アルミ丸型なべ
たこ焼き機も使える!
一口サイズのスペインのおつまみといえば、ピンチョス。アヒージョをピンチョス風にアレンジするなら、日本のソウルフード・たこ焼きを焼くプレートも使えますよ!
パナソニック IH兼用 たこ焼きプレート
イワタニ スーパー炎たこ
絶品アヒージョをみんなで囲もう!
手軽にできるアヒージョですが、せっかくならコツをおさえて美味しく作りたいですよね。子供から大人まで楽しめるメニューを考えたり残ったオイルもしっかり活用するなど、アヒージョでもっと料理を奥深く楽しんでみませんか?