使い勝手がさらに進化した新作2ルームテント・シェルターに注目!

2ルームテントというと少し前は「ファミリー層向け」で大型というイメージでしたが、ここ最近ソロやデュオなど少人数向けのコンパクトタイプも増えましたね。そして2020年は、サイズだけでなく、その“使い方”においても新たに進化していきそうです。
これまでの2ルームはというと…

撮影:編集部
今までの主な2ルームは寝室とリビングは固定で、基本的にはひとつの使い方しかできないものがほとんどでした。ところがここ最近、流動的にアレンジできるものが増えてきているんです。
とは言っても、いまいちその利便性にピンと来ないという方もいるのでは? まずはわかりやすく、例をあげながら説明していきます。
アレンジできる2ルームテント・シェルターって、どういうこと?
幕内の自由度が高い

自由度が高くアレンジができるテントとして例に挙げると、そのひとつがノルディスクの「レイサ」です。

2017年頃に大ブームが巻き起こったレイサは、オプションではなく大小2サイズのインナーテントがデフォルトで付いているという画期的な仕様も話題に。
インナーが2つあることで
性別や家族などグループごとに寝室を分けられ、少人数ならインナーはひとつにしてその分リビングを広く取るなど、
ひとつの幕でもケースバイケースの設営が可能です。
アレンジがきけば、買い替えも不要!

自由度が高いことの大きなメリットは
「買い替えなくて済む」ということもあります。キャンプを長く続けていくうちに、同行者やスタイルが変わることもありますよね。なかなかお高いテントやシェルター、その都度買い替えるというのはあまり現実的ではありません。
そこでフレキシブルにレイアウトできれば、ひとつの幕を使い続けることができて経済的! そんなハイコスパテント・シェルターとも言える、注目の4アイテムをクローズアップしていきます。
アレンジがきいてハイコスパ!な新作2ルームテント・シェルター4選
2人用と5人用のインナーが標準装備!サバティカル「ギリア」

A&Fが2019年に立ち上げて話題となった新ブランド「サバティカル」から、早くも新作が着弾! そのうちのひとつ「ギリア」は、まさにフレキシブルなインナーをもつ新鋭テントです。

2人用と5人用のインナーテントが標準装備。2人用のインナーを使えばリビングスペースは全体の2/3を占めるほど広く、5人用ならある程度の前室を確保しつつ就寝エリアを広く取れます。
インナーテントを付けず大型シェルターとしても使えるとあり、汎用性の高さとトレンドが両立された人気幕となりそうな予感です!
詳細は
こちら 2グループが一つのテントで寝られる!コールマン「4sワイド2ルームコクーン」

次にご紹介するのは、コールマンテントの最高峰のマスターシリーズから「4sワイド2ルームコクーンⅢ」。最大本体サイズは約670×400×220cmと5~6人での使用も余裕のビッグサイズです。

既存のテント・コクーンⅡにキャノピーが付けられるなど拡張性が上げられたコクーンⅢは、別売りのインナーを買えば5〜6人用のインナーテント2つを設置可能。これにより一つのテントに計10人ほどのグループで泊まることもできるというわけです!

これほど大きいサイズの2ルームテントとなると気になるのが通気性ですが、そこは随所に施されたベンチレーションでフォロー。インナーテントには両サイドと天井部に、フライシートにもファスナー開閉式の窓があり空気の入れ替えと採光ができる仕様になっています。
詳細は
こちらより機能が充実して再登場!DOD「カマボコテント3」

着々とアップデートを重ねてきたDODのカマボコテントも、ついに「3」が登場! 旧モデルからベンチレーターやドアの構造などが見直され、さらなる進化を遂げています。

インナーは前モデルのカマボコテント2と同様に、もうひとつ買い足せばリビング側にも吊り下げ可能。ただパネルがすべてメッシュにできるようになったことと、前後どちらからでも出入りができるようになったことは、大きな変化です!

お座敷スタイルが快適に作れるマットシートやシアターなど、オプションも追加されてますます機能的になったカマボコテント3。大人数でワイワイ楽しく寝泊まりできそうです!
詳細は
こちらインナーテントを追加できる!ゼインアーツ「ギギ2」

最後にご紹介するのは、ゼインアーツの「ギギ2」。大人気シェルター「ギギ1」をベースにツーポール仕様にして、スケールアップされています。
先程ご紹介した3つのテントと違いこちらはシェルターですが、インナーテントが仲間入りしたことで2ルームテントとしての機能性も加わりました。

新たにオプションとして加わったインナーテントは、ギギ1やギギ2のポール上部にあるDリングに吊り下げて使用するハンギングスタイル。正面・真横・斜めとフレキシブルにセットできます。

インナー自体は大人二人が寝られるサイズですが、両サイドにつけて間にリビングを設ければ計4人で利用可能。トレンド感あるフォルムに2ルームの機能を持つ、まさにいいとこ取りな一幕です!
詳細は
こちら今年は“アレンジできる幕”の恩恵にあずかろう

2020年に注目を集めそうな、次世代2ルームテント・シェルターをご紹介しました。インナーテントが追加できたりレイアウトを自由に変えられるのは、さまざまなシチュエーションに対応できるだけでなく、長い目で見るとコスパ面からも好都合!
今まさに2ルームをお探しの方、「アレンジの自由度」に着目して選んでみるのもオススメですよ。
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