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クーラーボックス

今年の夏は特に要注意…!「食材」と「身体」を暑さから守る10のテクニック

とにかく暑い今年の夏。でもキャンパーは暑さになんか負けていられません!とはいえ過酷な夏キャンプは、気合だけで乗り切れないのも事実です。熱中症に水辺の事故、食中毒など、夏キャンプの危険を回避する「10のテクニック」をおさらいしておきませんか?

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目次

アイキャッチ画像撮影:編集部

夏キャンプの危険について、知っていますか?

川でキャンプ

撮影:編集部

夏はアウトドアのベストシーズン! と言いたいところですが、近年の猛暑で夏のレジャーはますます厳しいものになっています。

でもせっかくの夏休み、川や海で思いっきり遊びたいですよね。

海でハンバーグ

撮影:編集部

夏のキャンプで特に気をつけたいのが、食材と体調の管理。残念なことに、ハプニングや水際の事故は毎シーズンのように起こっています。

そんな事態を避ける注意事項と10のテクニックを、改めて確認しておきましょう。

夏のキャンプに潜む3大危険

水難事故

水辺に緊急車両のミニカー

出典:PIXTA

今夏もすでに、川や海での不慮の事故がニュースになっています。「これくらい大丈夫」「もう子供も大きくなったし……」という過信が招くのはもちろん、間違った設営や不十分な装備が原因の場合もあるようです。

熱中症

氷嚢

前例のない猛暑に見舞われている今年、屋外はもちろん室内でも熱中症になりえます。ましてや炎天下のキャンプやエアコンのないテント内、倒れる前に対策が必要です。

食中毒

おなかを抑える人

出典:PIXTA

高温と同時に多湿でもある日本の夏。食材や調理器具に菌が繁殖することで起こる、食中毒も危険です。屋外ゆえ何かと作業が煩雑になりがちなアウトドアなら、普段以上に気を付けたいポイントです。

夏キャンプの危険回避テク

夏キャンプを安全に過ごすには、これらの危険要素を回避する必要があります。そこで「10のテクニック」をチェック!

どれもすでに行っている人もいるような基本的なことではありますが、最低限実施したいこととしてこの時季に改めて確認しておきましょう。

夏キャンプの危険を回避する「10のテクニック」

1. 「涼しいキャンプ場」を選ぶ

山が見えるキャンプ場

ロケーション抜群のフリーサイトは開放感がありますが、遮る木々がないと真夏は猛烈な暑さです。

林間のキャンプ場

出典:PIXTA

夏場は、林間や高原といったなるべく涼しい場所を選びたいところ。目安として標高1,000m以上のキャンプエリアを選ぶと、日中でも平地でのキャンプと体感温度が変わってきます。逆に日が落ちると夜は平地よりもグッと気温が下がるので防寒対策も忘れずに。

2. 中に熱がこもらないよう、テントは夕方に張る

山でのキャンプ 夕方

出典:PIXTA

夏は虫問題もあり、なかなかテントをオープンにできないもの。メッシュドアやベンチレーションもありますが、風がないとうまく空気も抜けてくれません。そこで、テントは夕方涼しくなってから建てるのも手! 内部にこもる熱を少しでも減らせば、寝苦しさも軽減されます。

炎天下の中、テントの設営に手間取っていたら熱中症にかかってしまった……なんてケースも夏キャンプではよくある話なので、キケンな場合は設営は夕方スタートに伸ばしてみましょう。

3. 凍らせたペットボトルを保冷剤代わりにする

凍らせたペットボトル

撮影:編集部

日中の暑さを凌ぐ方法として、凍らせたペットボトルを持っていくのがおすすめです。保冷剤代わりになるだけでなく、溶けたら飲み物としても使えるので一石二鳥。

水だけでなくお茶やスポーツドリンクなど、キャンプに向けて普段からストックしておくと良いですね。

板氷ケース

出典:iceshop.co.jp

家庭用の氷やロックアイスよりも断然溶けにくい「板氷」でもOK。ハイスペックのハードクーラーなら、時間が経っても意外と溶けないものです!

4. 帽子はマスト!

帽子をかぶった親子

「動きづらい!」と帽子を嫌がる子供も多いですが、やはり強烈な日差しからガードするためにも特に子供には帽子をかぶらせましょう。大人は紫外線対策に、サングラスもあると良いですね。

5. 優先度が高い食材はクーラーボックスの上に配置

クーラーボックス

撮影:編集部

夏場のキャンプは、食材管理に細心の注意が必要です。「保冷が足りてなく翌日朝には痛んでしまった」「買ったのに使うのを忘れていて食材を余らせた」などのミスを起こさないようにクーラーボックスの使い方にも工夫をしてみましょう。

飲み物用と食材用でクーラーボックスを使い分ける、保冷シートや薄い発泡スチロールを上からかぶせて開け閉めで起きる”冷気の逃げ”を最小限に抑える……など色んなテクニックがありますが、まずは基本から! それが痛みやすい生モノなど優先度が高いものを上に配置するということ。これで食中毒のリスクはグッと減るはずです。

シンプルなことですが、買い物の内容によっては実践できていないことも多いので、意識して注意しましょうね。

6. 食材は冷凍して持って行く

冷凍食材

撮影:編集部

連泊キャンプにおすすめなのが、食材を冷凍して持って行く方法。初日に使用する食材は凍ったままだと調理ができなくなるものもあるので、2日目以降に使う食材を凍らせておくのがベター。

冷凍うどんや凍らせたゼリーなど、保冷剤代わりにもなり現地で食材・おやつとして使えるものが良いですね。肉を冷凍することで味の劣化が気になる方は、漬け込み肉などが◎。

7. 傷みやすい食材は買わない

ホタテ焼き

出典:PIXTA

貝類やレバーなど細菌性食中毒菌が繁殖しやすい食材は、夏場はちょっとガマンして避けるのが無難です。食べる場合はいつもより充分加熱するなど、調理方法も気を付けたいところ。

8. トングを使い分ける

ステーキをトングで

出典:PIXTA

焼けた食材を、生肉を掴んだトングでそのままお皿にあげていませんか? これも菌が蔓延する原因のひとつ。生肉用と引き上げ用など、トングも使い分ける必要があります。

トング ハサミ

撮影:編集部

焚き火台の横にかけておけるハンガーがあると、便利なうえ衛生的にも安心です。

キャプテンスタッグ ウッドグリップトング 35cm

材質・・・・本体:ステンレス鋼・グリップ:天然木

ユニフレーム FGハンガー

●サイズ:約直径5×480mm ●重量:約120g ●耐荷重:約1kg  ●材質:ステンレス鋼

9. 川遊びではライフジャケットを着用する

ライフジャケットを着た男児二人

撮影:編集部

急な天候の変化が起こりやすい夏は、さっきまで穏やかだった川の流れが急に早くなったりします。みるみる水位が上がり手遅れになる前に、浅瀬でもライフジャケットを着用しておきましょう。

死亡率をグンと減らしてくれるというライフジャケットは、なるべく目立つ色で股下ベルトがあるものなど、装備して意味のあるものを選びましょうね。

タスマニアサーフ ライフジャケット

●サイズ: 46 x 43.5 x 8.5 cm ●重量: 0.34 kg ●浮力: 5kg ●機能:笛、股ベルト、調節可能ウエストベルト ●材質: ポリエステル100%、浮力材/ポリエチレン ●目安サイズ: 130/年齢 9~10才、身長 125-135cm、 胸囲 61~67cm、 150/ 年齢 13~14才、身長 145-155cm、胸囲 70~78cm

10. 増水したら危険な場所にテントを張らない

川と岩山

撮影:編集部

川のすぐ近くにテントを張れる「リバーサイト」は夏に特に人気ですが、中には急な豪雨で増水した場合にテントが流されかねない危険な場所もあります。天候によっては川から離れたエリアに移動するなど、川沿いは要注意。

そのほか水辺での危険については、こちらでも詳しく紹介しているのでチェックしてみてくださいね。

危険とは無縁の夏キャンプにしよう

川とビール

撮影:編集部

開放的な夏こそ思いっきり楽しみたいキャンプですが、季節柄、注意すべきトピックスもたくさんあります。夏のアウトドアで最高においしいお酒も、危険な事態に繋がらないようほどほどにしつつ、安全に夏キャンプを楽しみましょう!

これを読んで気を引き締めよう

自然の急変は、「晴れだから大丈夫」なんて何の根拠にもなりません。実際のエピソードを一読して、キャンプへ行く前から過信や慢心を引き締めましょう!

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