日本のテントメーカー一覧
「しっくり来るテントが見つからない……」
「安くておしゃれなテントがあればなあ……」
と悩んでいる人は、実は自分の好みに合ったテントメーカーを知らないだけかも?
テント を販売している企業は国内・海外ともに数多く、大手通販サイトで調べてみるだけでも、数百種類のメーカーがあることが分かります。
この記事では誰もが知っている定番から少々マニアックなブランドまで幅広く紹介しているので、自分に合ったテントがないか探してみてください!
まずは、キャンプ好きから人気が高い日本のテントメーカーを5つ紹介します。
モンベル
モンベル(mont-bell)は、登山家・冒険家の辰野勇氏が大阪市西区で設立したアウトドア用品メーカーです。近年は環境省の「国立公園オフィシャルパートナーシッププログラム」に参加するなど、環境保護や社会福祉にも力を入れています。
1975年の創業以来、「Function is Beauty(機能美)」「Light & Fast(軽量と迅速)」というコンセプトをもとに商品開発を行っており、防水透湿性素材の「ドライテック」をはじめとした独自素材の開発も進めています。
モンベルのロングセラー商品である「ムーンライトテント」シリーズは、その名のとおり、月明かりの下でも簡単に設営ができるほどの扱いやすさが特徴。
2021年に発売された「ムーンライト キャビン4」 は、居住性の高さが魅力の2ルームテントで、ファミリーキャンプにもぴったりのモデルです。
スノーピーク
スノーピーク (Snow Peak)は、新潟県三条市に本社を構えるアウトドア用品メーカー。ニューノーマルな働き方として注目を集める「ワーケーション」の促進にもいち早く取り組んできた、日本のアウトドア業界を牽引する企業のひとつです。
1980年代からオートキャンプの需要開拓に注力し、ハイスペックなアウトドアグッズを提供してきたことで知られ、全製品に保証書をつけず「永久保証」としている点からも品質の高さがうかがえます。
スノーピークのテントの定番といえば、根強い人気を誇る「アメニティドーム」シリーズです。比較的安い価格でありながら、スノーピーク製品ならではの耐久性・快適性を備えています。
サイズはS・M・Lの3種類があり、ソロキャンプからファミリーキャンプまで、幅広い用途に対応できるでしょう。
スノーピーク アメニティドームM
●収納サイズ:74×22×25cm
●重量:8.0kg
●素材:【フライシート】75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工【インナーウォール】68Dポリエステルタフタ【ボトム】210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム【フレーム】ジュラルミン
ogawa
ogawa (オガワ)は、1914年に「小川治兵衛商店」として東京都京橋区八丁堀(現在の東京都中央区八丁堀)で創業されました。
第二次世界大戦後間もない時期からテントの生産を開始し、長きにわたってキャンプ好きから愛されてきた老舗のアウトドアブランドです。
ogawaは「鉄骨テント」という愛称で親しまれているロッジ型テントのメーカーとして名高く、代表的なモデルのひとつに「オーナーロッジ」シリーズがあります。
2021年に発売された「オーナーロッジ タイプ52R T/C」 は、格子窓が特徴的なかわいらしいデザインに加え、フライシートの側面とインナーテントにT/C素材を採用し、全方向にメッシュを完備するなど、機能面も優れたテントになっています。
ogawa オーナーロッジ タイプ52R T/C
●収納サイズ:84x30x44cm
●重量:約18.7kg
●素材:【フライ】ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、T/C(耐水圧350mm)【インナーテント】T/C【グランドシート】ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)【フレーム】スチールΦ22mm
ロゴス
ロゴス (LOGOS)は、大阪府大阪市で創業され、1980年代から本格的にアウトドア用品の販売をスタートしました。
「海辺5メートルから標高800メートルまで」というブランドコンセプトがあり、マリン専門ブランドと登山専門ブランドの中間的な位置づけで、キャンプギアやアパレルなどの商品を展開しています。
ロゴスのテントで特に有名なのは、ナバホ柄をあしらったおしゃれなデザインが持ち味の「ナバホティピー」シリーズ。音楽フェスの会場で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
小型モデルの「ナバホ Tepee 300」 は、簡単に組み立てられるワンポールテントで、コンパクトに収納できるため持ち運びがしやすいのがメリットです。
ロゴス ナバホ Tepee 300
●収納サイズ:約52✕18✕18cm
●重量:約4.0kg
●素材:【フレーム】7075超々ジュラルミン【フライシート】難燃性ポリエステルタフタ(耐水圧1600mm、UV-CUT加工)【インナーシート】ポリエステルタフタ(ブリーザブル撥水加工)【フロアシート】ポリエステルタフタ(耐水圧3000mm)【メッシュ】ポリエステル
DOD
DOD (ディーオーディー)は、大阪府東大阪市に本社を置くビーズ株式会社が2008年に立ち上げたアウトドアブランド。2018年2月に「DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア)」から現在の名称に変更されました。
「普通のモノは作らない」「お店には(ほとんど)置かない」「広告はしない」「自分たちで全部やる」という4つのポリシーを掲げ、個性的なアイテムを多数展開しています。
そんなDODを象徴するテントとしては「カマボコテント」が挙げられるでしょう。文字どおり、カマボコのような形をした2ルーム型トンネルテントです。
2020年に発売された「カマボコテント3」は、前作の「カマボコテント2」を改良し、さらなる快適性を実現。サイズはS・M・Lの3種類で、カラーはカーキとタンの2色があります。
海外のテントメーカー一覧

アメリカの定番ブランド以外にも、北欧や中国、韓国など、最近注目されている海外のテントメーカーは多数あります。
次に挙げる15のテントメーカーのうち、あなたがすでに知っているものはいくつあるでしょうか?
海外のテントメーカーとしては、以下のような企業・ブランドが挙げられます。
コールマン(アメリカ)
コールマン (Coleman)は、1901年にアメリカで創業された歴史あるアウトドア用品メーカーです。
最近は廃棄されるテントやタープなどを利用して新たなアイテムを作り出すプロジェクト「MFYR」が注目されているように、長く使い続けられるロングライフ製品を生産することを目指しています。
コールマンのテントと聞くと、ドーム型テントの「タフ」シリーズを思い浮かべる人も多いでしょう。
2021年に発売された「タフワイドドームⅤ/300」はフロアサイズが大きく、ベントフレームを採用しているため、ロングセラーモデルの「タフワイドドーム」の中でも特に居住性が高くなっています。
コールマン タフワイドドームV/300
●収納サイズ:約23✕25✕72cm
●重量:約11.0kg
●素材:【フライ】75Dポリエステルタフタ【インナー】68Dポリエステルタフタ【フロア】210Dポリエステルオックスフォード【ポール】アルミ合金/FRP
ザ・ノース・フェイス(アメリカ)
ザ・ノース・フェイス (THE NORTH FACE)は、1966年にアメリカで創業されたアウトドアブランドで、タウンユースのファッションとしても世界的に高い人気を誇っています。
ダウンパーカーの原型となるシェラパーカーを開発したり、1975年に世界で初めてジオデシック構造を取り入れたドーム型テント「オーバルインテンション」を発売したりと、数々の名品を生み出してきました。
ザ・ノース・フェイスで注目したいテントが、2021年に新しく登場した「エバ」シリーズです。
ファミリーユースにも向いている「エバベース6」は、単体で大型シェルターとして使えるほか、同シリーズの「エバカーゴ2」「エバカーゴ4」と組み合わせることで、さまざまなキャンプスタイルに対応できます。
ザ・ノース・フェイス エバベース6
●収納サイズ:74×30cm
●重量:約9.55kg
●素材:【キャノピー】75D ポリエステルタフタ【フロア】150D ポリエステルオックス 10,000mmPUコーティング【フライシート】75D ポリエステルタフタ 2,000mmPUコーティング
MSR(アメリカ)
MSR (エムエスアール)は、1969年に登山家のラリー・ペンバシー氏が設立したアメリカの登山用品メーカー。正式名称は「Mountain Safety Research(マウンテンセーフティリサーチ)」です。
1973年に初めて山岳テントを発売して以来、山岳救助の現場でも使用される信頼性の高い製品を開発してきました。
MSRのバックパッキングテント「エリクサー」シリーズは、コストパフォーマンスが高く、初心者にも向いているモデ
MSR エリクサー2
●収納サイズ:51✕17cm
●重量:約2.77kg
●素材:【フライ】68D ポリエステルリップストップ 耐水圧1,500mm ポリウレタン&DWR コーティング【ポール】7000 シリーズアルミ【キャノピー】40DリップストップナイロンDWR コーティング、20D マイクロメッシュ【フロア】70D ナイロンタフタ 耐水圧3,000mmポリウレタン&DWRコーティング
ポーラー(アメリカ)
ポーラー (POLeR)は、2010年にスタートしたアメリカのアウトドアブランドです。
サイクロプスロゴがトレードマークになっており、サーファーやスケーター、スノーボーダーのライフスタイルから影響を受けた遊び心のあるアイテムを提供しています。
ポーラーの定番モデル「2 MAN TENT」シリーズは、個性的で目を惹くカラーバリエーションを展開。
2021年には、イギリスのロンドンを拠点に活動するアーティスト、スティーブ・ギー(Steve Gee)氏とのコラボレーションによる新色も登場しました。
ポーラー 2 MAN TENT CREAM FSG
●収納サイズ:50✕18✕18cm
●重量:約3.5kg
●素材:【フライ】30D ポリリップストップ 2000mm 防水【本体】20D メッシュ 高通気性【底面素材】210T ポリリップストップ 3000mm 防水 PU コーティング【ペグ、ポール】軽量アルミ
ノルディスク(デンマーク)
ノルディスク (Nordisk)は、1901年にデンマークで設立されました。おしゃれなデザインで人気が高い北欧のアウトドアメーカーを代表するブランドのひとつです。
2021年からは「フォーマルキャンプ」をコンセプトにしたアパレルや雑貨を展開するライフスタイルラインもスタートしています。
ノルディスクの看板モデルといえば、ベルテントの「アスガルド」。シンプルながら洗練されたデザインが魅力です。
サイズは「アスガルド7.1」「アスガルド12.6」「アスガルド19.6」の3種類に加え、ソロキャンプやツーリングキャンプでも使いやすい「アスガルドテックミニ」があります。
ノルディスク アスガルドテックミニ
●収納サイズ:28×20×26cm
●重量:約4kg
●素材:【ルーフ】テクニカルナイロン【ドア・ウォール】テクニカルコットン
ヒルバーグ(スウェーデン)
ヒルバーグ (Hilleberg)は、1971年にスウェーデンで創立されたテントメーカーです。
インナーテントとフライシートが一体となった「ダブルウォール構造」のテントが主流で、性能によって「ブラックレーベル」「レッドレーベル」「イエローレーベル」「ブルーレーベル」の4つのグレードに分類されています。
ヒルバーグのトンネル型テントのファーストモデルである「ケロン」は、季節や場所を問わずに使用できる「ブラックレーベル」に区分されます。
「ケロン4GT」は「ケロン4」より入口部分が伸長されているため、前室がさらに広くなっているのが特徴です。
ヒルバーグ ケロン4GT
●収納サイズ:約32cm×54cm
●重量:約5.5kg
●素材:Kerlon 1800(30デニールリップストップナイロン:両サイド100%シリコン加工)
テンティピ(スウェーデン)
テンティピ は、1989年にスウェーデンで設立されたテントメーカーです。
ラインナップはワンポールテントのみですが、基本モデルの「オキニス」、より性能が高い「ジルコン」、プロ仕様の「サファイア」など、さまざまなニーズに対応するテントを揃えています。
テンティピのテントの良さを残しつつ小型化したモデルの「オリヴィン」は、ソロキャンプにもぴったり。
「オリヴィン2CP」には煙突専用口も装備されているため、テント内部で焚き火を楽しみたい人にもおすすめです。
テンティピ オリヴィン2CP
●収納サイズ:50x24cm
●重量:6.0kg
■素材:Cotpolmex C.(CP)
ヘルスポート(ノルウェー)
ヘルスポート (Helsport)は、1951年に設立されたノルウェーのアウトドアブランド。
日本における知名度はそれほど高くないかもしれませんが、高品質なテントや寝袋を開発している北欧の老舗メーカーです。
ヘルスポートのドーム型テント「バランゲルドーム」は、冬キャンプを楽しむ人の間で人気を集めているモデルのひとつ。
燃えにくいポリエステル素材が使われており、テント内で薪ストーブが使えるように設計されています。
ヘルスポート バランゲルドーム
●収納サイズ:約27×65cm
●重量:約9.75kg
●素材:【テント】ポリエステル(Helsport Rainguard 耐水圧3000mm)【ポール】アルミ
ファウデ(ドイツ)
ファウデ (VAUDE)は、1974年にドイツのアイゼンバッハで立ち上げられました。
登山用品を中心にさまざまなアウトドアグッズを展開し、持続可能な素材を用いた製品づくりにも取り組んでいます。
ファウデのカーサイドテント「Drive Van XT 5P」は、車高2.15メートルまでのバンにドッキング可能な仕様。
ひと味違ったオートキャンプをしてみたい人におすすめのテントです。
ファウデ Drive Van XT 5P
●収納サイズ:約70×38cm
●重量:14.0〜14.5kg
●素材:【フライシート】75DポリエステルPUコート3,000mm【インナーテント】68Dポリエステル【フロア素材】70DポリアミドPUラミネート10,000mm
続いては、同じくドイツのテントメーカーを紹介します。以下の画像にある、ユニークなフォルムのテントを製造しているメーカーの名前はご存知ですか?
ヘイムプラネット(ドイツ)
ヘイムプラネット (Heimplanet)は、ドイツ・ハンブルグ発のアウトドアブランドで、コアなキャンプ好きも唸らせる個性的なビジュアルのテントを展開。
空気を入れることで立ち上がるエアフレームテントのデザインは、しばしば「宇宙基地」にたとえられています。
ヘイムプラネットの代表的なモデルといえる「ザ ケイブ」は、2009年から製品化に向けて開発が進められ、2011年に発売されました。
フレームは5つの空気室に分かれていて、もし一部が損傷してしまった場合でも全体に影響が及ばないように工夫されています。
ヘイムプラネット ザ ケイブ
●収納サイズ:約40×32✕23cm
●重量:約4.8kg
●素材:【フライシート】66Dリップストップポリエステル(耐水圧5,000mm)【インナーテント】40Dリップストップナイロン【グラウンドシート】70Dナイロン(耐水圧5,000mm)
デワード(オランダ)
デワード(De Waard)は、1948年からテントを製造しているオランダの老舗メーカーです。
日本国内の知名度からするとマニアックなブランドといえますが、ハイエンドかつヴィンテージな雰囲気が漂うラインナップを展開しており、レアテントを求めている人にもおすすめです。
デワードのテントのシンボル的存在である「アルバトロス」は、後ろからはティピーテントに見えるような独特の形状が印象的。
時代に合わせた改良を施しつつ、1950年代から今日に至るまで不動の支持を得ています。
ケシュア(フランス)
ケシュア (Quechua)は、1997年にフランスの大手スポーツ用品チェーン「デカトロン(Decathlon)」が立ち上げたアウトドアブランドです。
ヨーロッパのメーカーは「デザインは良いけど値段が高い……」というイメージを持たれがちですが、ケシュアは比較的安い価格で手に入るアイテムが多いのもメリット。
ケシュアは「2秒テント」の通称でおなじみのワンタッチテント「2 SECONDS」シリーズのメーカーとしてご存知の人も多いでしょう。
2020年に発売された「EASY FRESH&BLACK 2人用」は、設営時は紐を引っ張るだけ、撤収時はボタンを押すだけでOKという手軽さなので、キャンプ初心者にも向いているといえます。
ケシュア 2 SECONDS EASY FRESH & BLACK 2人用
●収納サイズ:59×20×20cm
●重量:4.7kg
●素材:主な生地/100% ポリエステル(PES)、構造/50% ガラス繊維 (FG)・50% ポリオキシメチレン(POM)
ミニマルワークス(韓国)
ミニマルワークス (MINIMAL WORKS)は、2013年に韓国で創設された新進気鋭のアウトドアブランド。2020年から本格的に日本市場へ進出し、話題を集めました。
ブランド名が表すとおり、ミニマリズムを体現する洗練されたキャンプギアを展開しています。
ミニマルワークスのシグネチャーテント「グアバ4Pインナーテント」を再解釈したモデルとして、2021年に発売されたのが「シェルターG」です。
2本ずつのメインポールとサイドポールで自立させることができるため、設営しやすいのが特徴。両サイドのドアを開くとかなりの開放感を味わえるでしょう。
ミニマルワークス シェルターG
●収納サイズ:65×25cm
●重量:6.4kg
●素材:【スキン】nylpn40D pu/sil(water proof2000mm) 【ルーフ】poly75D,TPU【ポール】Duralumin
モビガーデン(中国)
モビガーデン (Mobi Garden・牧高笛)は、中国を代表するアウトドアブランドのひとつです。
2003年にテントメーカーとしてアウトドア業界に参入して以来、中国国内を中心に着実にシェアを広げ、日本でも2021年から大型テントの取り扱いを開始しました。
モビガーデンのスタンダードなドーム型テントとして人気なのが「コールドマウンテン」シリーズ。
中国で80万張り以上を売り上げた「冷山」シリーズを進化させたモデルで、コストパフォーマンスに優れたテントといえます。
モビガーデン コールドマウンテン3
●収納サイズ:約42×17cm
●重量:約2.5kg
●素材:【フライ】190T防水コーディングPU2000MM高密度ポリエステルエンボス加工【インナー】高密度ファインメッシュ【ボトム】68DPU4000防水ポリエステル【ロッド】アルミ合金
ダーチ(オーストラリア)
ダーチ (DARCHE)は、1991年にオーストラリアで創業されたアウトドア用品メーカーです。
主にソロキャンパー向けの「スワッグ(Swag)」と呼ばれるテントを始め、オーストラリアのキャンプスタイルを感じられるディープなギアを取り揃えています。
ダーチが開発したスワッグテント「AD SWAG」は、付属のエアポンプを使えば約20秒で設営が可能です。
サイズは幅の長さによって「900」「1100」「1400」の3種類に分かれています。
テントメーカーをニーズ別におすすめ!
国内・海外ともにたくさんのテントメーカーがあることは分かったけれど、選択肢が多すぎて決め手に欠ける……という人もいるでしょう。
以下のニーズごとにおすすめのメーカーを紹介していくので、テント選びの参考にしてみてください!
初心者だからとりあえず有名ブランドにしたい
キャンプ初心者が有名なブランドのテントを選ぶメリットのひとつには「情報収集がしやすいこと」が挙げられます。
著名なメーカーのアイテムはユーザーが多い分、インターネットで検索すれば、組み立て方やトラブルシューティングなどの初心者がほしい情報が見つかりやすく、メーカー側からの情報発信も手厚い傾向にあります。
「まずは手堅く定番から……」と考えている人は、モンベル、スノーピーク、コールマンのような大手メーカーのラインナップをチェックして、自分に合ったテントを探してみましょう。
他の人とかぶらないマニアックなメーカーが良い
有名なメーカーが出しているテントは安心して使いやすいものの、人気商品の場合、キャンプ場で他の人とかぶってしまう可能性が高くなるのは否めません。
もちろん、一概にはいえませんが、デワードのような個性的かつ国内では手に入りにくい海外のテントメーカーをチョイスすると、「テントがかぶる」心配はあまりなくなるでしょう。
さらに、キャンプ上級者の中には、以下の記事で紹介しているように、別のメーカーのテントとタープを組み合わせるという方法でオリジナルなスタイルを楽しんでいる人もいます!
売れ筋ランキングを参考にして決めたい
売れているもの=良いもの……とは限りませんが、通販サイトの売れ筋ランキングは、安さに釣られて“はずれ”のテントを買わないために参考になる指標のひとつといえます。
ただし、商品ページのレビューを確認して、ユーザーからの評価を確かめることも忘れないようにしましょう。
実際にAmazonや楽天市場といった通販サイトの売れ筋ランキングを見てみると、以下のような1万円以下で手に入るコストパフォーマンスに優れたテントが上位にランクインしていました(※2021年8月時点)。
キャプテンスタッグ M-3105
●収納サイズ:約66x14x14cm
●重量:約2.5kg
●素材:【フライ】ナイロン190T(PU加工・防水)【インナーテント】ナイロン190T(通気性撥水加工)【グランドシート】PEクロス【メッシュ】ポリエステル1mmメッシュ【ポール】グラスファイバー7mm
モダンデコ ポップアップテント
●収納サイズ:約52.5✕52.5✕4.5cm(レギュラーサイズ)
●重量:約1.5kg(レギュラーサイズ)
●素材:生地・ポリエステル、骨組み・スチール
安いのが第一!コスパを重視したい
最近は販売価格が安いにもかかわらず高い性能を備えた、コストパフォーマンスの良いテントが増えています。
YouTubeやブログ、通販サイトの商品ページにあるレビューなど、複数のチャネルで評価をチェックしてみると、実際の使用感が見えてくるはずです。
上記で紹介した中で、コスパの面から評価が高いメーカーとしては、ケシュアやモビガーデンが挙げられます。
コスパの良いテントをもっとたくさん知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください!
おしゃれなデザインにこだわりたい
自分なりのおしゃれなスタイルを追求し、テントの見た目にこだわるのもキャンプの楽しみのひとつ。
好みは人それぞれですが、ノルディスク、テンティピといった北欧のアウトドアブランドをチェックしてみると、独創性に溢れたテントの中からお気に入りの一品が見つかるかもしれません。
また、前述したポーラーのように、デザイナーとのコラボレーションで作られたテントをチョイスするのも良いでしょう。
登山向けの高性能なテントがほしい
登山向けのテントは、高所の厳しい環境に耐えられるように、機能面にこだわって作られたモデルが多くあります。
上記に挙げたメーカーでは、モンベルやMSR、ヒルバーグなどが登山用のテントを展開しています。
そのほか、日本の登山用品メーカー・アライテントのロングセラー「エアライズ」 シリーズも、根強い人気があるモデルです。
アライテント エアライズ1
●収納サイズ:本体29×14φcm
●重量:1.36kg
●素材:【本体】28dnリップストップナイロン(東レ『ファリーロ』中空糸)【フライ】30dnリップストップナイロンPUコーティング【シート】40dnナイロンタフタPUコーティング【フレーム】NSL9フェザーライト(DAC社製)
ファミリーキャンプを楽しみたい
ファミリーキャンプに使用するテントを選ぶ場合は、はじめにテントの定員を確認しましょう。
家族の人数によっても選択肢は変わってきますが、広々とした居住空間を確保しやすい2ルームテントは、ファミリーキャンプに向いているという声も多数。
2021年にハイランダー(Hilander)から発売された「アルミフレーム2ルームテント」 のように、比較的安い価格で購入できる2ルームテントもあります!ハイランダー アルミフレーム2ルームテント
●収納サイズ:約64✕24✕24cm(本体)
●重量:約9.2kg(本体)
●素材:190T68Dポリエステル/耐水圧PU2000mm(本体生地)、190Tポリエステル(インナーテント、インナーマット+グランドシート専用収納袋)、210Dオックスフォード/耐水圧PU2000mm(インナーテント床面生地)、PE/耐水圧PU2000mm(グランドシート)、PVC(インナーマット)、アルミ(フレーム)、スチール(キャノピーポール)、210Dオックスフォード(本体収納袋)
キャンプツーリングに出かけたい
キャンプツーリングではバイクに荷物を積載する必要があるので、車でキャンプ場に行く場合と比較すると、持っていける荷物の量が限られます。
そのため、できるだけコンパクトに収納できる軽量なテントを選ぶのがおすすめです。
たとえば、DODの「ライダーズバイクインテント」 は、ワンタッチで寝室とバイク収納スペース、リビングスペースが完成するという、キャンプツーリングに特化したこだわりのテントです。
DOD ライダーズバイクインテント
●収納サイズ:約61.5✕23✕23cm
●重量:約5.3kg
●素材:【アウターテント】40Dナイロン(PUコーティング、リップストップ加工)【インナーテント】ポリエステル通気性生地【フロア】210Dポリエステル(PUコーティング)【ポール】アルミ合金・スチール
自分に合ったブランドを見つけよう
ここまで国内外を問わず、多種多様なテントメーカーを紹介してきましたが、前述した以外にも数多くのメーカーが存在します。
この記事を参考にしたうえで、インターネットでさらに情報を集めてみたり、キャンプ用品店に足を運んで実際に見比べてみたりして、「これだ!」と思える理想のテントを探してみましょう。