「いつものシュラフ」で秋冬も暖かく眠る方法って?
冷え込みの予測が難しい秋冬のキャンプ、3シーズン対応のシュラフ でも物によっては寒すぎることもあります。
しかし、万が一の寒さに備えて冬用シュラフを買うのもあまり現実的ではありません。その前に、+αの工夫を試してみましょう。
ポイントは「空気の層」
保温のコツはいかにシュラフの内外に「空気の層」を多く作れるか、ということ。空気の層を作ることで熱を逃さず暖かく眠れます。
そのため、くしゃくしゃにした新聞紙を何枚か入れて隙間を埋めつつ空気の層を作るだけでもかなり保温効果は上がります。しかしさすがに寝心地はイマイチ。今回は快適さも追求した+αテクをご紹介しますよ!
あったかシュラフを作る!「8つの+αテク」
①シュラフの中に毛布
まず手っ取り早い方法は、毛布 やブランケットの併用。素材がマイクロファイバーやフリースのものは、特に暖かいのでおすすめです。
②専用のインナーシュラフがあると便利
シュラフの内側に敷くインナーシュラフ は、シーツと薄い肌掛けが一体化したようなもの。寝心地を快適化してくれるほか、足元もすっぽり包み暖かくしてくれます。
こちらもフリース素材が暖かい!
キングキャンプ シュラフインナー
③出番のないシュラフを「敷布団」に
何となく買ったけど結局使っていないという夏用シュラフ、眠っていませんか?
あれば、寒い季節にマット に巻いて敷布団的に使うのもおすすめ。下からの冷気を遮断してくれます。
④寝袋+寝袋の「二枚使い」
ダウンシュラフ の場合、水に濡れると保温力が一気に低下してしまいます。そこで、もし夏用や緊急時用の薄手の化繊シュラフがあれば、かぶせて二枚重ねで使うのも効果的。
カバーすることで、ダウン本来のスペックをキープできます。
⑤シュフフカバーで保温機能キープ
とは言え、シュラフを何種類も持っている人は少ないでしょう。そこで、シュラフカバー です。シュラフを結露から守り、保温効果が下がるのを防いでくれます。
特に秋冬シーズンでは結露が発生しやすく大問題。シュラフカバーがあれば安心感が違うのでおすすめです。また、シュラフの表面が防水加工されているものもあるので、そちらも併せて検討するのもいいですね。
⑥エマージェンシーシートを活用する
エマージェンシーシート を+αする方法も。軽くて専用のシュラフカバーやシーツよりリーズナブルなのは魅力的ですが、やはり一時使用目的なのでスペック面はソコソコ。
ただ、シートと寝袋の間に結露ができやすく、そこが気になるという声もあり、総合的なコスパとしては微妙かもしれません。
ソル ヒートシート エマージェンシーヴィヴィ
⑦機能的なマットを併用する
複数個所に穴が開いているKLYMITのマットのようなものは、背面の綿の潰れを少なくしシュラフの保温機能を無駄にしません。発砲ウレタン系のマット をその下に敷けば、冷気をさらにシャットアウト。
クライミット イナーシャ オゾン
⑧湯たんぽを入れる
代表的な冬の保温テクニックのひとつ「湯たんぽ」 は、アウトドアでももちろん効果的。タオルやカバーをきちんと装着し、低温火傷には注意が必要です。
尾上製作所 萬年 トタン湯たんぽ 1号
シュラフ内で寝る時の服装にも工夫を
ダウンシューズを履く
シュラフ内で寝る時、あまりの足の冷たさに寝付けなかった方もいるのでは? 冷えは、足元から。ダウンシューズ で足を守ると、体感的に全然違います!
ノースフェイス ヌプシブーティー nf51874
シュラフのお手入れも大事!
「ダウン」シュラフは特にですが、劣化よって保温機能は低下します。「化繊」シュラフも、中綿が湿気を含んでいると暖かさが感じられなくなってしまうので、洗って干すなど定期的にメンテナンスをするのも大事ですね。
シュラフにひと工夫で秋冬も快適キャンプ
寒い季節のアウトドア、夜にテント で快適に眠れるかどうかはかなりの重要課題です。これをクリアするためにかしこい工夫を身につけて、通年快適なキャンプへ出かけましょう!
防寒グッズまとめ
グローブにヒーターなど、この秋冬のキャンプはもちろん、家でも使えるお役立ち防寒グッズ25選!