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重装備キャンパー、断捨離するってよ…!歴7年目にして「コレ要らない」と気づいた4つのアイテム

ひたすら「楽で快適」なキャンプスタイルを追求した結果、ソロとしてはなかなかの重装備キャンパーを自負する筆者。とはいえ、設営撤収の手間とのバランスは大事。

キャンプ歴も7年を経て重装備なりに「いらないもの」も段々と明確になり、ここらでいっそ断捨離するかと決意。全4アイテムとその経緯について、詳しくご紹介します!

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目次

記事画像撮影:筆者

そういえば、あのギア最近日の目を見てない…?

重装備キャンプとはこれです

プロフィールでも「重装備キャンパー」を自称する筆者。キャンプでの快適性を追求した結果、夏場のソロを除き、毎度呆れるレベルの重装備スタイルです。

重装備キャンプの荷物

とはいえ、重装備が過ぎて設営や撤収に時間がかかりすぎるのでは本末転倒。かえって快適度が下がってしまいます。

なので、キャンプ歴7年を経て重装備なりにもだんだん淘汰。今では使わなくなった“お蔵入り”ギアたちが、探してみたら出てくるわ出てくるわ……。

お蔵入りギアたちの断捨離を決意…!

筆者のキャンプギア倉庫

“お蔵入りギア”に共通するのは、「設営撤収の手間がかかり、他で代用が効く」点。もちろんそれを上回る魅力で愛用する人もおり、決してギアが悪いわけではありません。

要は、筆者のスタイルとのミスマッチが最大の理由です。無骨とかそっち方向じゃなかったんですよね、私……。

そこで、思い切って全4アイテムの断捨離を決行! 断捨離に至った経緯も詳しくご紹介していきます!

断捨離その1|ハンドメイド「鋳鉄製焚火ハンガー」

鋳鉄製焚火ハンガー

真っ先に「もう使わないなあ」と思ったのが、ヤフーオークションにて5年ほど前に購入した、ノーブランドのハンドメイド「鋳鉄製焚火ハンガー」。

当時はまだ、無骨スタイルに憧れていた迷走期だった次第です……。確かにカッコイイけれど、「楽で快適」を求める自分のスタイルには、徐々にマッチしなくなりました。

鋳鉄製焚火ハンガーに各種ギアをセット

というのもこちら、ハンマーで叩いて地面に突き刺し、さらに大小の付属パーツを、1つずつセンターポールに通して固定する構造。お世辞にも設営&撤収がラクとは言い難いんです。

また、朝は焚火をしない派なので、撤収時間短縮のために夜のうちに片付けてしまいます。つまり、実質使うのは設営からわずか数時間

そうするとですね、何の意味があるのかという気分になるわけですよね……。

収納した鋳鉄製焚火ハンガー
鋳鉄製焚火ハンガーを持つ

さらに、文字通り鋳鉄製で重量も7kg以上という重さ。凹凸も多い形状で剥き出しの状態では車を傷つけるリスクも。

せめて運搬時のストレスだけでも減らすべく、ひたすらケースを探したところ、モデルガンのスナイパーライフル用ケースがシンデレラフィット(テーブル板も弾倉用ポケットに入る!)! 

ですが、ここで何かもう満足してしま、今となっては懐かしい思い出です……。

シェラカップ等が収まったマルチコンテナ

この手のハンガー類をわざわざ使う理由の第一は、筆者的には無骨な「見栄え」。役割としては正直無くてもそれほど困りません

最近では、シェラカップやトングなどの調理関連ギアは全て、アルバートル「マルチツールコンテナ」に収納。ここに取り出しやすく収めれば、わざわざハンガーに吊るす必要もありません。

    アルバートル マルチギアコンテナ M

    サイズ長さ30×幅38×高さ60cm
    容量48L
    材質ポリエステル

    断捨離その2|ユニフレーム「薪グリルラージ」

    火をつけていない薪グリルラージ

    断捨離その2は、ユニフレーム「薪グリルラージ」。デザインや暖かさ、調理のしやすさなど、ロングセラーたる魅力が満載の焚き火台ですが、残念ながら筆者にはマッチせず。

    何といってもこの大きさが辛い約41×30×35cm重量約3.6kgのガッチリとしたステンレス製なので、特に灰の処分が大変です。

    火床だけスムーズに外せず、本体丸ごと灰捨て場まで運ぶ必要があるんです。鋭利な部分もあるので、持ち運ぶ際はグローブ必須。(不器用な筆者はケガをしてしまったことも)

    焚火をしている薪グリルラージ

    また、薪を寝かせて燃やすタイプのため、火のコントロール難易度も高め。

    大きな薪が乗るのは魅力ですが、無造作にベタ乗せはNG。空気の流れる隙間を作るように薪を組んだり、小割薪で丁寧に調整したり、常に面倒を見ていないと火が消えてしまいます。

    つまり、「大事に火を育てる」のが好きなキャンパーには垂涎モノの焚き火台。ですが筆者はそういうタイプではなく、段々と面倒に。(面倒すぎて、ぶっとい薪を立てて燃やしたことも)

    ユニフレーム「ファイアグリル」

    そんなワケで現在の一軍は、同じくユニフレームの「ファイアグリル」約43×43×33(網高)cm、2.7kgと、明らかに軽くて取り回しやすいサイズです。火床も簡単に外せて灰処理もラク。

    薪の積み方も自在で空気が入りやすく、うまく組めば、放置したままでも快調に燃え続けます。

    要は焚き火の趣向の問題で、焚き火好きだけどそこまで注力したくない筆者には、このぐらいの「初心者向け」が合っているようです。

      ユニフレーム ファイアグリル

      使用サイズ約29.5×29.5×18cm
      収納サイズ約21×21×5cm
      重量約900g
      分散耐荷重約5kg
      材質炉・焼網・ロストル:ステンレス鋼/スタンド:鉄・クロームメッキ/収納ケース:ポリエステル

      断捨離その3|2ブランド「3段ラック」

      キャプテンスタッグ木製三段ラックとハイランダーのウッドアイアン三段ラック

      断捨離その3は、小物整理収納に便利な「3段ラック」。安価でホームセンターなどで入手でき、テント内収納の効率UPギアとして、最も手近な存在です。我が家にも2種が鎮座。

      元々はホームセンターのコーナンで売られていた、通称「コーナンラック」という家庭用がオリジナルで、その後各メーカーに波及。一昔前はみんな持っていましたよね。

      キャプテンスタッグ「3段ラック」

      最初に買ったのは、キャプテンスタッグ「収納ラック CSクラシックス 木製 3段 MOVEラック 460」。組み立て時は46.5×30×64cmとワイドで、耐荷重も1枚あたり約10kgとタフな作り。

      確かに便利なんですが、1段1段の広さ高さがに圧迫感があり物の出し入れがやや面倒で……。その後、もっとオシャレで利便性の高いラックが出回り始め、次はそちらへ移行しました。

      ハイランダー「ウッドスチール3段ラック」

      それが、ハイランダー「アイアンウッドラック3段」(現在廃盤)。大分見た目が洗練されましたね……! 1段1段のゆったり感もあり、物の取り出しもスムーズです。

      しかしこちら、スチール製の脚パーツが重たい! 組み立て分解の手順こそ単純ですが、重い分スムーズにはいかず。ファミリーはともかく、ソロキャンプでわざわざ出すものではないな……と痛感。

      ラックの裏には変な隙間

      また背が高い分、いわゆるティピーテントなど、壁面に角度のあるテントでは背面下部にデッドスペースができがちなのも不便でした。

      テント内に乱立する小テーブル

      最終的に、ユニフレーム「焚き火テーブル」SENQI「メッシュテーブル」、ノーブランドのアルミテーブルなど、小さなテーブルを3〜4台並べ、そこへ収納BOXごと乗せて配置。

      テーブルを畳むだけなので、撤収もスピーディー。デッドスペースもできにくく、上に積み重ねないから物の取り出しも圧倒的にラクなんです。

      ぞれぞれ平置きでスペースを食うのが唯一のデメリットですが、筆者はソロでもテンマクデザイン「サーカス」など大きめテントなので、この点もクリア。

        ユニフレーム 焚き火テーブル

        使用サイズ55×35×37(H)cm
        収納サイズ5×35×2.5(厚さ)cm
        重量2.8kg
        耐荷重50kg
        材質テーブルトップ:18-8ステンレス0.8mm厚、特殊エンボス加工/サイド:天然木/スタンド:18-8ステンレス(径19mm)

          SENQI メッシュテーブル

          使用サイズ65.5×30×20.5cm(高さ)
          収納サイズ65.5×30×2.5cm(厚さ)
          重量1.91kg
          最大耐荷重約30kg
          材質黒メッキスチール(本体)+ブナの木(サイド)+ポリエステル(収納袋)

          断捨離その4|ノーブランド「カセットストーブ」

          カセットストーブ

          「キャンプとは薪ストーブだ!」と言い張るほど薪ストーブ好きの筆者。当然冬こそキャンプオンシーズンなのですが、キャンプを始めた当初は今ほどの冬キャンプ熱はなく……。

          その頃、あくまで非常時用に購入した、このノーブランドのカセットストーブが4つ目の断捨離アイテムです。

          高さ25×幅24×長さ20cmと車に常備できるコンパクトさで、発火部分を上向きにすればコンロにもなる2WAYという触れ込みに惹かれたものの……、実際ほとんど使いませんでした。

          上を向いたカセットストーブ

          暖房性能が低く「手あぶり」程度の効果しかないのが、最大の理由です。ホッカイロを持てば不要なレベル。風に弱く、ガス式ゆえの失火事故も懸念されるなどの点も一因に。

          また、キャンプギアの知識が増えるにつれ、ノーブランドなのも不安に。筆者的には、この手の火器は国内主流メーカー製への信頼が絶大でして。

          実際、今回久々に引っ張り出してみたら、故障してもはや全く着火しませんでした。とほほ。

          電気毛布とクッション

          *画像左:電気毛布、画像右:ロゴス「ヒートユニット クッションシート」(現在廃盤)

          *画像はロゴス「ヒートユニットチェアカバー」

          結局、今や「薪ストーブ」が冬キャンプの主役となり、少し寒いぐらいの場合は、電気毛布やロゴス「ヒートユニットチェアカバー」など、モバイルバッテリー式の簡易暖房を愛用。

          これなら安全性は高いし、気象条件関係なく手軽に使えます。特に、朝起きてすぐの時間帯などは、これらで済ませることがほとんどです。

            ロゴス ヒートユニットチェアカバー

            サイズ(約)縦108×横57cm
            総重量(約)1.3kg
            作動時間(約)強/3時間、弱/5.5時間
            電源USB
            入力電圧/電流5V/2A
            主素材[生地]ポリエステル、[中綿]ポリプロピレン

              定期的な断捨離で、一軍ギアをアップデートしよう!

              薪グリルラージと焚火ハンガー

              こうして改めて見るとこのスタイルもアリだなあ……と思わないでもないですが、やはり筆者は、テントに引き籠って薪ストーブをいじっている方が好きなんですよね。

              キャンプギアってどうしても増殖しがちですが、テントなどは使わないと加水分解するし、金属も錆びます。タンスのこやしにしても仕方ないので、使わないものはリサイクルショップに出すなど、定期的な断捨離をオススメします。

              そうして自分のスタイルを俯瞰し、何をやりたいか、何が楽しいかを再考すれば、本当に必要なギアも明確に。適宜「一軍ギア」を最適なものに更新していきたいものですね。