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明るく輝く蓄光テープ「マラスペック・グローテープロール」
必ず必要な物ではないけれど、コレがあればキャンプの質が爆上がりする、そんなアイテムを発見しました!
言うなればこれはQOC(クオリティ・オブ・キャンプライフ)を爆上げするアイテム、それが、この「マラスペック グローテープ ロール」。太陽光などの強い光で蓄光させると、暗くなってから非常に明るい光を放つ、ロール状のシールです。
マラスペック グローテープ ロール
サイズ | 幅3cm、長さ457cm |
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素材 | ビニール、エポキシレジン |
青白い蛍光色に光る!
出典:Yahooショッピング
ほの白く光るこのテープ、もともとはアメリカの石油掘削現場で、出口を示す輝度の高い発光テープの需要を満たすために開発された高スペック品です。
あらゆる小物に貼ってキャンプしてみた!
これをキャンプギアに貼ったら、薄暗くなってから何がどこにあるかわかりやすく、ギアを無くしにくくなるのでは?
というわけで、思いつく限りの「暗闇で光っていて欲しい!」キャンプギアを集め、グローテープを貼り込みました。そして、実際にキャンプで試してみた模様を詳しくレポートします!
しなやかで粘着力も強く、貼り付けやすい
細かい曲面に沿って貼れる
とてもしなやかな素材、そして粘着力の強いテープなので、曲面に貼ることも可能。細かいキャンプギアの形に沿って貼り付けられます。
ハサミで簡単にカット
サイズバリエーションがある中から筆者が選んだグローテープの長さは、1巻き約475cmで幅は約3cm。ビニールが基材のテープに、エポキシレジン加工がされています。
柔らかく、ハサミやカッターで簡単に切ることができます。
テープの裏側は便利な方眼紙仕様。線に沿って真っ直ぐにカットできます。
それでは、これはと思うギアにグローテープを貼り込み、暗がりでどのように光るのか、見ていきましょう。
暗闇に紛れがちな道具に貼って、キャンプ場での行方不明を防止!
ペグハンマーやトングに貼ってみた
薄暗くなってくると、「あれどこに置いたっけ?」と、行方不明事件を起こす小物ギアたち。その代表格のペグハンマーや、焚き火道具のトングや火吹き棒にグローテープを貼ってみました。
このあと明るい太陽光のもとに8時間ほど放置し、グローテープにしっかり蓄光させました。
ペグの打ち直しをしたいときに限って、どこかへ紛れてしまうペグハンマー。
グローテープを貼り、しっかり蓄光させたペグハンマーは、草の上でボォッと光を放ち、探し回ることなく手に取ることができました。(テントを立てたあと、その辺に放りっぱなしにしておく自分が悪いのですが……)
識別用に、火吹き棒には2重に巻いてみた
愛用の火吹き棒、他の棒状のものと区別がつきやすいよう、テープを細く切り、吹き口部分に2列に巻いてみました。
おお、焚き火の傍らで、火吹き棒とトングがどこにあるかハッキリ見えます。これで、使いたいときにトングや火吹き棒が見当たらないイライラがなくなりそうです。
剥がれにくいよう、テープの角を落とすのがおすすめ!
ステッカーやテープなどは、使っているうちに角の部分から剥がれてきます。貼る前に、角の部分をハサミで丸く落としておくといいでしょう。
工具に貼ってみた
最近導入したレザーマンのマルチツール。これも薄暗くなってくると、どこに置いたっけ? になりやすいのは筆者だけでしょうか。
持ち手の部分に細く貼り付け、プライヤー仕様にしたときのハの字の形で、マルチツールだということがわかるようにしてみました。
焚き火の最中、薪を細く割ろうとして、鉈のありかを見失うことも。鉈のハンドル部分と、シースのボタンの上に丸く切ったグローテープを貼り付け。
思惑通り、鉈とケースがどこにあるかよくわかる
鉈といえど、抜き身の刃物を見失うのはケガの元。グローテープの光のおかげで、鉈本体とシースがどこにあるかがしっかりわかるようになりました。
ハサミで自由な形にカットできる
それぞれ役割に合わせて切ってみた
グローテープの幅は約3cm。ちょっとした小細工ができる太さです。
なのでライターは炎の形に、防犯ブザーは稲妻型に、モバイルバッテリーはBの文字にしてみました。ハサミで自由にカットできるので、形を考えるのも楽しいですね。
十分に光を当てて蓄光させ、夜になりました。こちらも思った通り、光の形状で、パッとみてコレが何なのかがわかります! 目的のものがすぐに手に取れますね。
水に強く、雨天でもへっちゃら
折りたたみ傘に貼る
この日の午後はあいにくの小雨模様。モンベルのトレッキングアンブレラには、もともと暗いところでライトを反射するロゴがプリントされています。
既に十分使い勝手のいい名作の傘ですが、これにもグローテープを加えて、自ら発光するように仕立ててみました。
どうでしょうか。傘のトップと持ち手がほんわりと光り、反射材との合わせ技で、より安全に視認できるようになりました。
ペグとロープに仮貼りして引っ掛け予防
グローテープをペグの頭に巻いておく、張ったロープにグローテープの切片を仮貼りしておくだけで、暗くなってからテントペグやガイロープに足を引っ掛けて転ぶのを防げます。これは、小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめ。
夜はずっと雨天でしたが、貼り付けたグローテープはしっかりと雨滴を弾き、剥がれることもありませんでした。
ウォータージャグの口に
ジャグの吐水ボタンに丸く切ったグローテープを貼りました。どこを押せば水が出るのか、一発でわかります。
実際、光っている時間はどのくらい?
ところで、これほど明るくはっきりと光るグローテープ、発光している時間が気になりますね。商品パッケージの説明書には、「最大24時間発光」とありますが、実際はどうでしょうか。
昼間の太陽でガッツリ蓄光させたグローテープ、しっかり光って見えていたのは、残念ながらおよそ数時間といったところでした。しかし、安全面や物のありかを示す用途なら、夕方から寝しなにかけて光が見えていれば、キャンプ中はこと足りると感じました。
LEDランタンで光を追加
ちょっと光が弱いかも? そう思ったら、太陽光以外にも、紫外線、懐中電灯、スマホのライトなど、いろいろな光源から蓄光ができます。
いつもキャンプで使っている1,000ルーメンのLEDランタンで、タブレット端末とクルマのキーに貼ったグローテープを蓄光させてみました。
光源が明るければ明るいほど、蓄光にかかる時間は短縮されます。放つ光がちょっと暗めかな、と思ったら、明るいライトを追加で当ててやるといいでしょう。
テープの上から油性ペンで描ける
クルマのキーに絵を描いてみた
グローテープは、上から油性ペンで文字や図柄が書き込めます。愛車のキーに、クルマのカタチを描き、見ればすぐにキーだと判別できるようにしてみました。
暗くなってからのゴミの分別に
日が暮れてくると、せっかくゴミの分別のために袋を分けても、あれ、どっちが燃えるゴミだっけ……? なんてことも。文字で書いて貼っておけば、明るい間はもとより、暗くなってからでもわかりやすいです。
【おまけ】テント内のあれこれに
ワイヤーキーに貼る
ソロキャンパーの筆者。テントで休むときは、防犯のため、バックパックとキャリーケースをワイヤーキーで繋ぎ、テントのファスナーも内側からロックしています。
暗い中鍵をかけるときや、トイレ等で外に出るときなど、キーが光っていてくれたらわかりやすいかも? そう思い、手持ちのワイヤーキー全部にグローテープをペタペタ貼り付け!
ソロテーブルとメガネケースに貼る
メガネ派キャンパーあるあるですが、暗いテントの中でメガネケースを見失い、ガサガサ手探りする羽目になることも。そこで、グローテープをメガネ型に切って、ケースにペタリ! 元々のカモフラ柄に紛れて、さほど不自然でない仕上がりに。
いつもテント内の枕元で小物を置くのに使っているソロテーブル。四隅にグローテープを貼り付けて、テーブル面がわかるようにしてみました。結果は……。
明かりを消したテント内、これはわかりやすい!
ついでに、テントのファスナーループにもグローテープを貼ってしまいました。テント内のライトを消すと、ペカーッと光って、どこにファスナーとワイヤーキーがあるのか、丸わかりです!
シュラフの脇に置いたテーブルも、どこがテーブル面かしっかり識別できます。いざというときの防犯ブザーも手に取りやすく、メガネケースはメガネレンズの形が浮き上がって、これなら間違いようもありません。
暗くなってからの安全と、あれがない、どこやった?を防いでくれる優秀テープ!
明るく発光し、しなやかでどんなものにも貼り付けられる、マラスペック・グローテープロール。あなたのアイデア次第で、キャンプ小物をより使いやすく!
他にも階段や電灯のスイッチ、電源ケーブルやUSBケーブルのコネクタ部分など、家の中でも便利に使える優秀ツールです!
マラスペック グローテープ ロール
サイズ | 幅3cm、長さ457cm |
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素材 | ビニール、エポキシレジン |