記事中画像撮影:筆者
テントがなくてもキャンプはできる?!
突然ですがみなさん、キャンプにテントって必須だと思いますか?
質問の意味が「ちょっと良く分からない」という人もいるかもしれませんが、筆者に関して言うと、なくても全然大丈夫です! むしろテントは贅沢品の部類!
1枚目の画像はテント使用時。2枚目の画像は……、そう、テントじゃありません。こちら、実は1枚のタープをテントのように活用しています。
普段、いわゆる“地べたソロ”系のミニマム&無骨なキャンプを楽しむ筆者ですが、数年前から“タープ泊”の魅力に取り憑かれ、今やメインのスタイルに。
今回はそんなタープ泊の魅力と、おすすめのタープ活用技法5パターンをご紹介します!
無骨感極まる!“タープ泊”の魅力とは?
おすすめの活用技法をご紹介する前に、まずはそもそものタープ泊の魅力について語らせて下さい! 筆者がここまでハマったのには、ちゃんと理由があるんです。
その1. テントより断然安い!
こちらは筆者が現在メインで使っている、アクアクエスト「サファリ」というタープ。公式オンラインストアでは、送料込みで16,000円程度でした!
「いや、まぁまぁの金額!」というツッコミが聞こえる気がしますが、それは本当にごめんなさい。でも少し前まで4,000円くらいのタープをずっと使っていたんです。
この値段でテントを探すとなると厳しいけれど、タープなら十分なクオリティのものが買えるんです!
その2. 装備も超コンパクト!
「焚き火をしに山に入り、“ついでに”キャンプしてる」と言っても過言ではない筆者のテントは、難燃素材の「パンダTC」。長く使っている大好きなテントです。
ただ、左側のタープ泊装備一式と比べるとボリュームの差は一目瞭然。「軽量・コンパクト」が口グセの筆者的には無視できない大きな差なんです……!
なんなら、ポールの代わりに現地調達の木を使えばさらにミニマム装備でOK! ブッシュクラフトの中でも、比較的簡単で初心者でもトライしやすいテクニックです。
さらにタープ+ハンモックなら、ポールすら不要。 もはや、普段使いのリュックでの1泊キャンプまで可能になってきます。
※現地での木材の伐採や設営への流用については、キャンプ場の許可がある場合に限ります。
その3. 汎用性&玄人感が断然高い
既成テントと最も異なるのが、正方形の1枚の布である点。折り畳んだり、ポールやガイロープの接続箇所を変えれば、全く違う形に変形できるんです。気持ち的には、常に何種類ものテントを使っている感覚。
「今回のキャンプ飯どうしよっかな〜」と並んで、「今日のタープはどんな形にしよっかな〜」という楽しみがあるワケです。
デメリットは……?
ジッパー開閉できるドアパネルやメッシュパネルもなく、耐風性なども張り方次第の自己責任 だったり、快適性や安全性ではどうしても既成テントには劣ります。
けれど、手軽さ・ワクワク感・無骨さ・自由度の高さなど、それを上回る魅力があるんです。テントでは狭いスペースにも設営できるし、キャンプ場で一番自由なのはタープ泊キャンパーなのです……!
それでは、この後はいよいよ、筆者がよくタープ泊で活用している張り方5パターンを詳しくご紹介していきます!