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インナーダウン比較

【2022年版】ユニクロ、モンベル、しまむらのインナーダウン徹底比較してみた!

肌寒い季節の強い味方、インナーダウン。さまざまなブランドからリリースされていますが、どのような違いがあるのでしょうか?

ということで、今年は誰もが知っているブランドのユニクロ、モンベル、しまむらのインナーダウンを例に挙げて、それぞれどのような違いがあるのか詳しくチェックしてみました。

目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

秋冬のマストアイテム「インナーダウン」

インナーダウン
肌寒い時期に羽織ったり、真冬はアウターの中に重ね着したり……。インナーダウンは、アウトドアに限らず日常使いでも欠かせない、秋冬のマストアイテム!

コンパクトに収納できるため、 使わないときはバッグに入れて手軽に携帯できて便利ですよね。さまざまな場面で使い勝手の良いアイテムだけにラインナップも豊富で、どう選べばいいのか迷っている方もいるのでは?

モンベル・ユニクロ・しまむらのインナーダウンを比べてみました

インナーダウン

ということで、毎年行っているインナーダウン比較、今年もやってみました。

これまではモンベル・ユニクロ・MUJIの3ブランドで比較検討していましたが、今シーズンのMUJIは前年から特に変化が無かったため、今回は代わりに「しまむら」をチョイス。
果たしてそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。

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ちなみに気になるお値段は、高いほうからモンベル(11,880円)→ユニクロ(5,990円)→しまむら(4,070円の順。※すべて税込

モンベルはこのなかでは一番高いですが、パタゴニアやノースフェイスなどと比べると半額程度で、本格派アウトドアブランドにしてはお買い得。物価上昇の波が押し寄せる中、去年と同価格というのも良心的ですね。

ユニクロは去年と比べて1,000円ほど価格がアップ。その分、改良は加えられていますが、これまでのような低価格のインパクトは薄れてきています。

代わりに安さでリードしているのが、しまむら。5,000円を切るリーズナブルな価格設定が魅力!

定番中の定番モンベル

インナーダウン
ではまず、インナーダウンの代名詞ともいえる定番の、モンベル「スペリオダウン ラウンドネックジャケット」から。一昨年、去年と変更はありませんでしたが、今年もこれといって変更点はありません。

今回は、サイズ感のチェックのために、すべてLサイズに統一して着用。筆者の身長180cmだと若干小さめですが、モンベルは比較的ゆったりした着心地でサラッと羽織りやすい印象。

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重ね着に差し障りにくい、ゆったりしたラウンドネック。軽くて収納性が高いスナップボタン採用で、登山に携行する際のことなどもしっかり考えられています。

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袖口にはバインダーテープが施され、肌当たりが良く保温性もアップ。

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3つのなかで最も高品質な800フィルパワーのダウンを採用。量が少なくてもあたたかさを保つことができるので、ダウンのボリュームを抑えて重ね着もしやすくなります。

表地は撥水加工が施された、15デニールのリップストップナイロンというアウトドアユースに適した生地。本格派のアウトドアブランドだけあって、スペックという点では最も信頼性があります

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極めつけは通常の使用範囲内での瑕疵であれば無料で修理してくれる、安心の保証制度。
タウンユース向けの他の2つのブランドと比べると、やはりしっかりした機能の良さを感じました。

▼モンベル「スペリオダウン ラウンドネックジャケット」の詳細はこちら

ファッション要素が強めのユニクロ

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続いて登場するのは、ユニクロの「ウルトラライトダウンコンパクトジャケット」

モンベルと同じラウンドネックで、重ね着しやすさを重視。モンベルに比べるとタイトめなシルエットで、よりインナーとしての使いやすさが意識されている印象。

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表地の生地はファッション性重視のマットな質感で、その点はさすがのユニクロクオリティで他のブランドに比べて上品な印象

スナップボタンで着脱しやすく、若干厚手に感じる表地には撥水加工が施されています。日常生活でもあるとうれしい機能については、しっかり備えられています。

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袖口にはモンベル同様にバインダーテープを装備。この点は3ブランドとも対応していて、標準装備のようです。

襟元をVネックにできて重ね着しやすい

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ユニクロならではの、襟元をVネックに変更できる機能は今年も健在。ジャケットなどのフォーマルなスタイルにも対応できる幅の広さは、さすが世界のユニクロ!

ダウンのスペックがUP!

インナーダウン

そして、2022のユニクロの注目ポイントはココ。ダウンのフィルパワーが750以上と、2021の640に比べて大幅アップしています!

見た目は去年とほとんど変わりがありませんが、ダウンとして肝となる、あたたかさの面でバージョンアップしているのはうれしいですね。

▼ユニクロ「ウルトラライトダウン」の詳細はこちら

低価格が魅力のしまむら

インナーダウン

最後に登場するのは、しまむらの「スタンドダウンジャケット」

名前のとおり襟元が立っている、どちらかというとアウター寄りなデザイン。襟が立っている分、首周りのあたたかさはあります。着心地はフィット感が良くタイトめな印象。

しまむらのダウンは700フィルパワーで、他の2ブランドよりは若干劣りますが、必要充分なダウンのスペックといえます。

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他の2つとの決定的な違いはフロントの仕様で、しまむらはファスナーになっています。

スタンドカラーも相まって、よりアウター感を醸し出していますね。ファスナーは首元の挟み込み防止加工がされているのがうれしいところ。

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ポケットにもファスナーがあるので、貴重品などを入れておくのにも安心ですね。

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ポケットの裏地が「マイクロトリコット」という起毛素材になっているので、手を入れたときにあたたかく包みこんでくれます。この点は他には無い特徴ですね。

インナーダウン

袖口だけでなく、裾にもバインダーテープを配置。ズレ防止であたたかさをキープしてくれますね。

しまむらは他の2つに比べると、価格はもちろん細かい機能で頑張ることで、シェアの拡大を狙っているように感じました。

▼しまむら「スタンドダウンジャケット」の詳細はこちら

収納時の大きさや収納方法は?

インナーダウン

ひととおり着心地や機能をチェックしたところで、次は収納状態を比較してみましょう。左から「ユニクロ」「モンベル」「しまむら」の収納状態です。

すべて付属のポーチに収納するタイプで、収納サイズはそれほど差はありませんが、ユニクロが若干大きめには見えます。

インナーダウンインナーダウンインナーダウン

重量の比較は、表地の薄さやダウンのスペックの高さの影響もあり、モンベルがダントツで軽量。ここでもアウトドア専門ブランドとしての強みを発揮しています。

しまむらはファスナーを多用していることもあり、若干重め。ただ、キャンプや日常使いするうえでは、そこまで気になるほどの大きな違いではありませんね。

インナーダウンインナーダウンインナーダウン

付属の収納ポーチは、ユニクロとしまむらは取り付け用のループに通して内ポケットに収納可能。失くしてしまう不安が軽減されますね。

モンベルは収納場所が無いんですが、ずっとこの仕様で今後も変わることは無いと思うので、失くさないように気をつけましょう。

スペックをまとめてみると……

ブランド名モンベルユニクロしまむら
インナーダウンインナーダウンインナーダウン
ダウンの質800FP750FP700FP
重量169g224g242g
収納性収納袋あり収納袋あり(ダウンに固定可能)収納袋あり(ダウンに固定可能)
価格(税込)11,880円5,990円4,070円
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用途に合わせたインナーダウンを選ぼう

インナーダウン
パッと見あまり違いが無さそうなインナーダウンですが、細かくチェックするとそれぞれ異なる特徴があることがわかります。

アウトドアブランドとファッションブランドでは目的も違うため、それによるスペックや価格の違いもあります。日常レベルであれば、価格的なメリットが大きいファッションブランドのものでも良さそうですが、アウトドア用途の場合は、信頼性が高いアウトドアブランドのものが良さそうですね。

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