ポストジェネラルが提案する「ふろしき」
筆者がこのところ愛してやまないアイテムがこちら、ポストジェネラルの「ウォーターリパレント ナイロンフロシキ」 。
ナイロン製で軽く、撥水性のあるふろしきです。価格は¥2,090(税込)で、価格以上の値打ちを実感しています。
手のひらサイズから100×100cm
収納状態はふろしきには見えませんが、ファスナーを開けて中身を取り出すと……。
華麗にふろしきが誕生します! 大きさは100cm四方で、これは日本古来の呼び方で「三巾(みはば)」という、伝統的なサイズのひとつです(いまググりました)。
何かと便利に包み込むことができ、キャンプはもちろんのこと普段から活躍してくれています。
ポストジェネラル ウォーターリパレント ナイロンフロシキ
サイズ | 約 W1000×H1000mm(風呂敷) |
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収納サイズ | 約 W160×H120mm(収納時) |
重量 | 80g |
素材 | ナイロン |
ディテールをざっとご紹介
収納状態でカラビナを通せます
いったん収納状態に戻って、製品のディテールを見ていきましょう。
まずカラビナ等を通せるループが1か所。そしてファスナーのスライダーには、掴みやすい紐が結ばれています。
すばらしく軽量コンパクト
収納時は16×11cm、厚さ2.5cm程度で、重量はたったの78g(現物を実測)。片手でちょうどよく持てるサイズで、携帯してもまったく気にならない重さです。
袋をなくさないパッカブル仕様
広げてふろしき状態にしても、収納袋は分離されません。幅広のファブリックで縫い付けられていて、収納するときはファスナーの口からすべてを飲み込むパッカブル仕様。
このギミックが、当製品を有能たらしめている特長の1つです。
ちなみに縫い付けられているのは、角からちょい離れた位置。ふろしきとして何かを包み、結ぶときに邪魔になりにくい位置となっています。
また収納袋の付いている面が、ふろしきとしては裏側というか内側となる面なので、荷物を持ち運ぶときは外部に露出しません。
一方の表側には、ポストジェネラルらしいおしゃれなプリントロゴが。2種類のロゴが2つずつ、計4か所にプリントされています。
撥水性のあるナイロン生地
生地は撥水加工の施されたナイロン。水を弾くので、多少の雨に降られてもふろしきの内部を守ります。
汚れた場合には手洗いすることもでき、撥水効果が弱くなってきたと感じたら、市販の撥水スプレーを吹き付ければOKです。
たたみ方は……適当でOK
使わないときは収納袋に戻してコンパクトに。たたみ方は、写真のように丁寧にたたみ込んでもいいし……。
ダウンシュラフのように、ぐしゅぐしゅと丸めて詰め込んでもOK。これはパッカブルゆえのメリットですね。筆者は時間と気持ちに余裕があるときはしっかりたたみ、そうでないときは丸めて押し込んでいます。
それでは実際にどのようなシーンで使っているのか、ご紹介しましょう。
実際にこんな感じで使ってます
かさばるギアをひとまとめに
晩秋~冬キャンプって寝具が増えますよね。超高性能なダウンシュラフを持っているキャンパーはそうでもないと思いますが、筆者は太い丸太のようなシュラフにブランケット類が加わり、収集のつかない荷物になります。
それがふろしき一枚でこの通り! ギュウギュウに結束している感もありますが、かさばる荷物を見事にひとまとめにできました。
寝袋等の布モノは、コンテナに入れると大きく場所をとってしまい、なんだかコンテナ内のスペースがもったいないと感じられます。ふろしきで解決できるのはありがたいですね。
知っておくと便利な結び方
ここで基本的なふろしきの結び方「真結び」を紹介しましょう。特に意識せずにやっている固結びのようですが、手順を守ることでほどきやすくなります。
最初に右手に持った端っこが、奥から2回前転するイメージ。特に感想のない方もいると思いますが、つづいてほどき方を見てください。
左側の端っこをグイッと逆方向に引っ張って結び目を折ると、するっと抜くことができます。日本古来の知恵!って感じで個人的にすごく感動しました。ちなみにこれはパラコードでも応用できました。
※結び方は複数の方法がありますが、ここでは1種類だけピックアップしました
普段から活躍するギア
さて当製品が役立つのは、キャンプ道具をまとめるだけではありません。普段から……というかむしろ日常生活でこそ、活躍してくれています。
ご覧の通り、パッカブルなのでスマートにポケットに収まります。
買い物のエコバッグに
今や必需品となったエコバッグとして活用できます。
一般的なエコバッグと比べて容量が劣ることはなく、ニュータッチのカップ麺やポテチも臆せずに買い物かごに入れられます。
商品をうまく積んで包む必要があるので、正直、使い勝手は袋状のエコバッグに軍配が上がります。
しかしかさばるモノを買う必要があるとき、スーパーサブとして非常に頼もしく働いてくれます。帰りに雨に降られても安心、というメリットもあります。
コインランドリーの相棒に
一番便利に感じているシーンは「コインランドリーから洗濯物を引き上げるとき」です。筆者は雨の日によく乾燥機を利用するのですが、洗濯カゴに入れて持ち帰ると、たとえクルマ移動でも積み下ろし時に雨が当たるので困っていました。
イケアのショッパーあたりを使っても、上部を無理くり折りたたんだり、傘をさしたり、雨から守ってやる必要があります。
その点、ふろしきなら上部まですっぽりと包み込むことが可能に。しかも撥水性能のあるナイロンふろしきですから、多少の雨粒など可愛いもんです。
バックパックを雨から守る
雨からバックパックを守ることもできます。
仰向けにしたバックパックを包んでやると、ちょうどショルダーストラップが四隅から出ている状態に。大きなビニール袋で包むのとは違い、防水しつつも背負うことが可能なんです。
ショルダーストラップが濡れてしまうのは仕方がありませんが、荷物はしっかりと雨から守られます。しかしブランドロゴがいい位置にありますね。これを狙ってデザインされたのかもしれません。
瓶を運ぶのに超絶便利
筆者は酒瓶を持ち歩くことが多いのですが、その収納には頭を悩ませてきました。細長い紙袋をわざわざ買うのも癪だし、普通にトートバッグに放り込むと安定しません。
しかし「ふろしき 瓶」で検索したところ、このような包み方を知ることができました。ふろしきのサイズ的に一升瓶でもイケるし、また一升瓶1本だけを包む方法もあります。まあこれは当製品にかぎらず、ふろしき自体が持つ利便性なんですが、とにかく愛用のふろしきを持つと日常的に何かと快適です。
もっと知られてほしい製品
今回紹介したポストジェネラル「ウォーターリパレント ナイロンフロシキ」 は、もっと広く知られてほしいアイテム。まだまだ未知の使い方があると思うので、ユーザーが増えて、便利な使い方をSNSで披露してほしいと思っています。
キャンプを含めた今の生活に、ふろしきを加えてみませんか?
ポストジェネラル ウォーターリパレント ナイロンフロシキ
サイズ | 約 W1000×H1000mm(風呂敷) |
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収納サイズ | 約 W160×H120mm(収納時) |
重量 | 80g |
素材 | ナイロン |