必要性を感じていた、あるアイテム
キャンプや車中泊で「どうしたものか」と思っていた問題があります。筆者に限らず、男性のほとんどが抱えている問題――。
それを解決するべく、ある電化製品を購入しました。それはいったい何かというと……。
スイッチを入れるとヴィーン……
スイッチを入れてみましょう。どういう作動をするのか、動画で確認してください。
はい、というわけで正体は電気シェーバーでした。
キャンプ場でのヒゲ剃りは、「どうしたものか」って感じですよね。T字カミソリを使える環境(鏡&洗面台)があるとは限らないし、一般的な大きさの電気シェーバーはちょっとした荷物になります。
そこで小型の電気シェーバー に手を出してみたのでした。
購入先はAmazonです。3,456円とリーズナブルながら、ガッツリ防水性能をアピールしています。これなら水洗いできるし、シャワー時に使うことも可能でしょう。
KONKA 超小型 電動 ミニシェーバー
サイズ | 58 x 40 x 40 mm |
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重さ | 87g(実測値) |
電源 | バッテリー式 |
ヘッドタイプ | 回転式 |
現物をじっくり見てみよう
それでは購入した現物をじっくりと見ていきましょう。まずデザイン的にいい感じで洗練されていますね。シンプルなフォルムでマットな質感……男のギア感があります。
大きさは直径が約4cmで高さが6cm、手のひらサイズどころか握り込める小ささです。重量はたったの87gで『ヤクルト1000』よりも軽量でした(数値はいずれも実測)。
収納袋が付属します
ほどよいサイズの収納袋が付属し、本体以外の付属品もまとめて持ち運ぶことができます。
付属品は充電用のケーブルと、掃除用のブラシ。ブラシを収納袋から取り出し忘れて撮影したため、当日欠席した人のような画像となりました。
細部をチェック
シェーバーヘッドを真上から見てみましょう。本体の直径は約4cmですが、剃れる部分は直径約3cmといったところ。
ナイフネットはステンレス製で、ゆるやかに中央が隆起しています。回転式の3枚刃が透けて見えますね。
底にプッシュ式のスイッチと、ラバーの蓋があります。スイッチはワンプッシュでON、もう一度押すとOFF……と至極シンプルな操作方法です。
蓋を開けるとUSB Type-Cのポートが現れました。2時間程度の充電で、約60分間の使用が可能とのこと。
蓋はしっかりとした閉まり心地で、アウトドアブランドのLEDランタンを思わせるクオリティでした。
シェーバーヘッドは回転させて取り外すことができ、内側からメンテナンス可能。
剃り落としたヒゲの除去はもちろんのこと、ブロワーを当てたり、あるいはじゃぶじゃぶと水洗いしたりと、清潔に保つことができそうです。定期的に除菌も行いたいですね。
充分な防水性能
シェーバーヘッドを水洗いできるだけでなく、本体全体がIPX6の防水仕様です。先ほどのUSBポートの蓋がしっかりとした作りだったのは、防水のためなのでした。本体ごと丸洗いOK、風呂剃りもOKです。
アウトドアに持ち出してみた
それではアウトドアに持ち出してみましょう。別に自宅で使ってもいいんですが、軽量でコンパクトな特長が活きるのは、やはり外出時です。
コンパクトサイズが嬉しい
電気を使う製品ということで、LEDランタンと一緒に収納してキャンプに持ち出しました。直径4cmの筒状なので、収納方法に頭を悩ませる必要はまったくありません。
筆者の場合、レッドレンザー チームの空きスペースに押し込むだけでした。
手持ちのキャンプギアと大きさを比較してみましょう。
左がトランギアのアルスト 、右がSOTOのマイクロトーチ ACTIVE です。小型のキャンプギアと比較してもこの小ささですから、キャンプ荷物の負担にはなりにくいですよね。
気分よく携帯できるビジュアル
マットブラックの見た目は、お気に入りのキャンプ道具と並べても違和感がありませんでした。これが白や水色だったら家電感、衛生用品感が出てしまうと思うのですが、見事にキャンプ道具のラインナップになじんでくれます。
実際にヒゲを剃ってみた
実際にアウトドアヒゲ剃りを敢行しました。最後に剃ったのは前日の朝で、24時間とちょっと経過しています。まだヒゲが目立ってないし、そんなに意味はないかも……と思いきや、ジージーと小気味よくヒゲを剃り落としてくれました。
自分では気にならなくても、ヒゲは意外と伸びているようです。意中の人がいるグループキャンプで身だしなみに気をつけたい、キャンプ場から職場に直行する、顔出しで動画を撮影する……そんな男性キャンパーにとって、小型シェーバーは救世主と呼べる存在かもしれません。
日常的に活躍する!
これなら普段からクルマに積みっぱなしにしておいてもいいですね。シガーソケットから充電も可能だし、オートキャンプや旅行のときに、ササッと車内でヒゲ剃りができます。
購入から1か月後、筆者がたどり着いた活用方法はこれでした。
オフィスに備えておくという手もあるでしょう。朝に時間がなくて家を飛び出しても、職場でヒゲ剃りが可能になります。また朝に剃っても夜にはそこそこヒゲが伸びているので、仕事帰りに人と会う用事がある場合に助かりますね。
とはいえ気になった事も
モノ自体には何ら不満はないのですが、ひとつだけ注意点をお伝えしておきます。
当製品はパッケージを見てもわかるように、バリバリの中華アイテムです。日本語の説明書も付属しますが、それには「長押しでスイッチON」という実態とは異なる記述があり、仕様変更が輸入代理店にも知らされていない形跡がありました。
大らかな気持ち、かつ自己責任で購入したいところです。
ないよりは確実にあった方がいい
キャンプや車中泊でのヒゲ剃りは、筆者が長らく放置してきた課題です。一泊なら「どうせすぐ帰るし」と割り切れますが、連泊する場合、ヒゲ問題はそこそこ気になります。
ヒゲは剃らないよりは剃った方がいいように、小型シェーバーもまた、ないよりはあった方がいいと感じる道具でした。今回紹介した製品に限らず、各ECサイトでは小型シェーバー がたくさん並んでいます。キャンプのお供に小型シェーバー、いかがですか?