犬とのキャンプを成功させる事前準備と、あると便利なグッズたち【準備編】
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家族の一員である愛犬。ドッグランや旅行で一緒に連れて行ったことがある人もいるでしょうが、キャンプとなるとちょっと気が引ける人も多いのでは? そんな人に向けて、今回は犬キャンプを始めて2年年目の筆者が、マストで必要な事前準備と、どんな道具を使っているのか、丸裸でご紹介します!
目次
犬キャンプをする前に、しておくべきことは?

人だけであれば、道具を用意してキャンプ場を予約して、施設へ向かう、というシンプルな流れ。しかし、愛犬と一緒に行くとなると、じつは事前準備が必要です。
特に、以下の2つは必ず済ませておきましょう。
1. 混合ワクチン接種を済ませる

犬のワクチンは、複数のワクチンを同時に接種する混合型が一般的。種類も「2種ワクチン」から「10種ワクチン」まで幅広く、また、その中で6種混合と8種混合を打つ場合がほとんどです。6種混合はインフルエンザ、肝炎、ジステンパー、パルボウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスで、8種混合はそれにレプトスピラ症2種類が加わります。
キャンプすることを前提にワクチンを打つなら、8種類以上がおすすめです。なぜなら、レプトスピラ症とは野生のネズミなどの尿中に含まれることが多く、それに感染すると急性の熱性疾患や黄疸、出血、腎障害などの症状が起きる可能性があるからです。
キャンプ場の中や周辺には、野生動物があちこち行き来しており、ウイルスに感染する可能性は十分にあります。筆者は8種混合を打ちましたが、接種すべきワクチンの種類は愛犬の体質やライフスタイルによって異なります。獣医師と相談して、適切なワクチン接種をおこないましょう!
2. ノミダニ対策を済ませる

近年は、液体上のものを首の後ろに挿すだけの簡単な市販薬が増えているので、動物病院やホームセンターなどで購入してもいいでしょう。なお、投与して2週間ほどで身体全体に薬が行き渡るとされているため、キャンプへ行く際は当日の2週間前までに済ませましょう。
犬キャンプをするのに必要な道具は?
ワクチンとノミダニ対策をしたところで、次に用意すべき道具をご紹介します。あくまで筆者が用意しているものになりますので、ご参考程度で見てみてください。ドッグフード

1泊の場合は、当日の夜と翌日の朝の2食分を用意します。気をつけたいのが、「愛犬と行く機会がめったにないから、普段とは違うフードを与えよう!」という考え。
犬の胃袋は繊細で、急にフードを変えると内臓に負担がかかり下痢、嘔吐、食欲低下などを引き起こす可能性があります。そのため、いつもどおりのフードを持っていくようにしましょう。
ちなみに、筆者は1食分をサランラップで包み、それを圧縮袋に入れて持っていきます。そうすれば、わざわざ1食ずつ分量を計る必要がないからです。ただ、ゴミを減らしたいなら日数分のフードを入れてもいいでしょう。
ボウル

フードを与える際に必要です。筆者は金属やプラスチック製ではなく、ラフウェアの「クエンチャーボウル」を持っていきます。
丸めてコンパクトにでき、水でササッと洗って干せるため扱いやすいのが特徴です。S〜Lのうち、中間にあたるMサイズを使っています。
ブランケット

夜や早朝の寒さ対策、寝床に必要です。夏場でも夜は冷え込むことがあり、サイトで座って過ごすと愛犬も体温が奪われて震えてしまいます。1枚だけでなく、複数枚持っておくと便利。
なお就寝時、寝袋に愛犬を入れて一緒に寝るのもありですが、爪で生地を破く可能性があるので注意しましょう。
筆者
筆者は実際、愛犬にやられてしまい、ダウンシュラフに穴が空いてしまいました……
リードとハーネス(もしくは首輪)

散歩やサイトで過ごす際に必要です。キャンプ場によっては、リードを必ず装着するように義務付けているところもあります。
ハーネスとは愛犬の上半身に身につけるもの。リードは単体では使用できず、ハーネスもしくは首輪に装着するものなので、セットで用意しましょう。
なお、筆者はハーネスを使用。散歩時にたまに勢いよく駆け出すことがあり、首輪だと首を締め付けてしまうからです。
使っているのはラフウェアのリードとハーネスです。ご参考にしてみてください。
水筒

散歩時や日中の水分補給に必要です。散歩で水分は、水分補給としての飲み物と尿を流す2つの使い方があります。
最近では水を入れるボトルと器がセットになったものや、ペットボトルの先端に付けて押すと水が出るものなどがあるので、そういったものを使うのもいいでしょう。
ちなみに、愛犬の水分補給でボウルに水を入れる方法がありますが、デコボコした地面だと傾いてこぼれることがあるので気をつけましょう。
ウエア

キャンプ場の多くは標高が高い場所に位置しており、太陽光を強く受けることがあるため、1着だけでも用意しておくといいでしょう。
トイレ袋

ビニール袋で口をしっかり縛ったり、圧縮袋に入れたり、消臭剤を使ったりと配慮しておくといいでしょう。
なお、近年では臭わないトイレ袋という便利なものがあるので、臭いを抑えたい人は試してみてください。
タオル

プラスαであると便利な道具
上記の道具以外に、あると便利なものを紹介します。折りたたみゲージ

柵がない一般サイトなら、この折りたたみゲージがあると便利!
キャンプ場でよく見かけるのが、折りたたみゲージを使わずに地面にペグを打ち込み、そこにリードの持ち手を引っかけておくスタイル。シンプルなので準備も簡単でいいのですが、飼い主がペグやリードにつまずいたり、地面に生える雑草の結露が犬についたりと、少し不便に感じたので筆者は今では折りたたみゲージを用意することにしました。
折りたたみゲージなら、畳めてコンパクトになるだけでなく、床を取り付けて地面の結露から守ったり、ボトルを装着していつでも水が飲めるようにできたりと、安心して犬を預けることができます。
携帯トイレ

「テントの中で、もしおしっこやうんちをしたら……」と心配な人は持っておくと安心。ゴム製の丸めて持ち運べるタイプがあるので、キャンプや旅行に手軽に持っていけます。
筆者
筆者は初の犬キャンプで寝袋の上におしっこをされてしまった苦い経験から、念のため持っていくようにしています……
リッチェル おでかけシーツトレーレギュラー(ダークブラウン)
●サイズ:38×26×2H(cm)
●ベルトサイズ:30×2.5×0.5(cm)
●材質:シリコーンゴム
クッション
固い地面にじかに座らせるのが心配な人は、レジャーシートなどの上にクッションを置くだけでもいいでしょう。また、テント内やクルマでの寝床としても便利です。レインウエア
キャンプでは急な天候変化がありえるので、レインウエアは持っておくと便利です。人と同じく、犬も雨に打たれると体温が奪われ、風邪を引くことがあります。犬のサイズに合ったものを選びましょう。消臭スプレー
トイレなど異臭がするものに吹きかけるのに便利です。また、テント内に犬の匂いの残したくない人もいるので、携帯式の消臭スプレーを持っていくといいでしょう。ペレッティー 100ml 除菌・消臭スプレー
●成分:次亜塩素酸ナトリウム 0.010%
●重量パーセント:水 99.99%(厚生労働省認定食品添加物製剤)
●内容量:100ml
●品質保証期間 :未開封時製造から2年
実際に使ってみて、あまり使わなかった道具……
次に、ネットでリサーチをして買ってみたものの、使ってみてあまり使わなくなったものを紹介します。筆者
こちらもあくまで筆者の視点なので、ご参考までに!
ドッグ用コット
当初は便利だと感じてすぐにドッグ用コットを購入しましたが、小型である愛犬は飼い主の膝の上で過ごすのが好みであることがわかり、次第に持っていかなくなりました。キャリーケース

筆者
キャンプ以外の旅行には便利なので、買って後悔はしていません!
最近ではこんな道具が人気!
愛犬とのキャンプがさらに楽しく、より安全に過ごせる道具をご紹介します!暑い日に便利な「冷感ウエア」

たとえば「ラフウェア」のスワンプクーラージップベストなら、ベスト自体を水に浸すことで気化熱で冷やすことができ、すべて蒸発しても追い水でさらに冷却できます。
キャンプ場で過ごす際や、登山やランニングといったアクティビティなどで使うのも良さそうです。
移動中、休憩中に便利な「ふかふかクッション」

たとえば「ラディカ」のドライブベッドキャリーなら、アウトドアでも使える耐久性や撥水性を備え、さらには防汚性・防油性もあるので、地面やトイレの汚れも付きにくいのが特徴です。カラーやデザイン、特徴を見比べて検討してみてもいいでしょう。
散歩が苦手な愛犬も抱えていける「ドッグスリング」

そんな人は、愛犬を抱えて運べるドッグスリングがおすすめ! いわゆる抱っこ紐です。両手を空けながら愛犬を抱っこして持ち運べるとともに、たとえば「エルバ」というブランドのドッグスリングなら、愛犬のサイズにあったドッグスリングを展開しており、キャンプギアと好相性の色も揃っています。
特に、ポーチが付いている「4WAY マルチバッグ バレイロ」はサコッシュなしでも小物を持ち運べておすすめです。
予約時のチェックポイント

道具を用意したところで、次にキャンプ場の予約について紹介します。以下の3点を必ず確認するようにしましょう。
そもそも犬とキャンプはできる施設か
キャンプ場によって、OK、NG、指定された場所ならOKなどがあります。また、大型犬や特定の犬はNGというところもあるため、心配な人は問い合わせておきましょう。柵のあるサイトか、ないサイトか
犬キャンプを応援しているキャンプ場は、各サイトに柵を設け、その中であればリードを外して放し飼いしてもOKのところがあります。一方で、一般サイトが混在している犬OKのサイトは、囲いがなくリードを必ずしないといけないので、チェックしておきましょう。ドッグランで遊べるキャンプ場はこちら
ワクチン接種証明書を見せる必要があるか

いざ、愛犬とともにキャンプ場へ!

今回は、愛犬とキャンプをする前までの事前準備や注意点をご紹介しました。ワクチン接種やノミダニ対策は必ずしておくべきことですので、覚えておいて損はありません。
お次は筆者の体験談を交えた、犬キャンプの実践編をご紹介します!
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紹介されたアイテム
ラフウェア クエンチャーボウルM
ラフウェア ハイ&ライトハーネス
ラフウェア フロントレンジリーシュ
犬猫ウォーターボトル
ボトルキャップ ペットボトル用(2個セット)
うんちが臭わない袋 ペット用
リッチェル おでかけシーツトレーレギュラー(ダークブラウン)
ペレッティー 100ml 除菌・消臭スプレー
ラフウェア スワンプクーラージップベスト
ラディカ ドライブベッドキャリー
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