いつものホットサンドにマンネリ感じてませんか?
キャンプの定番メニューといえば、ホットサンド。食パンにお好みの具を挟んで焼くだけで誰でも簡単に作れるため、キャンプの朝にホットサンドを楽しむキャンパーさんも多いかと思います。
しかしキャンプの頻度が多くなると、直面するのがホットサンドマンネリ問題。具を変えたり、違う食パンを使ったりなどして変化をつけてはいるものの、それでもネタ切れになってしまいがちです。
今回はそんなマンネリを抱えている方に向けて、解決するためのアンサーを紹介します。
食パンを封印し、キューバサンドメーカーでマンネリ打破!
食パンを使ったホットサンドは確かに美味しい。でも食パンの枠にとらわれていては、新しい世界は拓けません。ならいっそ、食パン以外のものでホットサンドを作ってみましょう! まずは、それを手助けするアイテムをご紹介。
ホットサンドの限界を突破するアイテム「キューバサンドメーカー」とは?
キューバサンドメーカーとは、キューバ人労働者が、出稼ぎ先であるアメリカのフロリダに持ち込んだことが発祥のホットサンドレシピ「キューバサンド」を焼くためのホットサンドメーカーです。
長いパンが焼けるよう、通常のホットサンドメーカーより横長に作られている点が特徴。そのためレギュラーサイズのホットサンドメーカーでは挟みきれないサイズのパンも焼けてしまいます。
キューバサンドメーカーといえば「ハイマウント」!
筆者が愛用しているのは、ナルゲンボトルなど海外の人気アウトドアブランドの代理店でありながら、数々のキャンプギアの展開を行なっているブランド、ハイマウントのもの。
フッ素樹脂加工された波型のグリルが特徴で、焦げにくく、食材のずれを防ぎ、香ばしい焼き目をつけられます。食パン2枚分のサイズ感で、2〜4人分のホットサンドを同時に焼く使い方もできるので、ファミリーやグループでのキャンプにも最適です。IH対応の新型もあるのでそちらがおすすめ。
ハイマウント キューバサンドメーカー IH対応
最高に美味しいレシピを3つ考えてみた
今回はこの「キューバサンドメーカー」を使って、レシピを3つ考えてみました。もちろんルールは「食パン禁止」。食パン以外のパンや生地を使って、さまざまな具をはさんでいきます。
【レシピ1】フランスパンのバリバリ食感!「キューバ風ホットサンド」
まずは押さえておきたいキューバサンド。キューバサンドの基本的なレシピは、キューバブレッドと呼ばれるハード系のパンにマスタードを塗り、ローストポークやハム、チーズ、ピクルスなどをはさみます。
今回は、キューバブレッドの代わりにフランスパンを使用するなどし、スーパーで入手しやすい食材で簡単に作れるレシピにアレンジしてみました。
「キューバ風ホットサンド」の作り方
(1)まず、豚肉にお好みのミックススパイスをまんべんなくふりかけ、予熱したグリルで焼きます。豚肉は焼くときに縮んで肉汁がロスしてしまわないよう、筋を切っておきましょう。ちなみに、キューバサンドメーカーはホットサンド以外にも肉や魚のグリルとして使うこともできます。
(2)中まで豚肉に火が通ったら一度、キューバサンドメーカーから取り出します。
(3)ホットサンドにはさむために、先ほど焼いた豚肉を一口大にカットします。ピクルスやサラミも同様にカットしておきましょう。
(4)具材をはさめるようカットしたフランスパンに、チェダーチーズ、サラミ、焼いた豚肉、ピクルス、マスタードをサンド。パンの表面にはオリーブオイルを塗っておくと、表面がカリッと焼けます。キューバサンドメーカーは、パンをはさむ前に両面を予熱しておきましょう。
(5)両面に焼き目がつき、中のチーズが溶けたら完成!
フランスパンならではのざくざくカリカリの食感と具材のハーモニーを楽しみましょう。パンが変わるだけで、これだけ食感の違うホットサンドになるのかと驚くはず。キューバサンドにとらわれず、フランスパンにさまざまなものをはさんでみてくださいね。
続いてのレシピは「ピザ生地」を活用!
それでは残りあと2つ、キューバサンドメーカーならではの変わり種レシピをご紹介します!
【レシピ2】イタリアっ子のおやつをアレンジ!「ししとうとアンチョビのホットカルツォーネ」
ホットサンドに使うパンは、スーパーのパンコーナーにあるとは限りません。続いては、チーズ売り場に置いてあったピザクラフトを発見して思いついたレシピを紹介。
イタリアには、ピッツァの生地を半分にたたんで具材をのせ、耳を閉じて焼いた「カルツォーネ」というB級グルメがあります。ピッツァを片手で歩きながら食べれるようにと生まれたイタリアっ子のソウルフードをキューバサンドメーカーで作れるようアレンジしてみました。
「ししとうとアンチョビのホットカルツォーネ」の作り方
(1)ピザクラフトを半分に折り、予熱してオリーブオイルを塗ったキューバサンドメーカーのグリルにセット。そこにオリーブオイル、チーズ、ししとう、コーン、アンチョビをのせます。
(2)両面を中火でまんべんなく焼き、焦げ目がつき、チーズが溶けたら完成! 少々持ちにくいので、アルミホイルなどに包んで持つと食べやすいです。
ピザ生地を使ったことで、軽い食感のホットサンドになりました。お好みで、タバスコやホットソースをかけてもいいでしょう。今回のレシピの他に、マルゲリータや、クワトロフォルマッジなど、定番ピッツァの具材で作るのもおすすめです。
食パン6枚入りを買っても食べ切れないし持ち帰るのが面倒……のようなシチュエーションのときに、ピザクラフトを1枚買っておく、というのはソロキャンプ時にいい手段かもしれません。
【レシピ3】メキシコのフィンガーフードをサンド!「ホットトルティーヤロール」
最後は、とうもろこし粉でできたパンの一種、トルティーヤをスーパーで発見し思いついたレシピを紹介します。
タコスの素とともに、意外とスーパーによく置いてあるトルティーヤ。今回はこれをメキシコの定番ラップサンド「トルティーヤロール」にしてみました。
本来はトルティーヤ生地でお好みの具材を巻くだけの手軽なレシピですが、今回はキューバサンドメーカーに挟んで焼いてみましょう。
「ホットトルティーヤロール」の作り方
(1)まずタコミートを作ります。フランパンに油を引いて、ひき肉を火が通るまで炒め、タコスのもとで味付けしましょう。
(2)トルティーヤに、タコミート、千切りのレタス、カットしたミニトマトとアボカド、チーズをのせて巻きます。辛いものが好きな方はお好みでホットソースもかけてください。
(3)予熱してオリーブオイルを引いたキューバサンドメーカーに、具材を巻いたトルティーヤロールをはさんで焼きます。
(4)両面に焼き目が付いたら完成! レタスのシャキシャキ感が残っているタイミングがベストです。
香ばしくカリカリに焼けたトルティーヤをかじれば、メキシコ感あふれる具材の味が合わさり、思わず「ビバメヒコ!(メキシコ万歳!)」と叫んでしまうことうけあい。トルティーヤは薄い分、食パンと比べて口当たりが軽いので、小食な方にもおすすめです。ソーセージや、テリヤキチキンなどをはさむのも良いでしょう。
「キューバサンドメーカー」でホットサンドのフロンティアを開拓しよう!
みなさんのホットサンドに対する既成概念は変わりましたでしょうか? 今回紹介したレシピはほんの一例。アイデア次第で、ホットサンドの世界は無限に広がります。
ぜひ心強いアイテム、「キューバサンドメーカー」を使ってあなたのホットサンドライフを次のステージに進めましょう!
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