不器用さんでもできる!穴開け不要の簡単自作カーテン
ハイエースで車中泊をしようと考えたときに、車内が丸見えだと防犯面でも心許ないもの。
車を購入する際にフルオーダーでカスタマイズするのもいいですが、自分好みに自分のペースでカスタマイズしていくのも、バンライフを気軽にゆるく楽しむ方法の一つです。
完成したときの喜びや満足度など、いつもと違う角度でキャンプを楽しめますよ!
そこで今回は、筆者の実践しているカーテンの作り方をご紹介します。車にカーテンレール用の穴を開ける必要はなし! 裁縫に自信のない筆者でも簡単に作れたので、不器用さんも実践してみてください。
筆者のプロフィール
ファミリーキャンプ歴12年、年間50泊以上するキャンプブロガー。夫、子ども3人と柴犬2匹の大家族。犬連れキャンプから車中泊、ソロキャンプなどなんでも全力で楽しむスタイル。アウトドアライターや記事監修、YouTubeチャンネルでキャンプ場紹介など幅広い分野で活躍中。
【準備するもの】目隠し用のカーテンを自作してみよう!
完成形はこちら! デニム生地とクリップナットなどを組み合わせてご覧のようなカーテンを作ってみました。
用意するもの
カーテンとなる生地は手芸店で購入。デニム生地を使っていますが、綿などお好みのデザインのものを選んでいただいてOK。ちなみに筆者はシワになりにくい厚手のデニム生地をチョイスしました。
アイボルト・マグネットフック・クリップナットは、プロ系ホームセンターでも販売していなかったのでネットで購入。取り付ける場所に合わせて、これらのパーツを使い分けます。どういったものかは追ってお見せしますね。
お家にミシンがあればあっという間に完成。時間はかかりますが、直線縫いだけなので、手縫いでもできますよ。
ミシンが得意な人はもっと上手に作れると思うので、ぜひ試してみてくださいね!
自作カーテンの作り方
直線縫いだけで完成するとっても簡単でシンプルな自作カーテン。カーテンレールの代わりにパラコードを生地に通して使用しているので、室内車体への穴開けは不要なんです。
作り方1:生地を窓のサイズに合わせカットする
まずカーテンを取り付けたい場所の寸法を測り、そのサイズに合わせて生地をカット。
参考までに今回は、筆者の愛車である「ハイエースバンワイド」用の寸法をご紹介しますね。
裁縫が苦手なので縫い代を多く取っています。縫い代を多く取った分、仕上がりの長さの微調整が可能です。裁縫が得意な方はご自分で縫い代を調整できると思います。
作り方2:生地のタテ・ヨコをそれぞれ1.5cmで折り返し縫う
カットした生地の4辺を折り返し縫います。長年使用していくうちに生地がほつれないようにしっかり縫っておきましょう。
作り方3:パラコードを通す上部は内側に折り込み、コードが通しやすい幅で縫う
また生地の上辺は、カーテンを設置する際にパラコードを通す穴として使用します。準備したパラコードの太さに対し、余裕を持たせた位置で内側に生地を折り込んで縫っていきましょう。
これにパラコードを通せば、カーテン生地の完成です。
補足:自作ならではのアレンジもできますよ!
ミシンの扱いに慣れて余裕が出てきたので、ポケットも作ってみました。寝るときに眼鏡をしまったり、スマホをしまったり、これがなかなか良い仕事をしてくれます。
見た目のワンポイントにもなるので余力がある方はぜひチャレンジしてみてください。これも直線縫いの連続で作れちゃいますよ。
ハイエースじゃなくても真似できる!自作カーテンの設置方法
ここまで準備できたら設置へ!
設置方法1:カーテンを設置したい場所にパーツを取り付ける
【荷室後部ドア窓用カーテンの取り付けの場合】
赤く囲った場所にカーテンの取り付け用パーツを設置します。
マグネットが引っ付く場所への設置には、ご覧のようなマグネットフックを使用します。
超強力すぎて塗装が剥がれる心配があるので、フェルト生地をマグネットのところに一枚噛ませてあげると安心です。超強力マグネットなので、フェルト噛ませたくらいでは落下しません。
アイガーツール 強力マグネット アイボルト型 ESF-37
【荷室サイド窓用カーテンの取り付けの場合】
サイド窓周辺には、マグネット付けられないためアイボルトとクリップナットを組み合わせ使用します。
アイボルト アイナット M6 10個セット
エスコ M 6/37x15mm クリップナット(5個) EA949GS-206
クリップナットは直接車のプラスチック部分に差し込んで使うので、車に穴を開ける必要はありません。このクリップナットにアイボルトを接続します。
パーツを取り付けた様子がこちら。左側がサイド窓用に取り付けたクリップナットとアイボルト。右側が後部のドア窓用に取り付けたアイボルト付き超強力マグネットフックです。
設置方法2:パーツにカーテンのパラコードを結んで固定し完成!
最後にカーテンに通したパラコードの両端を結んで固定し、完成です!
カーテンがたわまないようパラコードの長さはなるべく短くしたく、実際に車の中で調整を繰り返しながら取り付けました。
カーテンの長さもぴったり! ベッドキットにつかないギリギリの長さ。もう少し長い・短い方がいいというのはご自分で好きなように調整してみてくださいね。
頑張って取り付けたポケットが意外にもいい仕事をしてくれます。
取り付けた全体の様子がこちら。
どうしても真ん中がたわんでしまいがちですが、外から中はよーく目を凝らしたり、覗こうと思って覗かない限りは見えません。見えても天井部分だけ。
カーテンをもう少しピンと張りたい場合は、細いパイプの中にパラコードを通してあげるなど工夫をしてみるといいですね。
後部のカーテンは、バックドアを開けたときに目隠しにもなりますし、カフェカーテンのように使うこともできておしゃれです。
市販で用意するなら、こんなカーテンがおすすめ
作るのはちょっと……という方におすすめなのが、つっぱり棒を通すタイプの市販のカフェカーテン。長さなどぴったりとはいきませんが、作る手間が省けておすすめです。
「カフェカーテン+ポールタイプ」で検索すると色々と出てきますよ。
ゆるーくDIYに挑戦してみよう!
「車に穴を開けずにカーテンを取りつけたいな!」ということで、ゆるーくDIYでハイエースのカーテンを作ってみました。
車も傷つかず、カーテンも直線縫いだけで完成してしまうので裁縫が苦手な方でも気軽に挑戦できます。好きな生地選びから始まる自分だけのオリジナルカーテン、あなたも作ってみませんか?