もはや車はキャンプ道具!悩んだ末に選んだ「ハイエース リノカ」
ランクル・ハイエースの専門中古車店・FLEX(フレックス)の「ハイエースRenoca(リノカ)」をご存知ですか? クラシカルな見た目のおしゃれな車中泊仕様のハイエースバンです。
そんなハイエースリノカにトヨタのミニバンから乗り換えた筆者。車中泊需要も高まり今「ハイエースの購入を検討している」なんて方も多いのではないかと思います。
この記事では、ファミリーキャンパーである筆者が「ハイエースリノカ」を選ぶに至った経緯をお伝えします。
筆者のプロフィール
ファミリーキャンプ歴12年、年間50泊以上するキャンプブロガー。夫、子ども3人と柴犬2匹の大家族。犬連れキャンプから車中泊、ソロキャンプなどなんでも全力で楽しむスタイル。アウトドアライターや記事監修、YouTubeチャンネルでキャンプ場紹介など幅広い分野で活躍中。
ハイエース“リノカ”ってどんな車?
初代ハイエースが発売されたのは1967年。それから現行の型まで販売終了になっていないことからも、荷物をたくさん積み込める実用性の高さはお墨付きのハイエース。
リノカとは、中古車店「フレックス」が提案するリノベーションカー
そんな実用性に加え「これがハイエース?」と思わず言いたくなるようなアメリカンクラシカルな見た目のこちらが「ハイエースリノカ」。
ハイエースリノカとは、ランクルハイエースの専門中古車店「フレックス」が提案するリノベーションカーの略称なんです。
【筆者の妄想タイムライン】ハイエースリノカを購入するまで
キャンプのフィールドにも違和感なく、普段使いでも取り回しやすい車が欲しい。どうしてキャンプするだけなのにハイエースリノカが欲しくなってしまったのか。
ここではそんな思いに至った理由から購入するまでをご紹介します。
妄想1:キャンプ道具で車がパンパン!もっと大きい車が欲しい
一般的なミニバンタイプでは荷物の積載量にかなり限界を感じていた5人家族の筆者。荷物が多くなる冬キャンプでは特に、セカンドシートの足元にまで荷物がパンパンになることも。
5人家族なのに7人乗りのミニバンだったので、常に三列目のシートまで全部出したままに。
これではどう頑張ってもキャンプ道具はたくさん持っていけません。厳選して少なくするか、入る隙間は全部有効活用というギューギュー状態で頑張っていました。
そんな中、子どもも大きくなってきてとうとう限界を感じ「こんなに頻繁にキャンプ行くのだから、いい加減ハイエースを買おう!」という決断に至りました。
妄想2:もっと荷物を積めたら、キャンプの楽しさも広がりそう
車が大きくなってキャンプ道具以外の遊び道具も積めたら、キャンプがもっと楽しくなりそう! インフレーター式のSUPボードやカヤック、子どもの自転車とかも余裕も積めるのでは?
買うと決めたら「もっと積めたらこんなことができるなぁ」という妄想がどんどん膨らみます。
妄想3:車中泊もしたい!
これまで一般的なファミリーキャンプ一択でしたが、どうせハイエース買うなら車中泊もできるタイプが欲しいと思った筆者。車中泊ができたら、きっともっと家族で過ごす楽しみや思い出も増えそう。
ということで、キャンプをさらに充実すべくハイエース欲しい熱がどんどん加速します。
妄想4:キャンプシーンにも馴染む車が欲しい
ハイエースを購入することは早々に決まったものの、もう一つ外せない条件が。それは、「見た目が商用車そのままなのはいただけない……」ということ。
キャンプシーンにも馴染み、普段の生活で乗るにもお洒落なものを探していました。
そうして行き着いたのが、アメリカンクラシックなシェビーバンをイメージするフレックスのハイエースリノカでした。
妄想5:車中泊できるなら、キャンプしながら国内旅行もできそう!
車中泊仕様の車なら、次のキャンプ地まで車中泊をしながら大移動。なんてこともできちゃいます。
例えば子どもの夏休みに合わせて「東京出発→長野でキャンプ→四国まで車中泊の旅→四国でキャンプ→車中泊しながら帰京」なんてハードスケジュールも叶えられる、キャンプが旅になる瞬間です。
妄想6:オールシーズン遊び尽くすため、冬道も走りたい!
北海道出身の筆者。雪道の運転には慣れているもののハイエースバンはFR(後輪駆動)。キャンプ道具をたっぷり積んだまま、凍結した道路でスリップしてしまったら大変です。
雪中キャンプにもどんどん行きたいなと考えると「4WDが安心だな」と思ってしまうのは、北海道出身だからかもしれません。
そんなわけで、4WD車であることは筆者の必須条件でした。
さあ車買おう!え?在庫全然ない!
近頃人気がとても高く「これだ!」と思ってもすぐSOLD OUTになってしまうハイエースリノカ。
「このカラーいいな」と思っても4WDじゃないなど、なかなか購入する機会が訪れません。
車両を探してもらい、カスタマイズも全て一からお願いするフルオーダーとなると納車まで最短でも半年以上。買いたい気持ちが高まりすぎて、そんなに待ちきれません。
ようやく見つけた!車中泊仕様のハイエースリノカ4WD
欲しいなと思ってから早数ヶ月。ずーっと欲しかったのでネットで中古車情報をチェックする日々。
そして2021年4月。この日も何気なくチェックしていると目に飛び込んできたのが現在の我が家の車。
2009年式ハイエースバンスーパーGLワイドロングミドルルーフ4WD 5人乗り。走行距離は、106000km。
夫に購入確認を取りフレックスにすぐ連絡。普通の車だと走行距離10万キロを超えていると購入を躊躇するレベルですが、ハイエースなので全く問題なし! 即決でした。
連絡した際に「(筆者の他にも)数組お問い合わせいただいています」と聞き、リノカの人気の高さを再確認しました。
納車!我が家の「ハイエースリノカ」はこちら
ワイドボディに角目4灯。トヨタのロゴはクラシックデザイン。リノカらしいクラシカルな印象が際立ちます。
ハイエースバン2.7 スーパーGLワイドロング(全幅1880mm,全長4695mm)のミドルルーフ(全高2105mm)。
ナロー(標準ボディサイズ)よりも幅が185mm広く、標準ルーフよりも125mm高いので、車内の空間がかなり広く感じます。
数字だけ見ると大きすぎるように感じるかもしれませんが、アルファードと同じくらいの大きさ。
実際、ワイドに乗り慣れてからナローの車内を覗くと狭く感じます。5人家族なのでワイドでよかったなと改めて実感。従来のミニバンと違ってボンネットの部分がないので、実は運転もしやすく小回りもきくんです。
ボディカラーはライトグリーン、ルーフトップはホワイトのツートーン。
荷室にはベッドキットがついていて、最初から車中泊が可能な状態に仕上がっています。
2列目を収納して、ベッドキットを取り払うと荷室がグッと広くなります。自転車も余裕で積み込めますね。
シートカバーは別途購入。自分で取り付け、費用もダウン
外装はしっかりとおしゃれに仕上がっていますが、内装は前オーナーの状態のまま。
フレックスでカスタマイズできるということで、シートカバーの在庫確認をお願いするとなんと納期4ヶ月! またまた待ちきれない私は納車を優先し、自分で取り付けてみることにしました。
コーデュロイとレザーのおしゃれな組み合わせのシートカバー。これまでブラックで統一されていた車内がグッと明るくおしゃれな雰囲気になりました。
でも真夏に自分で取り付けるのはあまりおすすめしません! 汗だく超えて滝汗です。そんなときこそキャンパーの底力発揮です。キャンプ用扇風機を持ってきて最後まで頑張りました。
選んだシートはこちら。
クラフトプラス ートカバー HOS-D100BS-01 ユーロスポーツ Brooklyn Style Type.1 フルセット トヨタ 200系 ハイエース S-GL(1型/2型/3型/4型/5型/6型)用 日本製/車検対応
結果的にこの決断が納車を早め、シートカバーも予定していた納期よりかなり早くなり、車中泊がさらに楽しくなりました。
この他にもDIYでカーテンを自作したりますます愛着が湧いています。詳しくは下記記事をご覧ください。
「ハイエースリノカ」で楽しむ“ゆるバンライフ”最強説
これに乗って、いろんな場所をキャンプしながら旅したくなる。そんな大人の遊び心をくすぐる素敵な車、ハイエースリノカ。
その点からいうと、もはや車はキャンプ道具の一つといってもいいくらい。
大きな車にしたことで荷室が広がり、いつものキャンプ道具にプラスして嵩張りがちなSUPボードなどの大きな遊び道具や、ついつい多くなりがちなキャンプ道具もたくさん積み込めるようになりました。
車中泊を楽しむバンライフと、キャンプを組み合わせた「ゆるバンライフ+キャンプ」。
ハイエースリノカにしたことで、車中泊をしながらキャンプ地に向かう「旅」の要素と、外遊びの道具を積み込んで「遊び」も加わり、これまでのファミリーキャンプがより旅に近いものに変わりました。
バンライフとはいえ、初めからおしゃれさを追求する必要もないので、気軽にはじめてみるのがおすすめです。
最後に「悩んでいるなら見にいこう!」
ハイエースリノカの購入をもし悩んでいるなら、ぜひ近くのお店に見にいってみてはいかがでしょうか。あなたも一緒にリノカで「キャンプが旅になる」ゆるバンライフ始めませんか?
次回、購入したハイエースリノカに乗ってはや数ヶ月。実際どう?
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