冬キャンプに暖房って必要?
凛とした空気の中で楽しむ冬キャンプ、魅力的ですよね。そこで疑問に思うのが暖房の必要性。
一般的に気温が20度を下回ると、人は寒さを感じ暖房が必要になるといわれています。
青梅、奥多摩エリアの気温 | ||
最高気温(度) | 最低気温(度) | |
10月 | 21.2 | 12.4 |
11月 | 16.1 | 5.9 |
12月 | 11.5 | 0.3 |
1月 | 9.2 | -2.3 |
2月 | 10.0 | -1.3 |
3月 | 13.4 | 2.2 |
4月 | 18.8 | 7.2 |
関東近郊でも10月から朝夜は冷えだし、12月からは最低気温が0度に近くなります。
これが山間部のキャンプ場となれば、さらに気温は下がります。冬は快適にキャンプをするために防寒、暖房の対策をしっかりおこなう必要があります。
ジャンル別!おすすめ暖房器具&関連アイテム
定番の「石油ストーブ」
冬キャンプの定番といえば、石油ストーブ。焚き火のような手間がかからず燃料も簡単に手に入れることができ、種類は対流式と反射式の2種類があります。
▼おすすめはこちら!
アラジン 石油ストーブ ブルーフレーム
●重さ:8.5kg
●タンク容量:4.1Ⅼ
●タイプ:対流式
使い勝手の良い「カセットガスストーブ」
カセットガスを使ったストーブは、石油ストーブと比べて、管理やメンテナンスが非常に簡単。コンビニやスーパーなどで燃料を購入できるため、手軽に利用することができます。
一方で、ガス缶1本あたりの燃焼持続時間が2~3時間と短いため、一時的に温まりたい時におすすめです。
▼おすすめはこちら!
憧れの「薪ストーブ」
冬キャンプの憧れといえば薪ストーブ。これがあるだけで一気に冬キャンプ上級者に。煙が煙突から排出され、テント内をポカポカに暖めることができます。オーブンや鉄板として料理に利用することもできる実用性の高いアイテムです。
ただし、薪ストーブに対応したテントや一定の技術も必要になるため導入ハードルは高め。冬キャンプに慣れてきたらぜひ挑戦してみたい暖房器具です。
▼おすすめはこちら!
アネヴェイ フロンティアストーブプラス
●重量:16.5kg
●素材:スチール
▼こちらの記事もチェック!
外で暖をとるなら「焚き火」
キャンプに必須な焚き火。料理をしたり炎を眺めるのも良いですが、冬は焚き火そのものが貴重な熱源になります。
暖房器具を買い足さなくていいため、コスパ良く暖を取ることができますが、テント内やタープ下での使用は難しい方法です。
▼おすすめはこちら!
ユニフレーム ファイアグリル
●重さ:2.7kg
●素材:ステンレス鋼、鉄・クロームメッキ
●耐荷重:約20kg
スノーピーク 焚火台M
●重さ:3.5kg
●素材:ステンレス
Tokyo camp 焚き火台
●重さ:約965g
●素材:ステンレス
●耐荷重:10㎏
テント内で安全に使うなら「ホットカーペット」
冬キャンプでは底冷え対策が必須。そこで役立つのがホットカーペットです。電気を使うため一酸化炭素が排出されず、安全にテントの床を温めることができます。
ただし、外部電源として電源サイトやポータブル電源を用意する必要があります。
▼おすすめはこちら!
山善(YAMAZEN) 小さく折りたためる ホットカーペット本体 2畳タイプ
●重量:2.8kg
●材質:ポリエステル
KODEN(広電) 小さくたためるホットカーペット 2畳タイプ
●重量:2.4kg
●素材:ポリエステル
▼こちらの記事もチェック!
寝るときには「湯たんぽ」
意外と忘れがちですが、夜寝るときに活躍するのが湯たんぽ。寝る前にシュラフの中に入れておくだけで暖かさが段違いです。
何よりお湯を入れるだけで暖をとることができる手軽さが魅力的。「金属製」「プラスチック製」「ゴム製」などさまざまな種類があります。
●直火でお湯を沸かすことができるアイテムもある
●金属製と比べると、保温力ではやや劣る
●安価で心地よいふわふわの質感
●強度は低く、沸騰した熱湯を入れる際には注意が必要
▼おすすめはこちら!
マルカ 湯たんぽAエース2.5L
●重量:610g
●素材:溶融亜鉛メッキ鋼板、真鍮
●容量:2.5L
ロゴス どこでもソフト湯たんぽ
●重量:160g
●素材:クロロプレンゴム、ナイロンジャージ、ABS樹脂
●容量:1L
▼こちらの記事もチェック!
あったらうれしい「サーキュレーター」
暖かい空気は上に溜まりがち。せっかく暖房器具を使うなら、サーキュレーターで空気を足元まで循環させるようにしましょう。
▼おすすめはこちら!
CLAYMORE fanV600+CLFN-V610WG
●重量:600g
●使用時間:7~32時間
▼こちらの動画もチェック!
【危険】一酸化炭素中毒には注意しよう
テント内で石油ストーブやガスストーブを使用する場合には一酸化炭素中毒に注意しましょう。一酸化炭素中毒の初期症状は風邪の引き始めに似ていています。
次第に頭痛や吐き気を催し、最悪の場合意識不明になり死に至る可能性すらあります。
テントのサイズや、換気口の大きさにもよりますが一般的には1時間に1〜2回の換気が推奨されています。必ず定期的に換気するようにしましょう。
一酸化炭素チェッカーも忘れずに
一酸化炭素中毒の対策には一酸化炭素チェッカーが有効です。一酸化炭素は無色無臭なので気づかないうちに充満し濃度が濃くなってしまいますが、一酸化炭素チェッカーを使えば、濃度が一定数を超えるとアラームで教えてくれます。
一酸化炭素の量はppmで表され一般的には200ppmを超えると一酸化炭素中毒の症状が出始めます。
室内で火器を使う場合は、一酸化炭素チェッカーを使い濃度を200ppm以下に保つようにしましょう。
▼こちらの記事もチェック!
暖房器具を揃えて今年こそ冬キャンプに挑戦!
今回は、冬キャンプに必要な暖房器具をご紹介しました。正しい使い方、知識を身に着け、安全に冬キャンプを楽しみましょう。