冬キャンの暖房に「セラミックファンヒーター」をおすすめしたい
冬キャンプの暖房には、何を使っていますか? 石油ストーブや薪ストーブなど色々ありますが、安全性と手軽さで選ぶなら断然セラミックファンヒーターがおすすめ。
電源さえあれば、温風でたちまちテントの中を暖めてくれます。
確かに便利だけど、昔から家の洗面やなんかに置かれているあの雰囲気がちょっと……なんていう方もいるのでは? 今はおしゃれなものも増え、暖炉モチーフにスタイリッシュなデザインなど、セラミックファンヒーターも日々進化しています。
そんなセラミックファンヒーター、お持ちでないなら「今から買っても損はなし!」という理由から挙げてみます。
セラミックファンヒーターをキャンプにおすすめする理由
1. 安全性が高い
セラミックファンヒーターは、電力で温風を発熱させる仕組み。他の燃料は不要のため、常識的な使い方をする限りでは石油やガスストーブより安全と言えます。
モデルによっては、一定の時間でオフできるタイマーや、倒れたら止まる機能付きのものもあるので、キャンプで使うにも安心です。
2. コンパクトで積載・設営に優しい
移動中に多少衝撃を受けても、石油やガスストーブほど神経質になる必要はありません。
また重量も5㎏以下のものがほとんどで、暖めたい場所に移動させるのも楽チンです。スリム設計のものも多く、テント内でも場所を取らないのもおすすめポイントです!
3. 撤収前の乾燥作業にも使える
要は「温風器」なので、布団乾燥機の要領でテント内の結露や濡れてしまったシュラフの乾燥にも使えます。もちろん完璧に乾かすことは難しいですが、撤収前に乾燥目的でつけておけば、作業が少しスムーズになりますよ。
4. 家でも使えてコスパ◎
軽くて持ち運びやすいセラミックファンヒーターは、キャンプ←→家の移動も楽々。脱衣所や足元用のコンパクト暖房として、家でも大活躍です。その汎用性に加えて、価格は一万円以内のものが多いんです! 電気代はかかるものの燃料不要ということを考慮すると、相対的に他の暖房よりコスパ面も優れているのではないでしょうか。
とは言っても、キャンプで使うという特殊な条件ならではの注意点もあります。しっかりチェックしておきましょう!
キャンプでセラミックファンヒーターを使う際の注意点
1. まず電源サイトじゃないと使えない
当たり前ですが、電源コードが無いと使えません。そして付属のコードだけではサイトの電源プラグに届かない場合がほとんどのため、延長コードは必須。
テントにケーブルを通すポケットがある場合、どんな向きで建てるのが良いかなど設営に工夫も必要です。
2. 「上限1000W」問題
キャンプ場の電源サイトの使用上限は、ほとんどが1000Wです。ところが、屋外でも威力を発揮してくれるセラミックファンヒーターとなると、その消費電力は1000Wを超えるものも。ホットカーペットなど別の暖房器具を併用する場合、特に要注意です。
この問題を考慮して、「強:1000W」「弱:750W」というように電力を二段階で切り替えできるタイプを選ぶと安心です。
3. 乾燥して寝苦しい場合も
一般的にファンヒーターは空気が乾燥すると言われていますが、テント内でも然り。そのため寝苦しさを感じるかもしれません。
対策として、テント内に水が滴らない程度に絞った濡れタオルをかけるなどの工夫をするのも一案です。
4. 程よい暖かさをキープするのが難しい
これは仕方ありませんが、温風が止まると急激に寒くなります。でもつけっぱなしだと暑すぎたりと、調整の難しさがあります。タイマーが切れて寒さで目が覚め、そしてまたつける……といった作業が夜中に発生する場合も。ぐっすり眠りたい人は、ホットカーペットも併用すると良いかもしれません。
キャンプにおすすめのセラミックファンヒーター
https://www.instagram.com/p/Bp2sdY6hs-J/ hidecaption=trueさあ、ここからはキャンプで実際に使いたいおすすめのセラミックファンヒーターをご紹介します。ベーシックなものからスタイリッシュ系まで、好みの一台を見つけてくださいね!
オーソドックスなタイプ
山善 セラミックファンヒーター
●重量(kg):2.5
●消費電力(50/60Hz):1000W/980W
●電気代目安(1時間あたり)(50/60Hz):強=27/26.5円、弱=12.2/11.9円(1kWh当り27円として計算)
●運転切替:強/弱
●安全装置:転倒オフスイッチ、サーモスタット(温度過昇防止装置)、電流ヒューズ、温度ヒューズ
アイリスオーヤマ 人感センサー付きセラミックファンヒーター
●重量(kg):2.5
●電源:AC100V(50/60Hz)
●消費電力:強:1200W、弱:750W
●電源コード長さ:約1.8m●目安表示値の基準値:【木造住宅】断熱材なし:244W、断熱材の厚み50mm:140W【コンクリート住宅】断熱材なし:174W、断熱材の厚み50mm:93W●運転モード:人感センサー(強、弱)/連続運転(強、弱)●安全機能:転倒時自動OFF、温度ヒューズ制御、電流ヒューズ制御、サーモスタット
Fochea セラミックヒーター
●重量:1.5kg
●温風切替:3段階:送風(6W)、中温風(600W)、高温風(1200W)
場所を取らないスリム系
デロンギ セラミック ファンヒーター
●電源:AC100V 50/60Hz
●消費電力:50Hz/暖房(強/1350W、中/800W、弱/550W)、60Hz/暖房(強/1250W、中/750W、弱/500W)
●コード長:約2.1m
●重量(kg):1.6
アイリスオーヤマ セラミックファンヒーター 首振り
●重量(kg):2.8
●電源:AC100V
●消費電力:1200W
●温風切替:2段階750/1200W、首振り機能:左右方向:60°
●適用床面積(断熱材なし):木造住宅:約3畳まで、コンクリート住宅:約4畳まで、(適用床面積:断熱材の厚み50mm)木造住宅:約5畳まで、コンクリート住宅:約8畳まで
●安全装置:転倒安全装置(傾きセンサー)
●コードの長さ:約1.6m
タンスのゲン セラミック タワー ファンヒーター
●重量:4.1kg
●電源:AC100V 50/60Hz
●機能:強/弱(2段階切替)
●温度設定:18~30℃
●オフタイマー:1~4h
●消費電力:強/1200W、弱/600W
●コード長1.5m
デザインを重視するなら
暖炉型ファンヒーター
●重量(約):4.3kg
●電源:AC100V 50/60Hz
●消費電力:600/1200W
●電源コード長(約):1.5m
●適応畳数(約):3~9畳(地域、部屋の遮熱性や気密性により異なります)
KEYNICE セラミックヒーター【2018年最新改良版】
●重量:約1.1kg
●電源:AC100V 50/60Hz
●消費電力:5~950W
●安全機能:温度過昇防止装置、温度ヒューズ、転倒時自動OFF
●電源コード長:1.5m
セラミックファンヒーターの導入で、キャンプの年間回数が増える?
「寒いし、防寒対策は面倒だから冬キャンはムリムリ!」と諦めていませんか? 手軽なセラミックファンヒーターさえあれば、キャンプをお休みしている方も、予定より一か月は早くスタートできるかもしれませんよ!
セラミックファンヒーターが使えるキャンプ場は?
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Ceramic Fan Heater is Useful For Winter Camping!
冬キャンにセラミックファンヒーターを!