CAMP〈裏〉HACK!#13 / SAM&沖田が語る『電源サイトをフル活用して快適に』

アウトドアライター&日本オートキャンプ協会公認インストラクター・SAMと、元アウトドア雑誌編集長で現在イベント「アウトドアデイジャパン」実行委員長・沖田雅生のふたりによる連載がスタート!キャンプの意外な楽しみ方や裏話・裏技、深い話など、キャンプの裏(?)を語りまくります!第13回は「電源サイト」をテーマに語ります。


アイキャッチ画像出典:ビラデスト今津

みんなは電源サイト活用している?

春になり、暖かくなってきたのでキャンプに出掛けた方は、まだまだキャンプ場の夜は寒いと感じたのではないでしょうか。やはり“寒さ対策”は、夏以外は重要な課題かもしれません。

そこでおふたりに、ホットカーペットやヒーターなど、家でも使える暖房器具が使える「電源サイト」に注目してお話ししていただきました。

電源サイトを使うのは暖房と充電の2極化?最近の利用事情

SAM:沖田さんは電源サイトを使いますか?

oki:使いません。SAMさんは?

SAM:ぼくも最近は使わなくなりました。理由ってあります? もしかして意地?

oki:意地じゃないです! 単純にあまり電気製品を持っていないからです。ただ、電源サイトのありがたさは知っています。誰かが電気毛布やカーペットを持ってきていたら積極的に借りますし、もちろんスマホの電源だって借ります(笑)! SAMさんは「最近」と言っていましたが、その理由はありますか?

SAM:電源って「基本区画ひとつ」になるので、家族でのキャンプではないかぎり「ひとり」で使えない、という理由があります。もったいないし、なんか大仰だし。

oki:最近はソロ、もしくは少人数が多い、ということですか?

SAM:それもあります。一度だけソロ複数人で電源を借りてスマホ5台の充電ステーションにしたことがあります(笑)。でも、いまやモバイルバッテリーの容量が上がっているので、もうその必要もないですが。

oki:ちなみに、いま電源サイトって何に使われてるんですかね?

SAM:私が知っているかぎり、使用目的の9割は暖房器具ですね。

oki:ホットカーペット、ヒーター……というところでしょうか。

SAM:それくらいだと思います。

そもそも電源サイトっていつ頃から普及したの?

提供:沖田さん
oki:電源サイトが普及したのは、たしか90年代の第1次オートキャンプブーム頃だったと思います。ですよね、SAMさん?

SAM:間違いなく80年後半以降の普及です。後半の最後くらいなので、イコール90年代ですね。

oki:どこが最初なんだろう。「KOA(ケイオーエー)キャンプグランド」かな? この辺はわからないや。

出典:KOA
SAM:元を辿れば、第3セクターが華やかだったころ、整った区画ができたときに、全サイト電源さらには炊事棟完備なんていうのが登場しました。その意味では、電源サイトはある意味前時代の遺物になりかけていると思いますよ。今もしフリーで電源が使えるとなったら、全員電気器具ではなくスマホ充電というはずです。

oki:そうかもしれませんね。あったら絶対に借りますね(笑)。

SAM:ですよね〜〜!

電源サイトの電力ってどのくらい?使い道の話へ

oki:そういえば、電源サイトの電力ってどのくらいあるんですかね。SAMさんは知ってます? もちろんキャンプ場によるんだろうけれど。

SAM:たしか、上限1kWくらいが多いと聞いています。

oki:あっ、何で使わないか今わかった。電気音痴でした(笑)。1kWって、どんなもんなんですかね?

SAM:1000Wなので、たとえばドライヤー全開でアウトでしょうか。

oki:ホットカーペットは? それすら知らないという(笑)。

SAM:ホットカーペットはモノにもよりますが、たしか2畳くらいで500Wだったと思います。

oki:なるほど。

SAM:その昔には、炊飯器を使った人がいてびっくりしたことがあります(笑)。さすがにこの10年では見たことないですが。

oki:たしかに、炊飯器つかっている人いたわ。イワタニのガス炊飯器がなくなってからの話だ。あれは名品ですね!

SAM:あれは正直すごい。これがまた美味しく炊けるから驚きだった!

電源サイトを使う本当の目的とは……?今と昔を比較

oki:そういえば、キャンピングカーの人は電源を使いますね。

SAM:キャンカーの場合、ダンプステーションを使用する場合もありますので、一般の区画にはそんな入らないですよね。

oki:日本でダンプは少ないですけれどね。共通ダンプになっていたり。

SAM:私はキャンカーですが、電源ないと死にます(笑)。アメ車だから余計ね。

oki:なるほど(笑)。

そういえば、先日に台湾へ行ったんですが、台北の街中に若洲みたいなキャンプ場が河岸にあって、そこは区画サイトに、電源とダンプと炊事場が整っていてびっくりしました。

提供:沖田さん
SAM:とてもきれいな場所ですね!電源って、今にしてみれば「女性をキャンプに引っ張り出す」保険みたいなところがあったんじゃないですかね。「寒いのはイヤだ」という彼女や奥さんを。

oki:たしかに。はじめての人にいやな思いをさせない。何かあると安心しますもんね。

SAM:今のキャンプブーム世代はひと昔とちょっと違って、アウトドアのカッコよさを男女とも求めるので、電源なんて「キャンプっぽくない」って思う人がいそう。そのアティチュードなんじゃないですかね。

それよりカッコイイシュラフ使って、コットを使って、いろいろ駆使して防寒したほうがなんかプロっぽいじゃないですか。ノルディスクのテントから電源コードが出ている図は、ちょっと想像できないでしょう(笑)。

oki:たしかにね〜!

~#14へ続く~

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SAM & 沖田雅生

●SAM…アウトドアライター&日本オートキャンプ協会公認インストラクター。http://samcamp.net/ ●沖田雅生…アウトドアデイジャパン実行委員長&編集者。http://outdoorday.jp/

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