ファミリーキャンプを始めたいけど足踏みしている方へ
「キャンプを始めよう」と奮い立ったは良いものの、アウトドアビギナーに立ちはだかるいくつもの壁。なかでも、ギアをイチからの調達するのが一番のネックではないでしょうか?
とくに家族分のキャンプ道具を揃えようものなら、初期費用が想定以上に嵩んでしまうこともしばしば。値段もピンキリで膨大なキャンプ用品の中から選ぶのは、意外と労力もかかります。
キャンプ道具一式をイチから揃えるなら……
そこで今回は、CAMP HACKの編集長 松田がファミリーキャンプ道具一式をセレクト。こんな条件を提示して、数あるキャンプ道具からおすすめギアを厳選してもらいました。
編集長 松田
なんと今回選出された道具は、使い方を変えればソロ・デュオ(2人)でも“ちょうど良い”機能を搭載。スタイル、シーンに合わせて多様な使い方ができる道具が揃っているので、初心者さんはもちろんキャンプ経験者さんもぜひチェックを!
2020年7月より「CAMP HACK」2代目編集長に就任。キャンプの他にも登山、サイクリング、輪行での離島キャンプツーリングなど、アウトドア全般をエンジョイ中。3歳と0歳の二児のパパキャンパー。最近ではハイエースを購入し、車中泊の旅を目論んでいるんだとか。
キャンプに最低限必要なものって?
必携品リストは、大きく分けて8項目。1〜6はキャンプデビューを飾る上でマストで調達しておきたいもの、7〜9は家にあるもので代用が効いたり、+αの道具として持っておくといいものです。
初めから全部を揃えるのは経済的な負担も大きいので、まずは”必要最低限”な道具1〜6から調達するのがおすすめです。今回は、この必要最低限の道具を選んでもらいました。
では、ここからが本題。10万円以下で家族4人分のギアを揃えるとしたら?
厳選!ファミリーキャンプの道具、コレがおすすめ
1. テント|サバティカル「ギリア」
テントに選んだのは、サバティカル「ギリア」。ラクな設営方法に加え、メンテナンス容易なポリエステル素材を使用しているためビギナーも扱いやすい一幕です。
編集長 松田
編集長 松田
と言っても室内の圧迫感はありませんし、この大きさが設営のしやすさにも繋がっています。
画期的なデザインのギリアは、人気のあまり入荷と同時に即完を繰り返しており、現在は抽選式で販売されています。気になる方はサバティカルのホームページにて随時チェックを!
サバティカル「ギリア」の詳細はこちら
2. チェア|バンドック「ロースタイルチェア」 & モダンデコ「2人掛けアウトドアチェア」
チェアは、サバティカル「ギリア」との相性を考え、ロースタイル仕様のチェア2脚と2人掛けチェアを1台をセレクト。
先にご紹介するのは、ブランド側が打ち出すリーズナブルな価格設定をよそに、純粋にカッコイイと大好評のバンドック「ロースタイルチェア」です。
編集長 松田
バンドック ロースタイルチェア
編集長 松田
そう言ってセレクトしたのは、モダンデコの「2人掛けアウトドアチェア」。先ほど同様、ナチュラルなデザイン印象的なフォールディングベンチです。
座面横幅117cmと広々、耐荷重約118kgと写真のように成人男性2名でも余裕で座れるタフさがあります。
AND・DECO 2人掛けアウトドアチェア
3. テーブル|ムーンレンス「アルミ ロールテーブル ハンガー付き」×2set & 「連結天板」
テーブルは、Amazonのアウトドア用品売れ筋ランキング常連ムーンレンスのものをチョイス。「アルミ ロールテーブル ハンガー付き」2台をオプションパーツで連結して使用しています。
編集長 松田
また連結ギミックも優秀でテーブル2台を上下にスタッキングしラック代わりにできますよ。ソロの場合はテーブル単体で使うこともできるので重宝してくれるでしょう。
パーツはそれぞれ分解でき、収納ケースに入れた時は2Lペットボトルほどのサイズ感。携帯性に優れ、ソロキャンプにも最適です。
Moon Lence キャンプテーブル
Moon Lence 連結天板
4. シュラフ|スナグパック「ベースキャンプスリープシステム」
編集長 松田
2つ購入すると、¥30,360(税込)。「コレでは家族4人分の条件を満たしてないのでは?」と思った方も多いのはず。しかし、ご安心を!
編集長 松田
それぞれ分解して単独で使える作りになっているので、実質4枚のシュラフがあるということになりますよね? この作りを上手く活用すると良いですよ!
編集長 松田
重ねた状態だと快適温度-12℃に対応。子供が育ったら夫婦で冬キャンプデビュー、なんて場合にも頼りになるシュラフですね!
スナグパック ベースキャンプ スリープシステム
5. マット|キャプテンスタッグ「EVAフォームマット」
シュラフと合わせて必要になるのがスリーピングマット。チョイスしたのは、優れたクッション性により地面の凹凸や冷気を軽減するキャプテンスタッグの「EVAフォームマット」。
編集長 松田
キャプテンスタッグ EVAフォームマット
6. ランタン|Superway「LEDランタン」 & スノーピーク「ノクターン」
最後におすすめするのは、夜の帳りをより一層ムーディーに演出するランタン。編集長 松田は、メインとサブの2種類のランタンをセレクトした模様。
編集長 松田
コンパクトなので収納場所を取りませんし、本体背面に強力な磁石が内蔵・スタンドも付属しており、吊り下げ・車にくっ付けて設置することもできますよ。
設置する場所を選ばないLEDライトは、モバイルバッテリーとしても使用可能。13400mAh大容量バッテリーのため、iphone11へ2.7回/iphonexへ3回/ipad proへ1.3回充電できます。
Superway LEDランタン
編集長 松田
正直、今回のラインナップにサブランタンを入れるかどうか迷ういましたが、キャンプはやっぱり雰囲気作りも大事!
Amazonで購入すると、220gのOD缶付きで¥4,130(税込)とかなりお買い得価格で手に入れることができます。
スノーピーク ノクターン(ガス付き)
気になる合計金額は?
テントからランタンまで、総アイテム数15品。かかった合計金額を算出してみました。すると、TOTAL¥122,145(税込)! まさかの予算オーバーです。
編集長 松田
もちろん、もう少し”低価格だけ”にこだわれば、10万以下に収めることも可能。しかし、今回のセレクトは松田 編集長による「マジでコレ!」なラインナップ。ビギナーけだけでなく、キャンプ歴5年、10年の方も気になる製品が発見できたのではないでしょうか。
では実際にこれらの道具を使ったキャンプサイトを見てみましょう!
実際のサイトは?ファミリー4人で使う場合
こちらが実際に組み立てた様子。5人用インナーテントを取り付けた「ギリア」の前室は3畳ほどのスペースが広がります。
テーブルと4人分のチェアをレイアウトしても申し分のないスペースです。撮影時は大人4人で過ごしていましたが、圧迫感はそう感じません。
インナーテントは元々5人用なので、その広さは言わずもがな。前後左右、メッシュパネルに切り替えられるので、暑い夏も快適です。
車への積載イメージはこちら
さて、展開時の見栄えはもちろん、同じく重要視したいのは収納スペック。そこで、実際に車載してみました。
今回は、ファミリーカーとして人気の高いミニバン、トヨタ・ノア(70系)に積んでみました。ちなみに4人想定なので写真は3列目のシートを跳ね上げた状態です。
手間には、まだ十分な空きスペースが! これだけ余裕があれば……
調理グッズをまとめた収納ボックスやクーラーボックスなどのプラスαのギアはもちろん、キャンプ後のゴミも楽に収まります。
ソロ〜デュオで使う場合のキャンプサイト
ファミリーキャンプもいいけれど、たまには一人で。また夫婦・親子だけでのデュオキャンプもおすすめ!
ファミリーキャンプ用に大型2ルームテントを買うと、ソロ・デュオで使う場合に持て余してしまいます。その点「ギリア」は、どちらのスタイルにも対応できる頼もしい仕様。
2人用のインナーテントを設置した場合、2人分のチェアとテーブルを置いても、リビングスペースにまだまだ余力があります。これなら空きスペースにラックをおいたりと室内空間を充実させられるでしょう。
【お財布と相談】こういう道具もあると便利!
宿泊するのに必要な道具は全て揃いましたが、本格的にキャンプを楽しむとなると調理道具や焚き火台の準備もしていきたいですね。
急いで全部を買い揃える必要はないため、お財布と相談しながら導入を検討してくださいね。
調理道具
食器・カトラリー
クーラーボックス
焚き火台
この先、5年、10年と長い間で付き合えるキャンプ道具たち。
いかがでしたか? コスパの良さはもちろん、機能性だけを切り取ってもどれもがハイスペックなアイテムばかり。
今回のセレクトは、編集長 松田が言うようにファミリーキャンプだけでなく、ソロからデュオまで活躍する厳選スタイルなので、子供の成長で生活スタイルが変わっても、長年付き合うことができます。
もし、これからキャンプを始めようと考えている方で「どう言う基準で選べばいい分からない」と悩んでる方は、ぜひ参考にしてみてください。
PHOTO:Junji Kumano(STUDIO467)/EDIT:GGGC