タトンカタープとは?
タトンカタープとは、ドイツのアウトドアブランド「タトンカ(TATONKA)」のタープのこと。キャンプ好きの間では、TCタープの定番としてお馴染みです。
テトロン(ポリエステル)とコットンを混紡したTC素材は焚き火の際に火の粉が飛んでも燃えにくく、結露しづらいことから、今日ではさまざまなテントやタープに使われています。
2021年にリニューアル!
長年親しまれてきたタトンカタープは、2021年にリニューアルされました。
薄くて軽いタトンカタープの魅力を保ちつつ、TCに配合されているポリエステルが改善されたことで、従来から引き裂き強度は50%、抗張力は25%向上。さらに強いテンションにも耐えられるようになりました。
従来はカーキとベージュの中間のようなTC素材特有の色合いでしたが、新カラーは白っぽい色合いの「サンドベージュ」になっています。マットで自然な雰囲気を醸し出す、いろいろなテントやファニチャーなどにマッチする色合いです。
また、かつてはプリントされていたロゴも、リニューアルに合わせてワッペンタイプに変更されました。
さらに、UL(ウルトラライト)の位置づけで、シリコンでマルチコーティングされた「20 DEN NYLON 6 RIPSTOP SI」生地を使用している軽量モデル「TARP WING LT」シリーズも新発売されました。
軽さに加えて強靭さも兼ね備えているので、登山やブッシュクラフトにも使いやすいモデルになっています。
タトンカタープの種類
タトンカタープには「TARP TC」と「TARP WING LT」の2つのシリーズがあり、大きさや形状の違いごとに名前の間に数字が入る形になります。
「TARP TC」は従来のように難燃性に優れた火の粉に強いTC素材を使用したタープで、全部で4種類あります。
タープの辺にグロメットというポールを引っ掛けるパーツがあることで張り方のバリエーションが豊富なのも特徴です。
山岳用タープ「TARP WING LT」は3種類あり、ユニークなデザインでさまざまな張り方を試すことができるでしょう。
タトンカ TARP 1 TC
そのまま2本のポールで形を作り上げるほか、ポールを引っ掛けることができる箇所がタープの角だけではなく辺にもあるため、ポールの使い方によって自在に形を変えられます。
タトンカ TARP 2 TC
ポール2本で通常使いをすればソロ用のサイズになりますが、辺の真ん中にもポールを差し込めるグロメットがあるので、ポールが4本あれば2~3人分の日陰を作ることもできます。
タトンカ TARP 3 TC
フォルムが綺麗でテントと組み合わせた設営もしやすいことから人気を集めています。
タトンカ TARP 4 TC
長辺が400cmあるため、ソロテントを下に入れる形で使うこともできます。
タトンカ TARP WING 1 LT
幅が140cmと狭いため、ポールにはトレッキングポールを使ったり木にくくり付けて低めに使うといいでしょう。そのほか、ハンモックのタープとしても使うことができます。
タトンカ TARP WING 2 LT
日差しや雨を防げる面積が増えるので、台形の広がっている方を荷物などのスペースにすると使いやすいでしょう。
タトンカ TARP WING 3 LT
上から見ると亀の甲羅のような形をしており、さまざまな張り方のアレンジが考えられます。
タトンカタープのポール
スノーピーク ウイングポール ウイングポール 210cm TP-003
フィールドア アルミテントポール 280cm 2本セット
自分のキャンプスタイルに応じて必要なポールの本数や長さを選び、ペグもそれに応じて必要本数買いそろえるようにしましょう。
タトンカタープの張り方
インスタグラムで「#camphack取材」のハッシュタグに寄せられた、タトンカタープの張り方をご紹介します。
そのほか、以下の記事ではカーサイドタープや小川張りなどタトンカタープのさまざまな張り方を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
自分なりのスタイルを楽しもう!
タトンカタープは多様なアレンジができることも特徴のひとつです。自分のキャンプスタイルや人数に合った設営の仕方ができるため、1つ持っていれば用途によってさまざまな使い方ができます。キャンプの幅が広がりますので、ぜひ皆さんも試してみてください!