はじめに・・・車中で寝る際にクリアすべき問題とは?
キャンプでの車中泊というと、主に使われるのが3列シートのミニバンなどですが、上の写真を見てください。フルフラットで非常に広い空間を確保できてはいるのですが、果たしてこのままで快適に眠ることができるでしょうか?そう、床面が波打ったようにデコボコしているのです。
「フルフラット=オールフラット」ではなく、このデコボコを解消しないと、なかなか寝付けないというものです。
解決策1:ベニヤ板を使って快適な寝床を自作!
まずはベニヤ板でDIY!ベニヤ板をシートの上にドン!と敷いてしまう方法です。板の上に敷布団と毛布・掛布団を設置して就寝すれば、まるで自宅で寝るかのようなスタイル。
板なので完全フルフラットになることと、何といっても低コストで済む点が魅力的!ですが、板を自分でサイズ合わせして加工する手間が出てきます。そして自作と言う意味では上級者向けかもしれません。
「ベニヤ板で作る車中泊ベッド」イメージその1
2列目のシートと3列目のシートの上に板を敷くことで、2列目と3列目をフルフラットにする事ができ、セミダブルの布団(幅1220mm×長さ1950mm)がいい具合に収まります!(車中泊.comより)
収納の際はシート下へ!
この車中泊ベッドは、折りたたんで3列目のシートの下に収納する事が出来ます。移動中に邪魔にならないので、いいかんじですよ。(車中泊.comより)
「ベニヤ板で作る車中泊ベッド」イメージその2
前席との空隙にプラスチックコンテナを置き、ベニヤ板を敷き詰めると・・・。やや傾斜があるがほぼ平坦な空間ができる。(一歩 日豊 散歩より)
寝袋を置いてみる。これなら173cmの私と153cmの妻が足を伸ばして寝られそうだ。なにも大きいミニバンやホンダN-boxを買わなくともワゴンRクラスで車中泊ができそうである。これで雨の夜も安心だ・・・・・。(一歩 日豊 散歩より)
解決策2:ふんわりマットが快眠を約束!インフレータブルクイックベッド
テント泊にも大活躍のエアマットは、もちろん車中泊にも使えます。厚みと高さにより段差のある床でも凹凸を吸収するため、フラットな状態で快適な就寝が可能。空気を注入することにより寝心地は◎ですが、その空気の出し入れに手間がかかることもお忘れなく!収納時に若干スペースをとることも、選ぶ際に考慮しましょう。
ふんわり快適!だけど車内で空気を抜くのはちょっと手間!?
スリーピングバッグを広げれば快適ベッドの出来上がり!
コールマン コンフォートエアーマットレス/W
「インフレータブルクイックベッドで作る車中泊ベッド」イメージ
使ってみた感想としてまず、セットに時間、労力等は苦にならず、広げてバルブを開けただけで完了。シートの段差も気にならず、熟睡することが出来ました。 後片付けも特に問題なし。収納袋に入るように小さく丸める必要があるのではと思い、何回と巻きなおした上で入れたところ、余裕で収納することができ、そんなに気にする必要がないことがわかりました。(車中泊.comより)
オンリースタイル 車中泊専用マット
解決策3:かさばらない!スリム&コンパクトなキャンプマットを使用
エアベッドより手軽なのが、キャンプマットを敷く方法。使ったあとはコンパクトにまとまるため、かさばらず収納面でも◎。しかし、シートがあまりに凸凹だと横になったときの違和感をカンペキには解消しない可能性も。その場合はシートを敷く前にクッションを詰めておくなどの方法で対処するのがおすすめです。クルクルっと丸めて収納袋にIN。スペースを取らず、荷物を少しでも多く積みたいキャンパーの味方です!
「キャンプマットで作る車中泊ベッド」イメージその1
まず、車で寝る為には平らでなくてはいけません。自分のジムニー(JB23W)は前期も前期の3型。リヤシートの背もたれを倒すと大きな段差ができます。これは適当な材木でテーブルを作成しました。その上に幅45センチ・長さ90センチ・厚さ9ミリのベニヤ板を2枚、怪我をしないように角を丸めたやつを敷いて、これでほぼフラットな場所が完成。その上にインフレーターマット(ネットで安かったドッペルギャンガーのやつ)を2枚敷いてベッドになりました(^_^)v(てっぱん家より)
ドッペルギャンガー アウトドア インフレータブル キャンピングマット
「キャンプマットで作る車中泊ベッド」イメージその2
このマットレスのスゴさは、なんといっても空気の吹き込みが不要、という点。空気弁を開くことで、自然と膨らんでくれる! このマットを2枚搭載して、フックで連結してワイドに使うのもオススメ。収納袋が付いているので、使わないときはコンパクトに収納できる。サイズは、幅57cm×長さ185cm。(CGFより)
快適な睡眠を確保して車中泊を楽しもう!
快適な眠りは快適なベッドから・・・それは車中泊ならなお言えること。背面をフラットにするベッドメイキングのコツさえおさえてしまえば問題なし!テントを建てる手間が無い、宿泊費もかからずローコストで済むなど、車中泊ならではのメリットを堪能することができます。肌寒くなりテント泊が厳しいこの季節にこそ車中泊、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?