キャンプに行きたいけど……家族とスケジュールが合わない!
毎週末キャンプに行きたいぐらいハマってしまうと直面する一つの課題。夫婦間で熱量が違う、子供の行事などでスケジュールが噛み合わない等の理由によりキャンプに行きたいのに行けない、という事態に陥ったことはないでしょうか?
そんな悩みを解決する方法と言えば、もうソロキャンプしかありません。
ソロで行くにはファミリー用テントは非効率
ソロでキャンプに行くにしても、いつものファミリー用テントは大きすぎます。またサイズのほかにも設営の手間など、無駄が多すぎて時間がもったいないことに。
せっかくソロで過ごすなら時間をたっぷり使って、普段はできないあんなことやこんなことをやる時間を確保したい……! そんなニーズに適した、ひとりで気楽にキャンプをするための身軽なソロ向けテントを探してみました。
こんなソロテントが望ましい
では、ソロキャンプで使うためのテントにはどういったことを求めるべきか、必要になりそうな要素を考えてみました。
軽量コンパクトで持ち運びラクラク
家族全員が寝るスペースは必要無いので、代わりに軽くて小さいテントで充分。小型テントなら持ち運びの負担が減り、積載にも余裕が生まれます。
もしクルマが使えず電車で行くことになっても対応できるので、気軽に行くためにもコンパクトさは重要です。
簡単設営でキャンプの時間をたっぷりと
テントが小さければポールの組み立てやスリーブを通す負担が軽くなり、大型テントより早く簡単に設営することが可能。家族連れの時より余裕を持ってキャンプを楽しむことができますね。
カンガルースタイルで雨や寒さを防げる
タープ下やシェルター内に収めるカンガルースタイルにすることで、寒さや雨、陽射しを軽減することができます。メッシュインナーのタイプであれば、暑い夏はフライシートを外してインナーだけで過ごすという手も。
ソロと言いつつ2〜3人ぐらいの余裕が欲しい
1人用テントは寝るだけという感じのものが多いので、キャンプ用途であれば少し広い方がゆとりを持って過ごせます。もし家族の誰かが一緒に行ってくれる、なんてことになった時も2~3人用テントであれば対応可能。
このように荷物を入れられる上に、軽作業ができる余裕も生まれます。運搬にさほど制約が無いオートキャンプメインであれば、ゆとりがある2~3人用テントの方がくつろげて良さそうですね。
ソロキャンプ向けテント7選【ドームテント編】
ソロキャンプ向けの小型テントにも色々な種類があります。設営方法が異なる他にも、春夏秋の3シーズン用や冬にも対応したタイプなど違いがあるので、用途に適したものを選びましょう。
設営タイプ別に、異なるニーズを想定したラインナップを選んでみました。
ベーシックなドーム型テント
まずはドーム型テントから! ベーシックなだけあってラインナップがとても豊富。ドームテントはペグダウンしなくても自立するものが多く、設営した後に移動して場所を決められる、といったメリットがあります。
ogawa / ホズ
特徴的な形状の吊り下げ式ドームテント。張り出したインナーは荷物置きとして活用できます。天井部の透明パネルにより、テントを閉め切っても幕内を明るく保てます。
ogawa ホズ
MSR / エリクサー2
自立式の美しいインナーで人気が高いMSRのエントリー向け3シーズンテント。1人用から4人用まで豊富なサイズ展開があります。暑い季節にはインナーだけで張れば注目を集めること間違いなし!
MSR / エリクサー2
ゼログラム / El Chalten Pro 2P
フライシートとインナー、フットプリントを一体化できるため、たったの3分という驚異的なスピードで設営可能。ビビッドなカラーバリエーションも特徴。重量はわずか1.34kgという軽さ。
1.5Pという絶妙なサイズもあるので、よりコンパクトにしたい方はそちらも検討してみては?
ゼログラム / El Chalten Pro 2P
ザ・ノース・フェイス / マウンテン 25
ジオドーム4など個性的なテントで注目を集めるザ・ノース・フェイスのドームテント。インナー映えするテントとして人気が高い上に、4シーズンにも対応しており見た目も性能も◎。
ザ・ノース・フェイス / マウンテン 25
ニーモ / ギャラクシーストーム 2P
2ポールシェルターのヘキサライト6Pが人気のニーモのエントリー向けドームテント。フットプリントが標準装備で3万円台というリーズナブルな価格が魅力。
ニーモ / ギャラクシーストーム 2P
ヒルバーグ / スタイカ2P
極地対応のハイスペックテントが揃うヒルバーグの自立式ドームテント。4シーズン対応で冬でも安心して過ごせます。筆者も冬用テントとして喉から手が出るほど欲しい一幕。
ヒルバーグ / スタイカ2P
モンベル / ステラリッジテント 2
モンベルの名作「ステラリッジ2」は、登山向けの重さ1.43kgという軽量テント。2019年にはスリーブ式から吊り下げ式にアップデートされたことでも話題になりました。
フライシートも4色から選べ、カーキ色に近い<タイム>というカラーがあるので男前サイトにも十分合せられる……!
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ソロキャンプ向けテント5選【ワンポール・個性派 編】
元々設営が簡単なワンポールタイプ。小型サイズでさらに簡単に! 流行のアースカラーに合わせやすいものも多く、渋めのテントたちを選定してみました。
ローカスギア / Khafra Sil HB
山岳対応の超軽量ワンポールテント。重さ約1.4kg(別売のポールを除く)で手持ちでも難なく運べ、トレッキングポールをメインポールとして使うこともできるハイカー向けテント。
設営の容易さはもとより、シリコンとポリウレタンをハイブリッドコーティングした高機能なフライシートで、あらゆる環境に対応可能。
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ヒルバーグ / ナロ2GT
抜群の引き裂き強度を誇る、強靭な小型トンネルテント。通常のキャンプではオーバースペックかつ高価格ではありますが、美しい張り姿と信頼性の高さで愛用者続出!
ヒルバーグ / ナロ2GT
ヘルスポート / FONNFJELL PRO2
薪ストーブをインできる大型シェルター「バランゲルドーム」で知られたノルウェーのアウトドアブランド「ヘルスポート」の小型テント。自立はしませんがポール2本で簡単に設営でき、火の粉に強い難燃性素材を使用しています。男前なサイトにしっくり馴染みそうですよね。
ヘルスポート / FONNFJELL PRO2
テンマクデザイン / PANDA
大手アウトドアショップ「WILD-1」のプライベートブランド「テンマクデザイン」による小型ワンポールテント。ポップなカラー展開もあり、ソロキャンプデビューをする女性キャンパーにも大人気!
男性に人気なのが、難燃素材を採用した「PANDA TC」というモデル。少しサイズも大きくなっており、PANDAの使いやすさをそのままに、焚き火が近くでできるという痒い所に手が届くテントです。
重量5kg以上(TC版)と今回の選定基準からは重めですが、クルマ移動を基本としたソロスタイルなら問題なさそうです。
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テンマクデザイン / 炎幕DX
こちらは一切重量を気にせず、ワイルドスタイルを楽しみたい!という気分にピッタリな軍幕風テント。コットン素材で火の粉に強く、じっくり焚き火と調理を楽しめそう。
オプションのインナーを取り付ければ虫が多い季節でも安心ですし、スカートがあるので冬でも使用できるのは高ポイント。スカートが無い「炎幕」、TC素材を取り入れ軽量化した「炎幕DX DVO」などバリエーションもあるのが◎。
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小型でカッコいいテントってたくさん!まだまだ悩みそうです…
候補をいくつか挙げてみましたが、探してみると見た目も機能も優秀なものばかり……あとはお財布との相談になりそうです。
ソロキャンプ用のテントがあれば、少ない荷物で気軽にキャンプに行けて、現地でも誰にも邪魔されることなくひとりの時間をのんびり過ごせます。快適すぎるあまりソロキャンプに行き過ぎて、誰も一緒に行ってくれなくなった……なんてことにならないように注意しましょうね。