間違いない、ドーム型テントという選択
テントの中で、最もベーシックな形状といえるドーム型。骨となる数本のポールをクロスし湾曲させることで、幅のある空間を作り出しています。
カワイらしい丸めのフォルムは、どの方から風がきても受け流せるよう計算されたデザイン。風への抵抗力も強く、また構造もシンプルなので初心者でも設営しやすいテントです。
今回はそんなドーム型テントの2019年新作をご紹介。なかでも特に注目したい7つのテントにスポットを当てました。
① フェールラーベン「Keb Dome 3」
まあずトップバッターは、カンケンバッグ”でお馴染みのフェールラーベンの「Keb Dome 3」。北欧ブランドらしい、鮮やかなブルーカラーが目を惹きます。
4シーズン対応モデルで、重量は約4,790gと3人用ドーム型テントとしてはやや軽い部類です。
広めの前室・後室(奥行きは最長部で80cm)がついているため、一方を荷物置きにして使うと利便性がいいですね。
フライシートには、軽くて柔軟性のある40デニールのナイロン100%生地を採用。ポールはヘリノックスでお馴染みのDAC製と、厳しい環境下でも適応できるタフなスペックとなっています。
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② フィールドア「フィールドキャンプドーム100」
高コスパなブランドとして認知されているフィールドア。期待の新作「フィールドキャンプドーム100」は、コンパクトな1人用ドームテントで約7,000円前後というお値打ち価格!
それでいて耐水性は2,000mm以上、ポールは超々ジュラルミン(A7075)という十分すぎるスペックを持っています。
インナー床のサイズは幅200cm×奥行き100cmと1人用としては標準的なサイズ。
テントの出入口はメッシュに切り替えられるほか、両サイドにはベンチレーション、生地には遮熱性の高いシルバー加工も施されており、夏でも過ごしやすいようさまざまな工夫が施されています。
フィールドア フィールドキャンプドーム100
③ テンマクデザイン「ビックルーム」
こちらは7月中旬発売を予定している、テンマクデザインの新作。その名の通り、展開時のサイズはおよそ5m×5m×高さ2.3mのビックルーム!
しかもかなりタフな仕様で、実際に海外のエベレスト遠征隊が使用したDAC製のフレームを採用しており、山岳ペースキャンプにも使える強者なんです。
もちろんオートキャンプでも快適に使えるよう、メッシュに切り替えが可能な窓やベンチレーションが複数配備されており、通気性もしっかり確保。フロアシートは標準装備なので、シェルターとしてもテントも使えます。
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④ チャムス「ブービーバードネスト」
5種類の新作テントを発売したチャムス。今回ご紹介するのは、その中でも3~4人程度で使用できるドームテント「ブービーバードネスト」です。
チャムスらしいビビッドなバイカラーは、見ているだけでテンションが上がりますね。写真意外も含めて、カラーリングは全4色展開を予定しているよう。
見た目のキュートさはもちろんですが、ドアが3方向に設置されているなど使い勝手さもしっかり考えられています。
⑤ ニーモ「ダガーストーム3p」
最後は、ニーモ イクイップメントから発売されている「ダガーストーム3P」。フライシートは今年のトレンドであるアースカラーを、インナーテントは優しいモカ色という、なんともオシャレな配色を採用しています。
3人用にして重量はわずか1.73㎏と、山岳向けテントさながらの軽さも魅力です。
暑さが気になる時は、前後の大型ドアをメッシュに切り替えてしっかり換気。寒い時期は、インナーテントに採用されているブリーザブルナイロン生地が冷気の侵入をしっかりブロックしてくれます。
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▼2019年のニーモ新作テント&ギア紹介はこちら!
⑥ ビックアグネス「ガードステーション8」
最後は、アメリカ発のアウトドアブランド、ビッグアグネスから発売された「ガードステーション8」。目を見張る鮮やかなレッドは、日本限定カラー! 間違いなくキャンプ場で目立ちます。
8人用の登山遠征用ドームシェルターで、天井高は2mを超えと、居住性が高さも魅力の1つ。
なお、8人用のテントというと若干大きめな印象がありますが、実際に入ってみたところインナーテントを入れた状態では2~3人、シェルターとして使用するなら4~5人くらいだとゆとりを持って過ごせるようなサイズ感でした。
⑦ テンマクデザイン「グランドハット1」
テンマクデザインとアウトドアコーディネーター小雀陣二氏のコラボした「グランドハット1」。好評だった旧モデルをさらにバージョンアップして、重量約2.2kgの軽量1人用テントとして再リリースされました!
インナーの床サイズは幅220cm×奥行き110cmと、ソロ~2人用の中間サイズ。また前後両方に前室があり、奥行きも最長部で約50cmとミニテーブル(SOTOのフィールドホッパーなど)と靴を置いても余裕の広さです。
レビュー記事もあるので、気になったからはぜひチェックしてみてください。
テンマクデザイン グランド ハット1
▼グランドハット1についてもっと詳しく知りたい!
2019年もドーム型テントの進化が止まらない!
今年も数々の個性的なドームテントが発売されました! その中でもとくに注目のニューフェイスをご紹介しました。
どれもブランドの個性が際立っており、なかなかの曲者ぞろいでしたね。年々進化を続いているドーム型テント、ますます目が離せません!