「よく見かける人気のテント」枠にはまりたくない
まずはこちら、NEMO Equipmen(ニーモ・イクイップメント)が販売している「ワゴントップ4P」です。ウォール部を見てもらうとわかりますが、フレームの形がかなり独特、というより他では見かけない形ではないでしょうか。
一方こちらは、「ダークティンバー4」。ogawa「トリアングロ」を連想させる形ですが、ニーモらしいワイルドっぽさが感じられるデザインですね。
▼トリアングロってどんなテント?詳しくはこちら
個性的でちょっと尖ったこの2つのテント。ピンときた方は、もしかすると筆者と趣向が似ているかもしれませんね。
ファミリーサイズでありながら、お値段は5〜6万円台と手が届きやすいクラス。個人的にもとっても気になるこのテントたちを、詳しくご紹介していきます!
見た目も中身もクール!「ワゴントップ4P」がもつ3つの魅力
ワゴントップ4Pは、4人用向けのテント。シングルウォールで、生地は75Dのポリエステルを採用しています。
魅力① 1人でも設営できる!
アウトフレーム構造なので、最初にフレームを組み立てたら本体を吊り下げるだけ。1人でも簡単に設営できます。
ポールをスリーブに差し込むタイプだと時間がかかりますが、ワゴントップ4Pはパチンパチンとはめ込んでいくだけなので楽々!
最初は長いポールが扱いづらくて苦労しましたが、数回設置しているとポールが扱いやすくなってきました。女子一人でも建てられます。(出典:楽天)
魅力② 広い、高い、圧迫感ゼロ!
外側に張り出したフレームによってテントの高さが確保され、スクエアテントに近い空間をつくりだしています。サイズは254cm×254cm+前室、高さ198cmもあるので、4人でも圧迫感なく過ごせそうです。
魅力③ 別売りの「前室」をプラスすれば、さらに広々!
このテントの最大の特徴は、別売りの「ワゴントップガレージ」(税抜きで20,000円)を取りつければ、前室をプラスできちゃうところ!
しかもスペースはフロア面積とほぼ同じなので、縦幅約254cmほどの広さがあります。
ワゴントップガレージは、現在(2019年4月)公式のオンラインショップでは販売されていませんが、楽天などインナーネット通販では流通しているようです。
【番外】メッシュになる前室が付いた「4P”LX”」もあるぞ!
先ほど紹介した別売りの「ワゴントップガレージ」とは別に、ワゴントップガレージとは全く別物の前室がついた「ワゴントップ4PLX」も販売されています。
「ワゴントップ4P」とは違い、インナーテントは吊り下げ式なのでシェルターとして使えるのも魅力。254cm×457cm、高さ203cmと、「ワゴントップ4P」と「ワゴンガレージ」を連結させたときに近いサイズ感です。
フロアレスの前室は、サイドを全面メッシュにすることが可能。スカートも付いているので、冷気や虫の侵入を防げます。
値段は高くなりますが、秋冬キャンプもするなら「ワゴントップ4PLX」の方が快適に過ごせそうです。
ワゴントップ4Pの気になるところ
ワゴントップ4Pはシングルウォールなので、寒い時期での使用はとなると結露の心配はぬぐいきれないところ。テント上部に大型のベンチレーション、左右両サイドにはメッシュ窓を装備しており通気性はしっかり確保されているので、メインで使うのであれば春~秋がおすすめです。
春~秋の使用
ニーモ ワゴントップ 4P
ニーモ ワゴントップ 4P LX
ニーモ ワゴントップ ガレージ
簡単に快適空間をつくる!「ダークティンバー4」がもつ5つの魅力
個性的なフォルムが特徴的な「ダークティンバー4」は、長方形タープと吊り下げ式のインナーテントを組み合わせたモデルです。素材はポリエステルが使われており、重量7.4kgと軽量なのも見過ごせないポイント。
魅力① ペグダウンすれば、ほぼ設営完了?
ポールを1本立てると、片側が倒れる……一般的なタープにありがちな問題ですよね。しかしニーモのタープには「スプリングリンクテクノロジー」が採用されており、1人でも設営できるという口コミがあるほど簡単なんです!
ポールの長さに合わせてペグを打つだけで、細かい位置決めは不要。タープの稜線部にあるゴムが、適度なテンションをかけつつ伸びてくれるので、ポールを立ち上げても片方のポールが倒れにくくなっています。
インナーテントの装着も、バックルをはめていくだけの吊り下げ式。簡単に設営できるだけでなく、雨の日も濡れずに設営できる利点もあります。
魅力② ファミリーにちょうどいい広さ!
フロアは254×254cm。幅63cmのラージサイズパッドが4枚敷ける広さがあります。天井高も198cmと、大柄な男性でもかがまずにいられて圧迫感なし! 家族みんなで広々とくつろげます。
魅力③ メッシュの切り替えがラク!
前後のパネルには、出入口になるドアパネルとメッシュ窓がついています。メッシュ窓に切り替える時は外側についているポケットに収納するので、いちいち幕をまとめる必要なし。地味なところですが、そういった気遣いは嬉しいところ。
ニーモ ダークティンバー 4P
魅力④ タープとして使える
フライシートとしての役割を担っているタープは、インナーテントを外してしまえばタープ単体としても使えます。テントとタープをそれぞれ買わず、両方買ってこの価格だと考えると、とってもリーズナブルですね!
魅力⑤ ヘキサライトとの相性よし!
同じくニーモの人気シェルター「ヘキサライト」と一緒に使うと、統一感があってスタイリッシュなサイトに。並べた時の雰囲気もバッチリです!
▼ヘキサライトについて詳しくはこちら!
気になるところ
気になるのはタープの長さ。ダークティンバー4Pのタープサイズは約508cm×376cm。ヘキサタープの定番、コールマンの「XPヘキサタープ」が約460×435×230(h)cmなので、横幅は広いものの前室となる縦幅は短く、タープ単体としては物足りなく感じる方もいるかもしれません。
自分がカッコいい、と思ったら「カッコいい」
「ワゴントップ4P」は、とにかく簡単に設営できて広さのあるテントが欲しい! という方におすすめ。寒い季節もキャンプをする方は、スカートのある「ワゴントップ4PXL」を。タープもテントも両方検討している方は「ダークティンバー4」なら、多彩な使い方が可能です。
目を引くフォルムで、キャンプ場でも注目の的になるかも?!