キャンプ仕様の「ウェストファリア」
バリエーション豊富なヴァナゴンのモデルの中でも、もっとも人気が高いのがキャンパー仕様の「ウェストファリア」。ポップアップテントやサイドオーニングのほか、室内にはシンクや冷蔵庫まで完備しています。
いかにもキャンピングカー然としたルックスではないのに、内部は本格キャンパー仕様なギャップがたまりません。
しかし、キャンパー仕様のカスタムを手がけるウェストファリア社は94年に経営破綻。2003年以降のT4キャンパーモデルは、フォルクスワーゲン社が自社製造する「カリフォルニア」へと移り変わります。
状態のいいウェストファリアは今とても人気があり、300万円以上が相場となるでしょう。
謎5.問題点はある?
ここまで読んでしまった人は、もうかなりヴァナゴンの虜になりつつあるハズ……とはいえかなり古いクルマという点も否めません。
実際に乗るうえで気になる点についても見ていきましょう。
個体により当り外れがある
決して新しくはないクルマなので、複数オーナーを経ている車体も少なくありません。
そのため故障の有無には個体差が大きく、購入時にできる限り見極める必要があるでしょう。単に走行距離や年式だけで判断せず、しっかり修理記録などが残っているものが良さそうです。
大きすぎて運転が難しいという声も
実際にハンドルを握った人からは「運転が難しい」という声もチラホラ。海外バンだけあってサイズ感が大きく、独特の運転フィーリングにも慣れが必要です。
駐車場や自宅周辺の道路事情など、安全に乗りこなせるかよく考慮する必要がありますね。
部品が届くのに時間がかかる
ひとたび修理となると、海外製品ゆえに必要なパーツが国内にない場合もあります。その場合海外からの取り寄せとなり、場合によっては数ヶ月から1年かかるケースも。
ただ、国内でもヴァナゴンやフォルクスワーゲンに特化した修理&カスタムを手掛け、部品を豊富にストックしている会社もあるので、対応可能なところを探しておくと安心ですね。
手がかかるのも魅力のうち!
とにかく武骨なそのルックスと、あらゆる遊びに対応してくれるポテンシャルの高さが魅力のヴァナゴン。
古いクルマゆえの気になる点もありますが、そんな手がかかる面もヴァナゴンのノスタルジックな魅力の1つと言えるのかもしれません。
最新設備を備えた新車にはない魅力が満載のヴァナゴンで、自由気ままなキャンプに出かけてみませんか?
レトロ顔のクルマに目がないなら……
他にもシブいクルマ、あるんです。
It is also one of the charm that is time-consuming!
手がかかるのも魅力のうち!