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車で、ちょっとだけお湯が欲しいのに…

車中泊やキャンプで、ちょっとだけお湯を沸かしたいとき。たった一杯コーヒーを淹れるのに、バーナーやコンロを引っ張り出すのもなぁ……と、億劫に感じることはありませんか? さらに、お湯が余ってもったいなかったり。
そこで「ワクヨさん」がちょうどいい

そんな“ちょっとのお湯”を沸かすのに便利なのが、「ワクヨさん」。車内で400mlのお湯が沸かせて、保温もできる直流湯沸器なんです。
実はこれ、別記事でご紹介している車中泊用炊飯器「タケルくん」と同じ直流家シリーズ。その便利な使い勝手を、さっそく車中レビューでお伝えしていきます!
▼「タケルくん」について詳しくはこちら
JPN ワクヨさん
サイズ | W75×D75×H248mm |
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重量 | 463g |
容量 | 400ml |
材質 | ボトル部:外側ポリカーボネイト 内側:特殊ガラス製 |
入力電圧 | DC12V |
使用電流 | 8.5A |
消費電力 | 110W |
こちらが「ワクヨさん」

上段(左から右に)耐熱カバー・専用ホルダー・本体
下段(左から右に)電源コード(約120cm)と予備ヒューズ・長短の専用ホルダー用ステー・本体キャップ
シガーソケットから給電できる

「ワクヨさん」は車のシガーソケットから給電する仕組み。バーナーや電気ケトルを使わずしてお湯が沸かせるのは、とても便利ですよね。
ただし、自動車や船舶などのバッテリー専用回路のため、一般的なポータブル電源では使用不可。ポータブル電源で使いたい場合は、同じ直流家シリーズの「ミツルくん」をどうぞ。
JPN ミツルくん
サイズ | 210 × 139 × 123mm |
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重量 | 2.4kg |
容量 | 60000mAh |
材質 | プラスチック メタル ポリ塩化ビニル |
出力 | DC12V-16A AC100V-50Hz(200W・疑似正弦波) |
USB出力 | 合計4個 |
容量は400ml。透明で、お湯の状態がわかりやすい

容量は最大で400ml。飲み物であれば2人分、カップ麺ならひとつ作るのにちょうど良い容量ですね。ボトルは透明なのでメモリが見えやすく、沸騰状態も目視できて安心です。
また、内側を耐熱ガラスにした2重構造になっているため、金属や樹脂製のポットと違ってにおい移りがないのも特長。コーヒーなど、味を楽しみたい飲み物のお湯を沸かすのにもピッタリです。
最大温度は99.7℃!好みの温度に設定も可能

シガーソケットで使えるカーポットもありますが、80℃程度までしか温められない物も。それだと寒い冬はすぐに冷めてしまい物足りない場合もありますが、「ワクヨさん」の最大温度はなんと99.7℃! これなら飲み物も熱々です。
一方で好みの温度に設定すればその温度で停止するので、「赤ちゃん用のミルクを作るのに、ぬるめのお湯が欲しい……」なんていうときも便利です。
さっそく「ワクヨさん」を車内で使ってみる

では、さっそく「ワクヨさん」とともにドライブスタート! 長短どちらかのステーを使用して専用ホルダーをエアコンルーバーに取り付けたら、そこに「ワクヨさん」本体を装着して水を注ぎます。

エンジンをかけて、専用コードをシガーライターに接続します。8.5A(12V車)の電流を消費するので、このときは別用途でのシガーライターの使用は控えた方が良いでしょう。

電源が入ると、ワクヨさんの水温が表示されます。右端にある「沸騰」ボタンを押せばスタート。
走行中でもお湯を沸かすことは可能かと思いますが、固定具合によっては倒れる可能性もないとは言えないため、くれぐれも安全に十分配慮してください。

スタートしてから約30分ほどで気泡が出てきました。

水温表示が99℃になったところで、自動で加熱停止。これでお湯の完成です。

電源ケーブルを外してから、本体が熱くなっているので付属のシリコンゴム製耐熱カバーを装着して掴みます。

高温の湯気に気をつけながらキャップを外し、カップ麺などに熱湯を注ぎます。細身の形状なので、注ぎ口がなくても注ぎやすいのがいいですね。