記事中画像撮影:筆者
車の中でホカホカごはんが炊ける!?

車中泊旅だと、食事はコンビニやスーパーのもので簡単に済ませちゃう方も多いのでは? でも寒い冬なんかはとくに、あったかいご飯が食べられたら最高ですよね。
それを斬新なアイデアで叶えてくれるアイテムに、注目!
その名もズバリ!「タケルくん」

出典:J.P.N
防災グッズや車中泊向け家電を販売している「ジェーピーエヌ」という会社が開発した「タケルくん」は、シガーライターからの12V電源で稼働する炊飯器。最大1.5合までのご飯を炊くことができます。
これなら車中泊でも炊き立てホカホカのご飯が食べられそう! というわけで今回は、キャンプはもちろん災害時にも使えるこちらの直流炊飯器「タケルくん」を実際に使ってみます。
JPN タケルくん
サイズ | W160×D140×H155mm |
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重量 | 592g |
材質 | ・外側:ポリプロピレン ・釜:アルミ、フッ素樹脂コート |
最大炊飯量 | 1.5合 |
入力電圧 | DC12V |
使用電流 | 8.5A |
消費電力 | 110W |
「タケルくん」で、車中炊飯スタート

「タケルくん」の全貌が、こちら。左から電源コード(約100cm)と予備ヒューズ・フタ・小型しゃもじ(スプーン)・100ccの計量カップ・炊飯器本体と、予備のフックやパッキンになります。
車内で実際に使用してみる

今回は移動中に炊飯をし、到着次第すぐにホカホカのご飯を食べよう! という算段のもと準備を開始。
愛車のワゴンのラゲージスペース最後尾にタケルくんの置き場としてテーブルを設置し、このスペースを使って車内での調理に挑戦していきます。

使用するお米は、コンビニでも手に入る2合入りの無洗米にしました。
最大容量の1.5合で炊いてみる

0.5合から1.5合まで炊くことができるタケルくん、今回は無洗米を付属カップで3杯入れます。これで1.5合ちょうどです。

次に、これまた付属カップで3.5杯分(約322cc)の水を注ぎ、その後2箇所の大型スナップでフタを固定して密閉します。
電源を入れてみる!

エンジンをかけてから、シガーライター接続の電源ケーブルをタケルくん本体にセットします。
ちなみにここにはシリコンカバーが付いていますが完全防水ではないため、本体を掃除する場合は水洗いは避けましょう。

通電すると初回は緑色のランプが点灯します。そして、炊飯スイッチを入れると右の赤いランプが点灯して炊飯開始。この通電時のランプはスイッチの設定状態によって変わるので、基本的には保温状態で設定しておきましょう。
時間の経過が分かりやすいよう、横にタブレットのタイマーをセットしたところで……ここでひとつ問題が。
移動中の「タケルくん」の安全を確保!

そうです、このまま炊いてしまうと本体(約600g)と水と米で約1kgになるタケルくんは、走行中に車内を転がり回ってしまいます。これは危険!
そこで、100円ショップで滑らないマットや折りたたみ式ミニコンテナ、荷かけ網ネットなどを購入し、走行中でも固定できるよう工夫しました。

それでもカーブでの遠心力や振動などでどうしても中身の偏りは起きるため、慎重に。あくまで「タケルくん」ファーストの安全運転でいきます!
そして、ご飯が炊けた

しばらくするとフタの蒸気吹き出し口から水蒸気が出てきましたが量は少なく、そこまで車内がモクモクになることはありません。
そして約30分後、タケルくんのランプが炊飯の赤から保温の青に切り替わり、ご飯が炊けたことを知らせてくれました。