STEP.6
メインカラーとサブカラーのパラコードを溶接します。STEP.2でそれぞれ95cmにカットしたコードです。火の扱いにはくれぐれも注意しましょう。
STEP.7
バックルに通してある芯のパラコードを緩め、溶接したパラコードを写真のように通します。このときにメインカラーが裏から見て右側にくるようにしておくと、メインカラーがメインたる役割となります(今回のメインカラーは黒)。ジョイント部分をきっちりと真ん中に揃え、芯のパラコードを締め付けましょう。
STEP.8
編み込む前に、ボトルをホールドする部分を編み込み範囲から除外しておきましょう。この除外した部分のコードがボトルのネックを締め付け、ホールドするというわけです。
今回はバックルから13cmとしました。コードロッカーをその位置に移動させ、編み込み範囲を決定します。
STEP.9
「平編み」と呼ばれる編み方でパラコードを編み込んでいきます。「なんだこれ、難しそう……」と思ったあなた、その反応が普通です。写真をパッと見ただけでできる人はまずいません。
YouTubeなどに丁寧にやり方を撮影している動画があるので、「平編み」で検索し、見ながらゆっくり進めましょう。
STEP.10
コードロッカーのところまで平編みしたら、ギリギリのところでコードをカットし、ターボライターで焼き止め。メインカラー、サブカラーの両コードに対して行います。余計な部分まで炙ってしまわないよう、炎の方向に注意!
自分だけのマグホルダーが完成!
好みのボトルにくくりつけ、コードロッカーでフィットさせて使用します。お洒落なだけでなく持ち歩きがラクになり、さらにはリュックなどに吊り下げることも可能に!
以上、パラコードを使用したオリジナルマグホルダーの作り方でした。今回のマグホルダー作りを経験したなら、ブレスレットの自作も可能になることでしょう。火の扱いに注意して、ぜひ挑戦してみてください。
製作者に聞いてみた
どういうシーンで使いますか? また、何が魅力でしょうか?
キャンプや、日頃のクラブ・部活、仕事に持って行くときに使っています。それぞれコードの色が違えば、マイボトルにカバーをしていてもコードの色ですぐに自分のものだとわかるので、判別にも便利です。豊富なカラーを活かして、オリジナルのアイテムが作れるのもパラコードの魅力の一つですね。
ドリンクを持ち運ぶマグホルダーですから、普段からガンガン活躍するようです。世界にひとつしか存在しない一点物になりますから、プレゼントとしても喜ばれそうですね。
今後、パラコードを使った他アイテムを作る予定はありますか?
カバンの持ち手の部分をパラコードで編んで、オリジナルカラーを楽しんでみようかなと。それと、やっぱりアウトドア用品にも使いたいので、今度はペグの持ち手につけて、ほかの人と被らない演出をしてみたいです!
豊富なカラーは、他の人との違いを演出するのにうってつけ。キャンプ場に忘れて来やすいペグを、目立たせると同時に持ちやすくするアイデアがあるようです。作成したらぜひインスタグラムで発表してほしいですね。
@frog8.paracordさんありがとうございました! インスタグラムではカラビナと組み合わせた素敵なアイテムも紹介してくれています。カラフルで見ているだけでも楽しいので、興味を持った方はチェックしてみてください。
「買う」から「作る」にシフトできるパラコード
自分好みのカラーや編み方により、夢が広がるパラコード。ちょっと大げさかもしれませんが、「買う」から「作る」にシフトできるアイテムです。キャンプ用品だけでなく、普段から使うモノにも採用していきたいですね。
パラシュートをつなぐため……という非常事態チックなアイテムが、日常的に、しかもファンシーに使われているというのも面白いところです。