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【警視庁警備部災害対策課】ツイッターに学ぶ、3つの節約キャンプ飯【防災】(2ページ目)

アイデア① 水で作るパスタ

まずは、お湯を沸かさず作るという驚きのアイデアから。

水と燃料節約の超・裏ワザ!

水、パスタ、ジップロック

警視庁警備部災害対策課のツイッターを見ていてはじめに飛び込んできたのが、このネタ。

乾麺を茹でるのには、多量のお湯とそれを沸かす燃料が要りますね。どちらもできる限り節約したい時、パスタを水で戻せばいいというアイデアに目からウロコが30枚くらい落ちました(筆者は知りませんでしたが、登山などのアウトドアをやる方の中にはすでに実践している方もいらっしゃるようですね)!

水+パスタ+チャック袋

パスタを袋に入れ、水を入れる

チャック付きの袋にパスタを入れ、水を入れます。水の量はパスタが浸かる程度。

2時間放置

チャック袋入りのパスタ、水

そのまま約2時間置きます。こちらは太さΦ1.6mm、標準茹で時間は6分のもの。パスタの太さによって水浸けの時間が変わりますので、時々様子を見がてらかじってみてください。

※パスタは、一定量の水分を含むとそれ以上は吸収しないため、長時間浸けておいても麺がドロドロになることはないようです。

ナポリタンを作ってみた

スパゲッティ・ナポリタンの材料

袋から出して水を切ると、なにやらムチッとした塊ができています。

玉ねぎ1/4個、にんにく1かけ、ソーセージ4本、オリーブオイル、ケチャップ、パセリ各適量で、スパゲッティ・ナポリタンを作ってみました。

材料を炒める

フライパンでパスタを炒める

パスタとそのほかの材料を炒め、ケチャップと塩胡椒で味付けします。パスタは「茹で上がった」状態なので、火を使うのはものの1〜2分で済んじゃいます。

完成!不思議な食感

水で作るパスタ

柔らかいのにコシがある、もっちりとした食感。茹でた麺と比べて加熱時間が短いせいか、打ちたての生パスタのような弾力があります。

サイト設営前や遊びに行く前に、あらかじめ水パスタをセットしておけば、あとはパパッと炒めるだけ。とってもお手軽かつ水も燃料も最低限で食事が賄えます。キャンプ飯の節約ワザとしても十分使えますね!

▼水漬けパスタ:詳しくはこちら

さて次は、賞味期限切れ間近の非常食を使った離れワザ。

アイデア② 乾パンで作るカツ

サックサクの衣が美味しい!

乾パントンカツ、乾パンの缶、和辛子、ソース

賞味期限の迫った備蓄品の乾パンを上手に消費するアイデアです。

乾パンでカツができるの? と、半信半疑でしたが、作ってみるとパン粉とさして変わらず、むしろ揚げたてのサクサク感が長続きして美味しいです。黙って家族に出したところ、なんの違和感もなく平らげていましたよ!

乾パンを砕いて衣に

砕いた乾パン

ポリ袋に乾パンを入れ、上からすりこぎ等で砕きます。

あとはいつもの通り、肉に塩胡椒し、小麦粉をはたいて卵液にくぐらせ、砕いた乾パンを衣につけて、170℃〜180℃の油で揚げます。

2種類の食感が楽しめる

乾パンひとくちカツ

細かくなった粉状のものは、通常のパン粉と大差なし(左)、大きい塊の方はサクサクした歯ざわりが長続きし、翌日のお弁当に入れても程よい食べ応えをキープしていました(右)。

▼乾パンひとくちカツ:詳しくはこちら

最後は、これぞ目からウロコ、茹でずにできるパスタの裏ワザ!

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