できることだけやろう!「軽メンテナンス」のススメ
「キャンプ用品のメンテナンス」と聞くと、特別な工具を使って分解したり、慣れていないとやる気すらおきない……というのが正直なところでは?
とは言えいつでも快適にキャンプをするために、最低限やっておかなければならないお手入れはあります。
これはシュラフを洗っているところ。そう、キャンプ用品は目に見える汚れはもちろん、見えない汚れもたくさん!
火器類の分解・交換までは行かずとも、できる範囲のお手入はしておきたいもの。今回は、そんな「軽メンテ」だけはしたほうがいいアイテムをご紹介します。
「洗って乾かす」だけでもしておきたい6アイテム
寝袋・ブランケット
汗や湿気を吸い込んだ寝袋。使うたびに干していても汚れを落としたことにはならないので、シーズンに一度は洗濯が必要です。
寝袋の洗濯方法は化繊かダウンかで異なり、化繊なら自宅の洗濯機で丸洗いできるのもがほとんどです。
ダウンシュラフの場合、繊維の密度が高く中綿内部の汚れを落とすことが難しいため、自宅で洗うなら浴槽で足踏み洗いがおすすめです。揉み洗いは繊維を傷めるのでNG!
一般の家庭用洗濯洗剤は保温力を左右する綿の油分を奪ってしまうので、専用のダウンクリーナーを使いましょう。(※ただし、一般的な液体中性洗剤での洗濯もOKとしているメーカーもあります)
NIKWAX(ニクワックス) LOFTテックウォッシュ
洗濯機で軽く脱水にかけた後に、ダウンの偏りをほくしながら干します。
同じくキャンプで使った毛布・ブランケットもきれいに洗っておきましょう!
バーベキューグリル
バーベキューグリル、使ってそのまましまっていませんか? 食材や油の汚れがついたままになっていると、錆びの原因に。こびりついた汚れはワイヤーブラシなどで落として、洗剤で軽く洗います。錆びないようにしっかり乾かしてからしまいましょう。
ViViSun バーベキュー グリルブラシ
クーラーボックス
洗ったつもりでも生臭いニオイがなかなか取れないこと、ありませんか? そんな臭みもしっかり取っておきたいもの。
まず中性洗剤でボックスの内と外を洗ったら、水を張ってお酢を少し入れて1時間ほど置きます。水を抜いて乾かせば、嫌なニオイも無くなりますよ!
チェア
食べこぼしや泥はねなどで汚れがちなキャンプチェア。使用直後はきれいに見えても、時間がたつと汚れが浮き出てきたり、カビていることもあります。
徹底的にきれいにするには、中性洗剤で汚れを洗って水で流し、天日干しで乾燥させるのが◎!
ナイフ
人気のオピネルなど折りたたみ式のアウトドアナイフは、ブレードを収納するハンドル内部に汚れが入り込んでいる場合があります。
中性洗剤を溶かしたお湯につけて、つまようじで汚れを落としましょう。
洗った後は、しっかり乾燥させること。濡れたままブレードをしまってしまうとハンドルの木材が膨らんで、取り出しづらくなるので注意!
ペグ
引き抜いてそのままにしがちなペグ。久々に出してみたら錆びていた……なんてことにならないよう、土汚れはきれいに洗って、しっかり乾かしておきましょう。
余裕があればこれも「軽メンテ」しておこう!
バーナー・ランタン
バーナー・ランタンなどの火気類は、汚れを放置すると錆びだけでなく場合によっては発火事故に繋がることも。ランタンのグローブを磨く、ブラシで煤を落とすなど簡単なことだけでもやっておきましょう。
仕上げに防錆スプレーもふきつければさらに安心ですね。
KURE(呉工業) スーパーラストガード 長期強力防錆スプレー
収納ボックスの中
コンテナやギアバッグの中も整理しておきましょう。一度掃除してまた整理して収納すると、足りないものや余計なものの確認もできますね。
最低限のことは時間があるうちにやっておこう
遊ぶことに夢中のシーズン中は、なかなかできないキャンプ用品の整理。使ったきりしまいこんだギアを点検して、最低限必要な「軽メンテ」で次のシーズンへ備えましょう!
テントのお手入れ方法はこちら
自宅でメンテナンスするのはなかなか難しいですが、やり方を知っておけば雨に降られたキャンプ帰りに役立つこと間違いなし!
Clean Up Your Gears Easily!
キャンプギアを手軽にきれいに!