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冬キャンプの主役は「おでん」で決まり!

あったかくてしみしみのおでん。1品料理だけどたくさんの食材を味わえてお腹もいっぱいになるおでんは冬のキャンプにも相性ばっちり。1人でのんびり食べるのもいいですが、量を調整しやすいので何人かでシェアするのもおすすめです。
おでんのおすすめ具材と下ごしらえ方法

おでんの定番の具材といえば大根やたまご、こんやく、しらたきなどがあります。ほかにもお好みに合わせていろいろな具材を用意してみましょう。食材によって下ごしらえの有無や方法が異なります。
おでんにおすすめの具材はコレ!

定番から少しマニアックなものまで、おでんにおすすめの具材をご紹介します。キャンプではできるだけ下ごしらえの必要がない食材がおすすめ。しかし、下処理が必要な具材にはおでんの定番種が多いので、事前準備に挑戦するのも良いでしょう。
下ごしらえの必要がない具材
- ちくわ
- はんぺん
- さつま揚げ
- 厚揚げ
- がんもどき
- ごぼう巻き
- ゲソ巻き
- もち巾着
- ウインナー
- つみれ
- ちくわぶ
下ごしらえの必要がある具材
- 大根
- こんにゃく
- たまご
- 昆布
- じゃがいも
- しらたき
- 牛すじ
- 手羽元
事前準備が美味しさのカギ!下ごしらえ方法

キャンプでおでんをスムーズかつおいしく味わうためには、事前の準備が大切です。当日あわてずに済むよう、前日までに準備を済ませておきましょう。下処理が面倒に感じる人は、スーパーなどで購入できるレトルトを買っておくと手軽に済みます。
紀文 おでん 12袋
| 具材 | 大根、ゆで玉子、こんにゃく、さつま揚、結び昆布、焼きちくわ |
|---|
大根
おでんで一番好きな具は大根という方も多いのではないでしょうか。大根は事前に下ゆでしておくことで、だしが浸みこみやすくなります。
手順
- 皮ごと3cmほどの輪切りにし、厚めに皮をむく。
- 鍋に水と大根を入れて火にかける。
- 沸騰したら弱火にし、竹串がすっと入るまで15~20分程度ゆでてザルにあげる。
たまご
おでんのたまごは、子供にも人気の具材。ゆでたまごを作って殻をむいていけば、キャンプ場ですぐに使えます。
手順
- 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら酢を大さじ1~2ほど入れる。
- 弱火にし、生卵をおたまなどを用いてそっと鍋に入れる。
- 最初の2分は菜箸で卵をゆっくり転がし、そのあと10分ほどゆでる。
- ゆで終わったら冷水に入れて殻をむく。
こんにゃく
弾力があって食物繊維も豊富なこんにゃく。同じ大きさに切り揃えることで見栄えもよくなります。
手順
- 長辺を4等分にするように切り、さらにそれぞれを斜めに切って三角形にする。
- ボウルにこんにゃくを入れ、大さじ1/2の塩をまぶして5分ほどおき、臭みをとる。
- 鍋にお湯を沸かし、こんにゃくを1分程度ゆでザルにあげる。
牛すじ
とろとろな牛すじを味わうには、事前の下ゆでが肝心。臭みをとるために2回にわけて茹でましょう。
手順
- 鍋に牛すじと、牛すじを覆うくらいの水を入れて火にかける。
- 沸騰してから1~2分ほどで灰汁がたくさん出るので火をとめていったんザルにあげ、牛すじを水で洗う。
- 鍋を洗い、水、5mm程度に切った皮つきのしょうが、長ネギの青い部分、牛すじを入れて水からゆでる。
- 沸騰したら弱火にして1時間半ほどゆで、灰汁が出たらその都度取り除く。
- 竹串でやわらかさを確認し、好みのやわらかさになったら完了。
番外編:アレンジ餅巾着
おでんの巾着といえば餅巾着ですが、油揚げの中に好きな具材を入れるのもおすすめ。アレンジ次第で意外な組み合わせを発見できるかもしれません。
手順
- 油揚げを半分に切り、袋状にして好きな具材をつめる。
- かんぴょうで結ぶか、つまようじを使って閉じる。
巾着におすすめの具材
- カマンベールチーズ
- トマト
- シュウマイ
- キムチ
- 納豆
▼変わり種の巾着おでんを紹介している記事はこちら
忘れちゃいけないおでんのつゆも要準備!

おでんの味を決めるのは、出汁のきいたつゆ。市販のつゆやおでんの素を使うと手軽ですが、こだわりたい人は出汁から自分でとってみるのもおすすめです。
ハウス食品 おでんの素
| 内容量 | 77.2ml |
|---|---|
| 成分 | 食塩(国内製造)、砂糖、粉末しょう油、かつおぶし加工品、酵母エキス、こんぶエキス、植物油脂/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、(一部に小麦・大豆を含む) |
北海道昆布と枕崎かつお節を使った豊かな風味
北海道産の昆布と枕崎産のかつお節を使った風味豊かなおでんの素。おでん以外にも炊き込みご飯や煮物にも使えるため、余ってもほかのメニューに活用できますよ。
1袋で6皿分作れる素が4袋入っているので、少人数から大人数まで対応可能です。
おすすめポイント
●北海道産昆布と枕崎産かつお節使用で風味豊かな本格だし
●おでん以外に炊き込みご飯や煮物にも使える
●1袋6皿分×4袋入りで少人数から大人数まで幅広い用途に対応できる
茅乃舎 おでんのだしとつゆ
| 内容量 | - |
|---|---|
| 成分 | 【昆布つゆ】発酵調味料(国内製造)、だし(昆布、焼きあご)、食塩、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、酵母エキス、昆布粉、(一部に小麦・大豆を含む)【仕上げ鰹つゆ】水あめ、発酵調味料、食塩、かつお節だし、魚醤(かつお)、かつお節エキス、砂糖、酵母エキス、かつお節、うるめいわし節、かつお節削り粉、でん粉、(一部に小麦・大豆を含む)【だしパック】風味原料[かつお節、そうだかつお節、煮干しエキスパウダー(いわし)、うるめいわし節、昆布、焼きあご]、でん粉分解物、酵母エキス、食塩、粉末しょうゆ、発酵調味料、(一部に小麦・大豆を含む) |
3段階調理で本格派、自宅で簡単プロの味
1つの出汁と2つのつゆの3段階で、おでんをおいしく仕上げられる素です。まずは、「特製だし」のパックで出汁をとり、次に「昆布つゆ」を加えてじっくり煮込みます。
最後に「仕上げ鰹つゆ」を加えて香りづけをして仕上げです。難しい工程を行わずに、自宅で簡単に煮込み時間と味つけのバランスを整えられますよ。
おすすめポイント
●特製だし・昆布つゆ・仕上げ鰹つゆの3段階調理で本格的な風味
●つゆをあとから入れるので、好みに合わせて味を調整しやすい
●難しい工程なしでバランスのよいおでんに仕上がる
おでん出汁の作り方
手順
- 鍋に2Lの水を入れ、昆布を10~15g入れて30分おいておく。
- 鍋を火にかけ、沸騰したら昆布を取り出してかつお節を30~40g加える。
- 灰汁が出たら取り除き、弱火にして5~6分煮てからこす。
できあがっただし汁1.5Lに対し、薄口醤油60ml、みりん60ml、砂糖大さじ1、塩小さじ1/3を入れて、つゆの完成です。
おでんの持ち運びのコツと具材投入目安

用意したつゆや具材を、キャンプ場まで安全かつ衛生的に運ぶのが最後のミッション。つゆ、具材ともに汁がこぼれないように注意し、クーラーボックスに入れて持ち運びましょう。
つゆ:保冷水筒、もしくは凍らせて保冷剤として

作ったおでんのつゆは、保冷水筒やボトルに入れて持って行きましょう。ペットボトルに入れて凍らせておけば、クーラーボックスの保冷剤代わりとしても活用できます。いずれにしても、パッキンやふたなどを確認し、汁漏れが起きないように注意しておきましょう。
おでんのつゆの素を使う場合は水があればOKです。水筒に水を入れて持って行くのも良いですが、未開封のミネラルウォーターのペットボトルを持っていくのもおすすめです。
具材:たまごなど汁気が多いものはスクリュー式タッパー

下ゆでした大根やこんにゃくなどは、水気をしっかり切ってジップロックなどの密閉性の高い容器に入れて持って行きましょう。空気を抜くとかさが減ってクーラーボックスの隙間に入れやすくなります。
味玉など漬け込みたいものやデリケートな具材は、スクリュー式タッパーに入れると安全です。液漏れが心配な場合は、ビニール袋に入れておくのもおすすめ。練り物など下処理なしでそのまま調理できる具材は、パッケージのままクーラーボックスに入れておきましょう。
具材は適切なタイミングで入れると美味しくなる!

おでんをおいしく仕上げるには、鍋に入れる順番が大切。基本的には、火の通りにくい・味がしみにくい具材から入れて、崩れやすいものや味がしみやすいものはあとから入れます。今回ご紹介したおでんにおすすめの具材と、鍋に入れるタイミングを表にまとめてみたので、事前に確認しておきましょう。
| 手羽元 | 最初から |
| 大根 | 最初から |
| 牛すじ | 最初から |
| たまご | 最初から |
| こんにゃく | 最初から |
| しらたき | 20分後くらい |
| 昆布 | 30分後くらい |
| じゃがいも | 30分後くらい |
| 厚揚げ | 30分後くらい |
| がんもどき | 30分後くらい |
| 餅巾着 | 30分後くらい |
| ちくわぶ | 30分後くらい |
| ごぼう巻き | 30分後くらい |
| ゲソ巻き | 煮込み終盤 |
| ちくわ | 煮込み終盤 |
| ウインナー | 煮込み終盤 |
| はんぺん | 食べる直前 |
おでん調理におすすめのギア4選

キャンプでおでんを楽しむためには、調理をスムーズにするためのギア選びも大切。バーベキューコンロや卓上で使えるおすすめのおでん鍋をご紹介します。おでん以外にも使えるタイプもあるので、キャンプに持って行く調理器具の主要メンバーに加えてみましょう。
ユニフレーム UFおでん鍋
| サイズ(cm) | 39.5×25×8 |
|---|---|
| 重量(kg) | 2.1 |
仕切りを外せばおでん以外にも使用可能
ロゴス 仕切おでん土鍋
| サイズ(cm) | 41.5×25.2×17 |
|---|---|
| 重量(kg) | 4.5 |
2つ同時調理でメニューの幅が広がる

仕切りで完全に分断されているので、おでんとほかの鍋ものを同時に調理したり、片方で熱燗を温めたりと、楽しみ方の幅が広がるおでん鍋です。付属の木蓋をひっくり返せばまな板にもなるため、食材の下ごしらえから煮炊きまで活躍します。

本体の底にはズレ防止のストッパー付きで、安全性も確保。おでん鍋を加熱する際にバーベキューグリルや五徳にひっかけて、鍋が落下しないように気を付けましょう。陶器製のため重量は4.5kgと大きめなので、グリルや五徳の耐荷重も要チェックです。
おすすめポイント
●完全分断の仕切りでおでんとほかの鍋物の同時調理が可能
●付属の木蓋を裏返すとまな板になり下ごしらえから煮炊きまで一貫して作業できる
●底面ズレ防止ストッパー付きで安全
▼ロゴス「仕切りおでん土鍋」を紹介している記事はこちら
ヤマコー 焼杉 湯豆腐セット
| サイズ(cm) | 19.2×14.8×16.7 |
|---|---|
| 重量(kg) | 1.05 |
固形燃料で屋内外問わず手軽に加熱できる

焼杉を本体に用い、まるで旅館での食事の雰囲気を味わえる湯豆腐セット。本来は湯豆腐を作ることを目的としたアイテムですが、おでん鍋としても併用可能。隣で熱燗も作れるので、ゆっくりお酒を楽しみながらおでんを食べたい人におすすめです。

固形燃料で温められるため、火を起こす必要がなく手軽です。卓上でも使えるため、キャンプ場はもちろん、自宅での使用にもいかがでしょうか。鍋のステンレス部分は取り外しができるため、お手入れも手間がかかりません。
おすすめポイント
●焼杉の本体で旅館風の雰囲気を演出できる
●固形燃料で加熱するため火起こし不要で手軽
●ステンレス鍋部分が取り外し可能でお手入れが簡単
▼ヤマコー「湯豆腐セット」を紹介している記事はこちら

炙りと湯煎調理の2つの調理が同時にできる「ハイランダー 炙二郎」。熱燗を温めるのもよいですが、その部分でおでんを作るのもおすすめです。耐久性が高く美しいステンレス製のボディの両側面には、火力調整のための吸気口も装備されています。

サイズは50×15×17cmと決してコンパクトではありませんが、ショルダーストラップのついた専用キャリーケースがあるため、持ち運びはスムーズです。網や鉄板など一緒に使いたいアイテムを収納できるポケットも備えられています。
おすすめポイント
●炙りと湯煎の2つの調理が同時にできる多機能調理器具
●本体はステンレス製で耐久性が高い
●50×15×17cmの大型だが専用ケースで持ち運び楽々
▼ハイランダー「炙二郎」を紹介している記事はこちら
おでんのストーブ調理も冬キャンプの醍醐味!

薪ストーブや石油ストーブは冬キャンプに必須の防寒アイテム。冬キャンプでストーブを使うなら、ストーブを使ったおでん作りに挑戦してみませんか。暖をとりながらおでんも作れて時短にもなりますよ。
ストーブに直接鍋を乗せると火力が強くなりすぎてしまうので、五徳を使うのがおすすめです。具材に火が通ったら、テーブルなどに移してゆっくり食事を楽しみましょう。
キャンプのおでんに関するこちらの記事もおすすめ
▼チルドおでんで作るカレーを紹介している記事はこちら
▼残り汁まで完食できるレシピを紹介している記事はこちら
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