SUVのデメリットは?
SUVを特徴づけるメリットは時にデメリットになります。まず魅力である走破性ですが、そのパワーゆえにSUVは一般に燃費が悪いと言えます。最近ではSUVでもハイブリッドやEVコンセプト等も出始めているので燃費は今後に期待しましょう。
また見晴らしの良さというメリットの車高ですが、こちらもデメリットに転じるケースがあります。まずは都心部に多い立体式駐車場に入りづらいという問題。立体駐車場には大きくわけて機械式と自走式の二種類があります。
それぞれ制限される車高が違い、平均として自走式が2m前後、機械式が1.5m前後という高さ制限がなされています。ちなみにSUVの平均的な車高は1.7m。ルーフラック等を装備している車では、自走式でも立体駐車場の利用は厳しいと理解しておく必要があります。
また車両が大きめなため、細い道や混雑の多い都心では運転にストレスを感じることも。
SUVの流行はコンパクトサイズ!
熱い視線を集めるSUVですが、中でも注目されているのがコンパクトSUV。各社がこぞって開発を進めています。なぜコンパクトSUVなのか? このクラスの魅力は、上で書いたようなSUV本来のデメリットをクリアしている点にあります。
サイズが大きすぎないために扱いやすく、軽くなった分排気量が小さくてすむために燃費が大幅に向上しています。普段使いにも躊躇なく乗り出せる良いとこどりのSUVと言えます。
SUVの代表車は?
ここ数年世界的に人気上昇しつづけているSUV。各社から個性豊かで魅力的な車両がリリースされています。それぞれキャラクターが異なるので、用途や好みに合わせてチェックしてみてください。
モデルチェンジを繰り返し何十年も愛され続ける名車から誕生間もない新型の人気車まで、外せないSUVをお届け。
トヨタ ランドクルーザー GX
トヨタのランドクルーザーといえば、SUVのスタンダードにして現在でも中心的なポジションに君臨する名車。日本国内ではランクルの愛称で親しまれています。群を抜くタフさと走破性が世界中で支持され、レンジャーから軍用まで各国の厳しい環境で使用され続けています。
同時にラグジュアリーなブランディングも成功しているため、憧れのタウンカーとしても注目を集めています。
●総排気量(cc):4.608
●全長(mm):4,950
●全幅(mm):1,980
●全高(mm):1,880
●車両重量:2,430
●駆動方式:4輪駆動(フルタイム4WD)
●エンジン種類:V型8気筒DOHC
●最高出力(kW/rpm(EEC)):234/5,600
●最高出力(PS/rpm(EEC)):318/5,600
●最大トルク(N・m/rpm(EEC)):460/3,400
●最大トルク(kg・m/rpm(EEC)):46.9/3,400
●トランスミッション:6 Super ECT
●燃料消費率:6.9
●車両本体価格:4,728,240
●中古車両本体価格:平均 250万円
トヨタ C-HR ガソリン車
2016年12月にデビューして以来大ヒット中のトヨタC-HR。ユーザーのニーズを掴んだトレンドのコンパクトSUVというセグメント。扱いやすいサイズながら、ファミリーでも十分に快適な室内空間の広さと積載性を実現しています。
またプリウス譲りの設計で、SUVとしてはありがたい燃費の良さはやはり大きな魅力。実用性を確保しながらも、個性的で攻めたデザインを楽しめる一台としてオーナー急増中です。
●総排気量(cc):1.196
●全長(mm):4,360
●全幅(mm):1,795
●全高(mm):1,565
●車両重量:1,470
●駆動方式:四輪駆動方式
●エンジン種類:直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
●最高出力(kW/rpm(EEC)):85/5,200〜5,600
●最高出力(PS/rpm(EEC)):116/5,200〜5,600
●最大トルク(N・m/rpm(EEC)):185/1,500〜4,000
●最大トルク(kg・m/rpm(EEC)):18.9/1,500〜4,000
●トランスミッション:Super CVT-i(自動無段変速機)[7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付]
●燃料消費率:15.4
●車両本体価格:3,126,600
●中古車両本体価格:平均 180万円