ぴったりのものはどれ?テーブルランタンを選ぶコツが知りたい!
楽しいキャンプの時間は、過ぎるのもあっという間! 気付いたら真っ暗に……という経験、ありますよね。陽が落ちてから必須になるのがランタンですが、ご飯を食べるとき、机の上のものを探したいとき、マストになるのがテーブルランタンです。
テーブルランタンは、LEDのものからガスのものまで幅広くあります。まずは、テーブルランタンを選ぶコツを見ていきましょう。
選ぶポイント①明るすぎないものがベター
メインランタンと違って、テーブルの上だけ照らせればよいので、明るすぎるとまぶしいということも。また明るすぎると虫も集まりやすいので、ほどよい明るさのものを選ぶのがポイント。およそ50~100Wぐらいのモデルを選ぶのが無難です。
選ぶポイント②他のギアと燃料を揃える
キャンプでの調理の際、CB缶を使ったカセットコンロを使っている人、OD缶やホワイトガソリンを燃料にしたバーナーを使っている人などさまざま。その燃料と揃えるというのも大事なポイントです。
例えばOD缶を使っている人は、テーブルランタンもOD缶ものを選ぶことで、万が一どちらかの燃料が切れても応用できます。燃料がばらけると、色んな種類の燃料を持って行かなければならず、荷物を増やすことに。
選ぶポイント③テーブルの上を彩る、気に入ったデザインのものを
食事をするとき常にともにするテーブルランタンは、好きなデザインでテンションをあげるのも大切なポイント。テーブルコーディネートに合うものを選びましょう。
選ぶポイント④小さい子供がいる家庭はLEDがおすすめ
テーブルランタンは子供の手の届くところに置くので、うっかりグローブを触ってやけどをしてしまうことも。外側が熱くならず、倒れても安心なLEDがおすすめです。
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【一覧表】燃料別テーブルランタンのメリットデメリット
テーブルランタンの燃料は大きく分けて、LED、ガス缶、灯油、キャンドルの4種類。まずは一覧表でメリットデメリットを比べてみましょう!
LED | ガス缶 | オイル | キャンドル | |
---|---|---|---|---|
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メリット | ・天候に左右されず安定した光が得られる ・他のものに比べて明るいものが多い ・炎がむき出しではないので、小さい子がいる家庭も安心 | ・おしゃれなものが多い ・扱い方が簡単 ・燃料を他のアイテムと併用できる | ・あたたかみのある炎で雰囲気が出る ・おしゃれなものが多い ・荒天時にも安定して使える | ・あたたかみのある炎で雰囲気が出る ・燃料がろうそくなので、手に入りやすく、扱い方が簡単 |
デメリット | ・雰囲気を出すには難しい | ・OD缶なので、燃料が高い ・テント内では使用できない ・寒冷地や冬は光量が落ちる | ・手入れが大変 ・テント内では使用できない | ・そこまで明るくない ・ろうの掃除が大変だったり、冷める前に動かすとろうがこぼれることも |
【LED】おすすめポイントとおすすめ商品
テーブルランタンに関わらず、キャンプ時の明かりで最近人気なのがLED。家で充電すれば燃料を別途持ち運ぶ必要がなく、気候にも左右されない便利さが人気の秘訣です。
それでは、おすすめ商品を見ていきましょう。
スノーピーク ほおずき
スノーピークの定番商品ほおずきは、ころんとした見た目と暖色系のあたたかい灯りが人気の秘密。風が吹くとゆらぎ、辺りが静かになると光を抑えるという便利な機能もついているところが、さすがスノーピークならでは。
長さ調節可能な吊り下げコードがついているので、テント内のランタンとしても使えます。使用シーンの幅が広いところがポイント!
スノーピーク ほおずき
●サイズ:Φ107x87mm(コード部を含まず)
バルミューダ ザ ランタン
2020年度 キッズデザイン賞・グッドデザイン賞受賞。カラバリが5種もあり、選ぶ楽しさも。スタイリッシュでおしゃれなデザインは、キャンプはもちろん、自宅での使用にも向いています。
キャンドルのようなゆらぐ光、ベットサイドや常夜灯にぴったりな暖色灯、野外でも明るい温白色の3種類から選べます。
バルミューダ ザ ランタン
●サイズ:幅 110mm × 奥行 103mm × 高さ 248mm(ハンドル含む)
ベアボーンズ フォレストランタンLED2.0
見た目がかわいいベアボーンズのランタン。優しい電球色を使っているので、「まぶしくて困る!」ということがないのもテーブルランタンとして選びたいポイント。バッテリーは充電式リチウム電池で、くり返し充電できます。
ベアーボーンズ フォレストランタンLED2.0
●連続点灯時間:Low:80時間、Hi:3時間(連続点灯時間は、気温や使用環境により変動します。)
●サイズ:H24.13 x W15.2cm
コールマン クアッド(TM)マルチパネルランタン
乾電池式のこのランタンは、4面それぞれ取り外しができるところが他にはない魅力。取り外した本体にもライトがついているので、明るさもウリなのですが、3段階に調節できるので、ほどよい明りが好ましいテーブルランタンにもぴったり。
コールマン クアッド(TM)マルチパネルランタン
[4本]約500lm(ルーメン/High)、約140lm(ルーメン/Medium)、約60lm(ルーメン/Low)
[パネル]約100lm(ルーメン/High)、約25lm(ルーメン/Low)、約100lm(ルーメン/Spot)
※ルーメン値はLED製造業者の仕様に基づいています。
●連続点灯時間:[8本]約20時間(High)、約120時間(Medium)、約400時間(Low)
[4本]約13時間(High)、約69時間(Medium)、約196時間(Low)
[パネル]約3時間(High)、約14時間(Low)、約3時間(Spot)
●サイズ:約φ14.5×23.5(h)cm
ブラックダイヤモンド アポロ
吊り下げることも、3本の足で自立することもできるランタン。パワーサプライとして携帯電話の充電などもできる所も便利です。
ブラックダイヤモンド アポロ
●連続点灯時間:90時間(低照度)
●サイズ:8.89 x 8.89 x 12.7 cm
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【ガス缶】おすすめポイントとおすすめ商品
形が豊富で、扱いが簡単なのがガス缶を使ったタイプ。シングルバーナーやツーバーナーでガス缶を使ったものを使用している方は、他の燃料をもっていかなくてもよいという点で便利です。
SOTO プラチナランタン
初心者には扱いやすい、「マントル」も「ホヤ」もいらない新発光方式「プラチナ発光」の小型ランタンです。プラチナの触媒作用を利用した新発光方式を採用し、リフレクターを装着すると明るさはコンパクトでありながら120luxにも。
風に強く、万一消えてもすぐに再点火できます。
SOTO プラチナランタン
※ 気温25℃、点火3分後の光源より50cm離れた地点での測定値。
●連続点灯時間 約6.0時間(SOD-725T 1本使用時)
約2.0時間(SOD-710T 1本使用時)
●サイズ 幅77mm×奥行65×高さ110mm(使用時)、幅33mm×奥行58×高さ142mm(収納時)本体のみ
コールマン ルミエールランタン
揺れる炎で手元をやさしく照らしてくれる、マントル不要のキャンドル風ガスランタンです。細長いガラスグローブが特徴の洗練されたデザインで、2011年グッドデザイン賞を受賞しています。おしゃれキャンパー達のインスタグラムでも常連のランタンです。
ガラスグローブを破損しないように、持ち運びやすい専用のケースも付いています。
コールマン ルミエールランタン
●サイズ:約φ7.3×6×18.3(h)cm
スノーピーク リトルランプ ノクターン
円柱形のフォルムが特徴なこちらは、2016年グッドデザイン賞受賞。アルミ合金パーツが採用されていて、スノピらしく高級感を感じられるスタイリッシュなデザインです。コールマンのルミエールランタンと比べると本体部分がかなりコンパクト。
スノーピーク リトルランプ ノクターン
●サイズ:42×40×105(h)mm
スノーピーク ギガパワーランタン 天 オート
スノーピークのファーストランタンとして1998年のデビュー以来、世界中のユーザーから絶大なる支持を得ています。1998年グッドデザイン賞受賞。
マントルとホヤを使用しなければならないので、他のものに比べて少々手間がかかるように思えますが、とにかくコンパクトになるので、ソロキャンプでもおすすめです。
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プリムス 2245ランタン
マイナーチェンジを重ねながら長年愛され続けているプリムスを代表するガスランタン。テーブルランタンにしては珍しく、吊り下げられます。
発光体を囲むホヤ部はすりガラスを使用しているので、炎は見れませんが、優しい光が特徴です。プリムスの541マイクロンランタンも、テーブルランタンとしておすすめです。
プリムス 2245ランタン
●連続点灯時間:約8時間(IP-250タイプガス使用時)
●サイズ:8.3×8.3×12.7cm
【オイル】おすすめポイントとおすすめ商品
オイルランタンはおしゃれなデザインが多く、ゆれる炎が見られるという点で、置いているだけで雰囲気がぐっと高まります! 灯油は燃料も安く燃焼時間も長いので、長い目で見るとコスパが非常によいです。
必ずパラフィンオイルを使わなければいけないものもあるので、説明書をよく読み、取り扱いに気を付けてくださいね。
ペトロマックス HK500
200以上のパーツから成る美しいフォルムはペトロマックスならでは。テーブルランタンとしては少し大きめなので、テーブルの近くにランタンスタンドを立てて、テーブル全体を明るく照らす使い方がよいかもしれません。
ペトロマックス HK500
●連続点灯時間:約8時間
●サイズ:φ 17 × 40cm
フュアーハンド ランタン 276
1893年にドイツで誕生した灯油ランタンのオリジナルブランド。別名ハリケーンランタン。本体自体が安価でカラバリが豊富なのがポイント。
フュアーハンド ランタン276
●サイズ:15cm×26cm
JDバフォード マイナーズランプ
英語でマイナー(Miner)は炭鉱などで働く鉱夫で、マイナーランプとは鉱夫が使うランプの意味を持ちます。英国でつくられているこちらは、見た目がとてもおしゃれ。光を灯していないときでも置いてあるだけでサマになります。
JDバーフォード マイナーズランプ
●連続点灯時間:約30cc(約5時間)
●サイズ:180(240)xΦ63mm
デイツ ハリケーンランタン
ニューヨーク発のメーカー、デイツ社のハリケーンランタン。コンパクトサイズにも関わらず、燃料部分が大きいため、連続燃焼時間が長いのがポイントです。炎がホヤ内部のメッキ部分に反射してキラキラした華やかな雰囲気です。
キャプテンスタッグ オイルランタン 小
ヴィンテージっぽい見た目が可愛いキャプテンスタッグのランタンは、安価なのがうれしいところ。3サイズ展開で小はテーブルランタンにちょうどよいです。優しい光に癒されます。
キャプテンスタッグ オイルランタン 小
●サイズ:幅120×奥行100×高さ190mm(本体のみ)
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【キャンドル】おすすめポイントとおすすめ商品
ろうそくを使ったランタン。火を眺めたいけど、扱い方が簡単なほうがいい……という方におすすめです。キャンプを始めたばかりの人にも手軽でぴったりですよ。
UCO(ユーコ) キャンドルランタン
UCOは、アメリカのワシントン州で1973年に生まれたIndustrial Revolution社の「灯り」をキーワードにしたブランドです。キャンドルランタンといえば、UCOというほど、王道でおしゃれなデザインが多いです。
UCO(ユーコ) キャンドルランタン
●サイズ:16.5×φ5cm(使用時)
UCO(ユーコ) キャンドリア
ろうそくを最大3本使用できるこちらのランタン。ろうそくの本数で明るさを調整できます。ランタン上部にシェラカップを置いて、簡易コンロとして少量の水を温めたり、食べ物を保温することもできるので、テーブルランタンにぴったりです。
ロゴス キャンドルランタン
大きさ約10㎝ととにかくコンパクトで軽量。キャンドル1つ分なのでそこまで明るくないので、テーブルの上に2つ置いても邪魔にならないサイズ感です。香り付きのろうそくを使って楽しむこともできます。
お気に入りのテーブルランタンで、キャンプがもっと楽しく

キャンプにおけるランタンはマストアイテムですが、テーブルランタンは単純に明るさだけで選ぶのではなく、デザイン・燃料による扱いやすさで選ぶことが大切です。
いざ日が暮れてみたら「手元がまったく見えない!(泣)」ということがないように、お気に入りのテーブルランタンをゲットして、快適で楽しいアウトドアライフを!
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