【2025年】十徳ナイフのおすすめ23選！使い方や銃刀法に関する注意点も解説

Q: 十徳ナイフの選び方のポイント

使用場面を想定し、欲しい機能が揃うものを選ぶ 安全面を考えるならロック機能付きを選ぼう 品質を重視するなら有名ブランドから選ぶのが安心 >> 続きを読む >> おすすめ人気商品を見る

十徳ナイフは、キャンプなどのアウトドアシーンで役立つアイテムです。ひとつは持っておきたいものの、さまざまな種類がありすぎて「どれを選べばいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、おすすめの十徳ナイフを23種類ご紹介します。また、選び方のポイントや、十徳ナイフを所持するうえで知っておきたい銃刀法と軽犯罪法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

2025/01/06 更新

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十徳ナイフとは？

岩の上の十徳ナイフ

出典：ビクトリノックス

十徳ナイフとは「じっとくないふ」と読み、ナイフでありながらほかの機能を複数併せ持つアイテムです。折りたたみ式になっていて、アイテムごとに缶切りやはさみなどのさまざまな機能を備えています。

もともと、軍隊用のマルチツールとして開発されたことから「アーミーナイフ」とも呼ばれ、「万能ナイフ」「多機能ナイフ」「サバイバルナイフ」などと呼ばれることもある便利グッズです。

十徳ナイフの特徴

ツールが出ている十徳ナイフ

出典：PIXTA

まずは十徳ナイフの特徴をメリット・デメリットに分けて、以下にまとめました。

十徳ナイフのメリット	十徳ナイフのデメリット
・単品で複数機能をまとめて利用可能・キャンプや防災目的に役立つ	・機能が多すぎると使いこなせない・法律違反となる可能性もある

十徳ナイフのメリット

十徳ナイフのデメリット

・単品で複数機能をまとめて利用可能

・キャンプや防災目的に役立つ

・機能が多すぎると使いこなせない

・法律違反となる可能性もある

メリット

十徳ナイフが変形する様子

出典：PIXTA

十徳ナイフのメリットは、ひとつのアイテムだけで複数機能をまとめて利用できる点です。

栓抜き・ナイフ・はさみ・ピンセット・ドライバーなど、あると便利な日常向けの機能をコンパクトに携帯できます。

機能の内容によって、日常生活からキャンプシーンまで幅広く利用できる一品です。その機能性から防災グッズとしても役立つアイテムと言えますね。

デメリット

ツールが多い十徳ナイフ

出典：Amazon

十徳ナイフのデメリットのひとつは、その機能の多さから使いこなせない可能性があることです。

利用シーンを想定できていないと、宝の持ち腐れになってしまいますし、いざという時に必要な機能があったか分からない……なんてことにもなりかねません。

またコンパクトだからといって、安易に携帯できない点もデメリットです。十徳ナイフは刃物に該当するため、状況によっては法律違反になる可能性があります。この点については、次に詳しく解説していきますね。

十徳ナイフの所持は銃刀法違反にならないの？

パトカーのランプ

出典：PIXTA

十徳ナイフというアイテム自体は日本でも認められたものですが、条件によっては銃刀法などの法律に違反する可能性もあります。

十徳ナイフが法律違反となってしまうパターンや気を付けるべきケースについて、詳しく解説していきましょう。

所持が銃刀法違反になるパターン

警察官の後ろ姿

出典：PIXTA

銃刀法とは銃砲刀剣類所持等取締法の略で、日本における銃砲・刀剣類の所持を取り締まる法律です。第22条には、刃体の長さが6cmを超える刃物は「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない。」とあります。

※出典：警視庁「刃物の話」

十徳ナイフの刃渡りは5～6cm、もしくはそれ以下のものが多い傾向です。そのため銃刀法違反となるケースは少ないと言えますが、次に説明する軽犯罪法には抵触する可能性があります。

所持は軽犯罪法の違反となるケースもある

手錠をかけられる

出典：PIXTA

銃刀法の取り締まり対象となる、刃体の長さが6cm超の十徳ナイフは少ないですが、軽犯罪法に抵触する可能性はあります。

違反となるのは正当な理由なく「刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具」を携帯していた場合で、基本的に「何かあったときに身を守るため」といった理由での所持は許されません。

警視庁のWebサイトでも「小さいからといってツールナイフやいわゆる十徳ナイフなどを、アクセサリー感覚で持ち歩くことも、場合によっては取締りの対象になることがあります」と説明されているとおり、「これからキャンプする予定でそのときに使用するから」という理由でも、ポケットに入れてすぐ取り出せるような携帯の仕方だと違反になる可能性があります。

アウトドアで使用する場合、十徳ナイフ自体は収納用のボックスなどに入れておき、キャンプ場に到着してから使える形にしておきましょう。

飛行機内に持ち込める？

空港の保安検査場

出典：PIXTA

十徳ナイフを持ち運ぶときにもうひとつ注意したいのが、飛行機への持ち込みです。刃物類を手荷物として機内へ持ち込むことは、原則としてその大きさや形状に関係なく禁止されています。

国土交通省の資料によると、「ツールナイフ（多機能折りたたみナイフ）」は「構成品に機内持込制限品に該当するものが含まれていない場合であっても、一見して脅威を抱かせる形状をしているため持込不可」とされています。

※参考：国土交通省「機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例」

詳細は航空会社に確認のうえ、手荷物ではなく預け荷物として持ち運ぶようにしてください。

十徳ナイフの選び方のポイント

十徳ナイフが複数並んでいる

出典：ビクトリノックス

十徳ナイフとして販売されているアイテムの数は多いので、どれが自分に合っているのかを正しく判断して選択する必要があります。選び方のポイントは次の3つです。

十徳ナイフを選ぶ際に考えたいポイント

・使用場面を想定し、欲しい機能が揃うものを選ぶ
・安全面を考えるならロック機能付きに
・品質を重視するなら有名ブランドから選ぶ

使用場面を想定し、欲しい機能が揃うものを選ぶ

十徳ナイフで銅線の保護をとる

出典：レザーマン

十徳ナイフが備えるツールの数や内容は、メーカーや製品ごとに違いがあります。当然ながら対応できる利用シーンにも違いが出るので注意しておきましょう。使用場面を想定し、欲しい機能が揃うアイテムを選択することが大切です。

十徳ナイフはツールの数により大まかなタイプが判別できます。ちなみに十徳ナイフによくある機能としては以下のようなものがありますので、購入の際はしっかりと検討してくださいね。

十徳ナイフによくある機能
ラージナイフ・スモールナイフ・缶切り・栓抜き・ピンセット・ドライバー（プラス・マイナス）・はさみ・ワイヤーカッター・爪切り・爪やすり

16ツール以上：幅広い用途に対応できる充実タイプ

15ツール以上の十徳ナイフ

出典：ビクトリノックス

16ツール以上の機能を備えている商品は、あらゆるシーンで役に立つ可能性のある万能アイテムです。

基本となるナイフやはさみのほかに、ペンチやルーペなども搭載した多機能なマルチツールタイプになります。どんなシーンでも便利に使える反面、本体重量や購入時の価格は気になる点と言えるでしょう。

10～15ツール：アウトドアにもおすすめの基本タイプ

ナイフで木材を削る

出典：PIXTA

10～15ツールを備えたアイテムは、アウトドアや防災目的として所持するのがオススメです。ナイフ・ドライバー・缶切り・コルク抜きなど、日常で役に立つ押さえておきたい機能が揃っています。

基本タイプはツールの数が上記の充実タイプより少なくなる分、製品によって備わっている機能が大きく異なる点に注意しましょう。自分の欲しい機能を備えているアイテムが選択できれば、確実に効果を発揮してくれます。

10ツール未満：最低限、補助的役割のシンプルタイプ

3ツールが出ている十徳ナイフ

出典：Amazon

十徳ナイフを初めて購入するなら、10ツール未満の商品をオススメします。機能は最低限になりますが、かさばらないコンパクト性と重量の軽さが魅力です。

シンプルで使いやすく、十徳ナイフの便利さを手軽に体験できるタイプと言えます。ツールの数が少ないほど本体価格も安くなる傾向にあるので、とりあえず十徳ナイフを使ってみたい、という方にオススメです。

安全面を考えるならロック機能付きを選ぼう

持ち手が木製の十徳ナイフ

出典：Amazon

十徳ナイフにはロック機能を搭載しているものもあります。特にナイフ部分は意図しないタイミングで動作してしまうと大変危険です。その点でロック機能が付いていると安心して扱うことができますね。

製品によってはナイフだけでなく、そのほかの機能にもロック機能を備えているモデルがあります。そういったアイテムを選べば、より安心して十徳ナイフを使用できるでしょう。

品質を重視するなら有名ブランドから選ぶのが安心

ビクトリノックスの十徳ナイフ

出典：ビクトリノックス

十徳ナイフの選択に自信がない場合は、信頼のおける有名ブランドの商品を選んでみるのもアリです。

お好みの見た目や雰囲気を持つブランドから商品を選べば、愛着を持って長く使うことができます。

次に紹介するビクトリノックスとレザーマンなら、品質面の安心感は抜群です。