キャンプで揚げ油、どう処理してる?
キャンプで揚げたての唐揚げを、サクッと噛み締めた瞬間に口中にほとばしる肉汁、それを冷えたビールで流し込むひととき。もはや最高という言葉しか見つかりません。
だけど、その至福の後に待つのは“揚げ油の処理”という厳しい現実……。みなさんは、キャンプで揚げ油の処理、どうしてますか?
凝固剤に感じるプチストレス
これまで、顆粒タイプの凝固剤で油を固めて処理していた筆者。ですが、2つの理由からプチストレスを感じていました。
1つ目は、揚げ終わった直後に油が熱いうちの投入が必須な点。揚げたてをすぐさま食べたい欲求に負けて忘れてしまうと、油を再加熱する必要が。
2つ目は、凝固剤を入れてから油の温度が下がって固まるまでの待ち時間。なるベく少ないクッカーを使い回して、すぐ次の料理をしたいときなど非常に効率が悪いんです。
そんなワケで、キャンプで揚げ物をする機会がすっかり減っていた筆者。ですが、最近、ダイソーで「油吸収パッド」なるものを発見!
これなら、油凝固剤に感じていたプチストレスを解消できる予感大……! 今回は、この「油吸収パッド」を実際に使って徹底レビューしていきます。
ダイソー「油吸収パッド」を実際に使ってみた!
どんなアイテム?
早速、ダイソー「油吸収パッド」の中身を出してみましたよ。フンワリとしたコットンのようなパッドが14個入っていました。
横から見るとこの通り、2つ折りになっています。両サイドの一部が接着されていて開いてしまうことはありません。この構造、なんか意味があるのでしょうか??
手順1:揚げ油が冷めるのを待つ
それでは、実際に唐揚げをした後の揚げ油処理に使ってみます。 まあ、まずは揚げたて唐揚げを堪能しつつ、油が40℃以下になるのを待ちましょう。
手順2:油処理パッドをひたす
今回、メスティンはダイソーの1.5合炊きサイズ・フッ素加工のタイプを使用。約260mlの油を調理に使用し、現時点で約240ml程度残っています。
「油吸収パッド」1個で約120mlの油を吸収するようなので、2個入れてみたところ……。ちょうど良いサイズ感です。
そのまま唐揚げとビールを楽しみつつ、1〜2分経ったところで覗いてみると……、おお! 油が染みてきているではありませんか!
画像の通り、下にしていた半分はしっかり油を吸収したもよう。ここで裏返しにして、さらに待つこと1〜2分。
手順3:ビニール袋に入れて廃棄
パッド2個とも両面にしっかり油が吸収され、メスティンの中はすっかり空っぽに。約240mlの揚げ油に対し、2個の計算はバッチリだったようです。
後はビニール袋などに入れて、各地方自治体の指定方法に従って廃棄するのみ。
調理後すぐに揚げたてを食べられて、食べ終わりには油の温度が低下。「油吸収パッド」を入れたら1分、裏返して1分と、ものの2〜3分で処理が完了します。
しかも、凝固剤と違って油を吸収するだけなので、内側をキッチンペーパーなどでサッと拭くだけで、次の調理にシフト可能。
揚げたて大好き、かつメスティンで少しずつ何品もおつまみを作りながらビールを飲みたい筆者としては、今後の揚げ油処理ツールは「油吸収パッド」一択となりそうです!