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【賛否両論!?】世界をザワつかせた「モーラナイフ」初のプレミアシリーズ。その真意を紐解く!

日本のキャンプシシーンでもブッシュクラフトという言葉をよく聞くようになり、ナイフを使う人の姿が多くなってきたと感じます。

そこには少なからず、MORAKNIV(モーラナイフ)の存在が影響しているのではないでしょうか。初心者から上級者まで幅広く愛される、そんなモーラナイフに新モデルが登場したというビッグニュースをキャッチ。

世界中で賛否両論を巻き起こしているという注目の新モデル「アッシュウッドコレクション」を深堀りしていきます。

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目次

モーラナイフについて

モーラナイフ

非常に安価でありながら、ヘビーデューティーで扱いやすいモーラナイフ。とくに人気の代表モデル「コンパニオン」は3,000円を切る価格ということもあり、持っているという方も多いのではないでしょうか。

そんなモーラナイフですが、2023年4月に今までとは明らかに違う新モデルが登場しました。長い歴史を持つモーラナイフでも、数十年に一度のビッグニュースという本作。

2023年3月に本国で情報解禁されてから、すでに多くのファンをザワつかせている新シリーズ「アッシュウッドコレクション」を、本記事では深掘りしていこうと思います。

こちらがその新シリーズ!

モーラナイフ4つのモデル

今回登場したのはこの4モデル。

左から「フィン」、「フィット」、「 ルーク」、「ロンボ」という名称がつけられており、これはモーラナイフという歴史を作ってきた4人の名前から取られているそうです。

ここからは早速、アイテム名の由来となった人物の紹介も交えながら、4つの新モデルを詳しく見ていきましょう。

シリーズ最小フルタング「フィン」

モーラナイフシリーズ最小フルタング「フィン」

まず最小にご紹介するのは、シリーズ最小フルタングナイフ「フィン」です。

「フィン」

名称の由来はフィン=アンデシュ氏。彼はモーラの街に最初のナイフ工場を設立した起業家で、1848年生まれ。若くから工学の才能に恵まれており、20代前半ですでに父親の工房でナイフの作り方を習得していたそうです。

フィンの全長は189mm、刃長(ブレード)は87mm、刃厚は2mm、重量(実測)は122gです

マルチに活躍するブッシュクラフトナイフ「ウィット」

マルチに活躍するブッシュクラフトナイフ「ウィット」

次はマルチに活躍するブッシュクラフトナイフ「ウィット」。

「ウィット」

木材と鉄を見ただけで作るべきものを想像できたというウィット=アンデシュは、ナイフデザインへの関心も高く、ナイフの開発に大きく貢献した人物です。

「ウィット」の全長は213mm、刃長(ブレード)は103mm、刃厚は2.5mm、重量(実測)193gです

3.2mm厚のタフなウィルダネスナイフ「ルーク」

3.2mm厚のタフなウィルダネスナイフ「ルーク」

3つ目にご紹介するのは、シリーズ最大のフルタングモデル。3.2mm厚のタフなグレードを備えたウィルダネスナイフ「ルーク」です。

「ルーク」

ルーク=アンデシュは道具を作る天才だったと評されており、その類まれな才能で伝説的な存在となりました。彼が手尺で物のサイズを測った際、その計測は驚くほど正確だったといわれるほど。

ルークの全長は227mm、刃長(ブレード)は109mm、刃厚は3.2mm、重量(実測)235gです

アウトドア調理に特化したキッチンナイフ「ロンボ」

アウトドア調理に特化したキッチンナイフ「ロンボ」

最後にご紹介するのは、アウトドアクッキングに特化したユニークなフルタングナイフ「ロンボ」。

「ロンボ」

ロンボ=アンデシュは、何もないところから何かを生み出すことができる才能を持っていたといわれています。木製のシースが主流だった当時、彼はバルカンファイバーという厚紙のような素材を用いて、はじめてナイフシースを作った人物です。

ロンボの全長は200mm、刃長(ブレード)119mm、刃厚は2.5mm、食材のカットに適したグラインドです。重量(実測)198gです

「ロンボ」の詳細・購入はこちら

共通する4つの特徴!

モーラナイフ共通する特徴

この4つのモデルに共通するのが、リサイクル鋼材、ホワイトアッシュ材によるハンドル、レザー製シース、フルタングです。

次に、それぞれの特徴ついて詳しく見ていきましょう。

フルタングについて

タング

タングの種類にはいくつあり、モーラナイフは主に「ナロー・タング」「フルタング」の2種類があります。フルタングはブレードからハンドルの最後まで鋼材が通っており、非常に堅牢な造りなのが特徴です。

ハンドルについて

ハンドル

今回ハンドル材として採用されたホワイトアッシュは、野球のバットや、エレキギターのボディー、家具やフローリング材などに使われる木材です。堅く、経年劣化が少ない、変形しにくい、木目が美しいなどの特徴があります。

原産地により多少の差がありますが、とくに「ヨーロピアンアッシュ」は、「木のクィーン」と評されるほど、美しい木目をしているそうです。

鋼材について

鋼材

鋼材は、すべて、スウェーデンの「リサイクルステンレススチール」から作られ、ブラックPCコーティング仕上げとなっています。

シース(カバー)について

シース(カバー)

シースは「ベジタブルタンニンクレザー」で作成。この材料だけでもSDGSのお手本となっているスウェーデンという国の意識の高さが見えてきます。

非の打ちどころがないように思われる本シリーズですが、リリース以降、ファンの間で賛否両論の意見が飛び交っているのが、その価格です。それでは次に、その価格を見ていきましょう。

業界をザワつかせる価格設定

業界をザワつかせる価格設定

それでは発表します! ずばり、「フィン」19,800円、「ウィット」24,200円、「ルーク」26,950円、「ロンボ」24,200円、です。

今までのモーラナイフのラインナップからすると、少し高く感じると思います。

この価格をどう見るか、価値観は人それぞれ違うので、当然見方も変わってくるとは思いますが、このナイフをただ「スペック」と「価格」だけで紹介するのは違うのではないか……。

そこにはストーリーだったり、いろいろな背景があるのではないかと感じ、モーラナイフに詳しいお二人に話を伺うことにしました。

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