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一軍ランタン

【俺の一軍ランタン】ガスを辞めて、ようやく辿り着いたマイベスト6がこちらです

ひと昔前までオイルかガス式のみだったのが、最近はLEDが加わり、デザインも機能も選択肢が急増中のランタン。

どれを選べばいいのか全く分からない」という人も多いでのでは? そこで今回は、10年の紆余曲折を経て選抜した、筆者の一軍ランタンをご紹介します! 本当は教えたくない秘蔵品を含む6選、必見です。

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目次

私、ガスランタン辞めました。

夜のキャンプサイト

以前は、メインにスノーピークの「ギガパワーBFランタン」、サブに「ギガパワーランタン天」を使用していた筆者。ですが、1泊1,000円ほどかかるコストにかなり負担を感じていました。

LEDランタンも侮れない!

LEDランタンで照らしたキャンプサイト

一方で最近は、LEDランタンもどんどん進化。機能や利便性だけでなく、優しい暖色系の光になっていたり、おしゃれで雰囲気もあるアイテムが大幅に増えました。

ランタンがたくさん並んでいる

「一番雰囲気が良いのは燃焼系ランタン」という固定概念も覆され、今では、便利かつコスパも雰囲気も良いLEDランタンを多用しています。

今回はそんな筆者の、現在の一軍ランタンたちをご紹介します! 本当は教えたくない秘蔵品も含む6選、どうぞご覧ください。

手軽に雰囲気UP!ロマン枠LEDランタン

1. 重厚感がたまらない「エジソンライトスティックLED」

エジソンライトスティックが置いてある

レトロな外観のこちらは、ベアボーンズ「エジソンライトスティックLED」。真鍮と銅パーツにより、重厚感と美しさが醸し出され、経年変化も楽しめるのが魅力です。

公式サイトに記載はないけれど、説明書にひっそりと書かれた「隠しコマンド」で「揺らぎモード」を発動できるギミックもあったり……。

エジソンライトスティック

光源はロープ状のLEDで、特徴的かつ柔らかい光を放ち、LEDならではのチカチカ感は全くナシ。手軽にテーブル周りの雰囲気がUPします!

また、上部にもフラッシュライト付きで懐中電灯としても使えます。ギアボックスの中を照らしたり、夜間キャンプ場でトイレへ向かうときなどに便利。

出典:Instagram by @delica_moai

唯一、吊るせない&スタンドを付けられないのが欠点だったのですが、実はそれを解消するアイテムを発見。

真鍮カスタムパーツなどが人気のガレージブランドMOAI「エジソンスティックライト用 キャップ&フック 2点セット」です。

MOAIカスタムパーツ装着

底部にキャップ→フックの順に装着すれば吊るせるように。また、キャップ側に三脚用の1/4ねじ穴があり、フックを外せば三脚も装着できます。

上下は逆さまになりますが、設置の選択肢が増えてさらにお気に入り度がUP! 筆者はこのパーツに合わせてレザー&銅パーツを外し、オール真鍮仕様にしています。

ベアボーンズ エジソンライトスティックLED

サイズ10.8×4.45×4.45cm
明るさライトスティックモード/9〜120ルーメン、フラッシュライトモード/11〜145ルーメン
発光色ライトスティックモード/暖色2100-2400K、フラッシュライトモード/暖色2800-3300K
連続点灯時間ライトスティックモード/7〜20時間、フラッシュライトモード/6〜80時間
バッテリーリチウムイオンバッテリー、USB-C充電
充電時間4〜5時間

2. 本当は教えたくない秘蔵っ子「ハンブル One」

ハンブルライトが3つ並んでいる

数多く所有するランタンの中で、最もお気に入りなのがこちら。オランダのHumble(ハンブル)社が開発した「ハンブル One」です。

本当はあまり人に教えたくない秘蔵アイテムなのですが……。一軍ランタンを語る上でどうしても外せないのでこの際にご紹介しちゃいます!

ハンブルライトを使っている

「エジソンライトスティックLED」と同じく、ロープ状の特殊なLEDがフィラメント電球風で、ノスタルジックな雰囲気を醸し出します。

一般的な暖色ランタンの色温度は3000K(ケルビン)前後ですが、「ハンブル One」はもっと低い2200K。フィラメント電球の雰囲気に近づけるため、濃いオレンジ色を再現しているんです。

ハンブルライトを使っているシーン

筆者のInstagramやYoutubeにも多数の問い合わせがくる「ハンブル One」ですが、その魅力は見た目だけじゃないんです。

最小光量で140時間、最大光量で40時間も点灯する脅威のスペックを誇り、USB-Cまたはワイヤレス充電も可能。

防水規格はIP65で、大雨どころかホースで直接水をかけても余裕のレベル。見た目とは裏腹に、まさにアウトドア向けのアイテムなんです。

※旧モデルは連続点灯時間100〜65時間・非防水のため商品スペック要確認

ハンブルライトをケースに入れている

ただし、ガラス製の電球がむき出しデザインなので、持ち運びには相当気を使うのが難点でした。ですが、なんとこちらも待望の携行用「トラベルケース」が登場。

安全に携行できるだけでなく、専用設計で無駄がなく嵩張らないのも優秀です。

日中のハンブルライトの様子

唯一無二の優しい光・温かみがあり、日中でも存在感の漂う「ハンブル One」。キャンプサイトをおしゃれに飾りたい人に、イチオシのアイテムです。

ハンブル ハンブル One

サイズW8.5xD8.5xH19.7cm
重量400g
発光色2200k(3段階調光/別売りリモコン対応)
連続点灯時間140〜40時間
バッテリーリチウムイオンバッテリー、USB-C/Qi-Standard式ワイヤレス充電
充電時間USB/2〜5時間、ワイヤレス/4〜8時間
防水規格IP65
材質アルミニウム(ベース)、ポリブチレンテレフタレート(外側カバー)、ABS(内側カバー)、TPUラバー(パッキン)

これは便利!機能派LEDランタン

1.やっぱり外せない「ゴールゼロ」

ゴールゼロが置いてある

もはや説明不要なド定番、ゴールゼロ「ライトハウス マイクロ フラッシュ」(以下「ゴールゼロ」)はやっぱり外せません!

手のひらサイズながら150ルーメンと、メインランタンに充分な明るさ。連続点灯時間は最長170時間、防水規格IPX6とキャンプで頼れるスペックの高さが魅力です。

ゴールゼロを使用している

また、電源ボタン長押しで光量を3段階に調節可能。筆者的には中間の明るさで十分使えるため、2泊ほど使用できています。

ゴールゼロを使っている様子

サイト作りの際は、大きなランタン1つよりも「ゴールゼロ」を各所に散りばめることが多いです。

多方向から照らすことでランタンによる影や明暗のムラが減るため、とても快適に過ごせてオススメの方法です。

ゴールゼロカスタムパーツ

大人気商品だけあり、カスタムパーツも数え切れないほど。色々なパーツで自分だけのオリジナルランタンを作り上げる楽しみも「ゴールゼロ」ならではですね! 

ゴールゼロ ライトハウス マイクロ フラッシュ

サイズ約93×37.75mm
重量68g
明るさ最大150ルーメン(3段階調節可能)
連続使用時間170〜7時間
バッテリーリチウムイオンバッテリー
充電時間約3.5時間
防水規格IP6

2. 個人的不動のメイン「ルーメナー2」

ルーメナー2が置いてある

2018年中頃に登場した「ルーメナー2」は、今でも変わらずメインランタンとして君臨。

燃料代節約のために買ってみたら、自然な光と使い勝手に感動! 他に買い換える理由が見当たりません。

ルーメナーとiphone12proの比較

スマホと変わらないサイズなのに、明るさは1500ルーメン。連続点灯時間は最長100時間で、筆者は最大3泊使用できています。

防水規格はIP67で、水に沈めても(水深1m、30分以内)耐えられるほど。さらに、耐衝撃性能は「1.8m以下から落とす程度で壊れることはありません」と公式に記載が。

ルーメナー2を使用している

実は、購入からほどなく子連れキャンパーとなった筆者ですが、ガスランタンは触ると火傷するため、子供から一瞬たりとも目が離せずひと苦労。

けれどここで「ルーメナー2」が真価を発揮! 子供の面倒を見つつも“ながら準備”ができるなど大変さが激減し、LEDランタンの有り難みを痛感しました。

小さい子供連れキャンプのメインランタンにも、ぜひおすすめしたいアイテムです。

ルーメナー ルーメナー 2

サイズ129×75×22.7mm
重量280g
明るさ最大1500ルーメン(4段階調光)
連続点灯時間100〜8時間
バッテリーリチウムポリマー電池/10000mAh
充電時間約5時間
防水防塵規格IP67

コスパも雰囲気も最強!ケロシンランタン

LEDランタンを多用する今も、実は一軍として活躍中の燃焼系ランタンが2つあります。圧倒的なコスパと雰囲気の良さなど、LEDとはまた違う魅力の2種をご紹介します。

  1. 1. 一晩42円!コスパ最強「ティリーランタン」

ティリーランタンを使用している

丸いフォルムが可愛らしいこちらは、1970年代のヴィンテージランタン「Tilley(ティリー) X246B」。イギリスの老舗ランタンメーカー、ティリー社のアイテムです。

オークションサイト徘徊中に見つけ、キャンプにもインテリアにも映えるデザインに一目惚れしました。2023年1月現在の相場は、およそ25,000円。

ティリーランタン点火したところ

燃料はケロシン(=灯油)で、タンク容量は約350ml。冬キャンプでは灯油ストーブと燃料統一もできて効率的です。

そして何と言っても圧倒的なメリットは、なんと一晩42円(灯油1Lあたり120円の場合)というコスパの高さ。

コスパの悪さからガスランタンを辞めた筆者も、これなら惜しみなく使えます。明るさは130Wと、現代のメインクラスランタンには劣るものの十分な光量です。

ティリーランタンを飾りに使用

ただし、ガスランタンやLEDに比べ、点火には少し手間がかかります。約2〜3分アルコールでプレヒートさせ、ポンピングで燃料タンクを加圧する手順を経てから点火します。

ですが、点灯した瞬間に周りがふわっと明るくなる感覚や、点火の工程自体を楽しめるのはアナログランタンならでは。

ティリーランタン単体

また、今でもリペアキットや新品パーツが豊富に販売されているモデルなので、故障時にも比較的簡単に部品の入手が可能。

構造もシンプルでパーツ交換方法も多くのメディアで公開されており、ヴィンテージ初心者の筆者でも、簡単にメンテナンスできています。

コスパ&雰囲気重視、ヴィンテージビギナーの人にぜひ使ってみて欲しいランタンです。

2. 超お手軽だけど雰囲気抜群「デイツ#76」

デイツランタンが置いてある

もう1つの燃焼系ランタンは、アメリカ発祥の「デイツ#76」。100年以上の歴史があってレトロな見た目ですが、こう見えて現在も製造されている現行品です。

別名ハリケーンランタンと呼ばれ、嵐でも消えないという耐久性を誇り、幅15×高さ25.5cmと小型で気軽に持ち出せるサイズ感も魅力です。

デイツランタンが置いてある

燃料は「ティリー X246B」と同じくケロシンを使用。タンク容量約240ccで約11時間燃焼というスペックで、やはり高コスパ。

使い方は、タンク内のケロシンが芯に染み込んだら、ライターなどで点火するだけ。ポンピング不要だから楽チンなうえ、加圧のし過ぎで燃料が噴き出す心配も無用。とにかく手軽に使えるのも大きな魅力です。

パラフィンオイル

出典:Amazon

さらに、蝋を液化した「パラフィンオイル」も燃料に使えます。ケロシンより割高ですが、煤が少なく臭いもほとんどなし。安全性も高く、こちらを使う人の方が多いかもしれません。

コスパ重視で「臭いも煤汚れも味だ!」と考える筆者は専らケロシン派ですが、虫除け剤入りのパラフィンオイルもあり、夏には虫除けの役割を兼用できるのも便利です。

夕闇のサイトで点灯するデイツ#76

明るさは約20Wで、ロウソク7本分くらい。周辺をぼんやり照らす程度なので、照明としてよりは、サイトの雰囲気作りの役割が大きいです。

とはいえソロキャンプのときなど、焚き火の明るさを加えれば「デイツ#76」のみでもそれほど不便は感じません。雰囲気・コスパ・手軽さと3拍子揃った、手放せないアイテムの1つです。

デイツ デイツ #76

サイズ幅約15×高さ約24.5cm
重さ約440g
タンク容量約240cc
対応芯12mm(4分芯)
明るさ約7カンデラ
燃焼時間約11時間
材質鉄、ガラス

結論、LEDも燃焼系もそれぞれの良さがある

色々なランタンを使用している風景

コスパとハイスペックに加え、最近はインテリア映えする外観まで両立し、アウトドアランタンとして不動の地位を築きつつあるLED勢。

発光部分がロープ状だったり、炎のように揺らぐなど多彩な光の表情を持つタイプも登場。燃焼系の雰囲気の良さに固執していた筆者でしたが、どちらも甲乙つけがたい良さがあると思い至りました。

ぜひ一度、固定概念を振り払い、まだ持っていないタイプのランタンを手にしてみては?

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