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キャンプ ハイスタイル

ロースタイルこそ正義!と思っていたけど「ハイスタイル」を試してみたら、悩みが解決しました

キャンプスタイルの主流は、やっぱりロースタイルですよね。しかし……ちょっと待った!!

はたして本当にロースタイルの方が優れているのでしょうか? ハイスタイルもちゃんと試しました?

というわけで、今回はハイスタイルに最新のアイテムを使ってあえて挑戦。見落とされがちなハイスタイルの利点とは?

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目次

撮影:編集部

ロースタイルこそ正義!と思っていたけど

ハイスタイル&ロースタイル

みなさんはどんな高さのキャンプファニチャーを使っていますか? 今回のテーマは「ロースタイル vs. ハイスタイル」。

どちらのスタイルを選ぶかは、昔からキャンパーの間で議論されてきました。筆者はというと、7年前にオートキャンプを始めて以来、ずっとロースタイルを貫いてきた生粋の“ロースタイラー”。

そして最近ふと思いました。「なんでロースタイルにしていたんだっけ?」と……。

筆者がロースタイル派だったワケ

ロースタイルのキャンプ

思い返せば筆者がロースタイルを選択肢した理由は2つありました。

1つ目は、キャンプを始めた2015年当時、人気のファニチャーがロースタイルのもの中心だったこと。

ヘリノックスの「チェアワン」、「カーミットチェア」、キャプテンスタッグの「CSフォールディングベンチ(通称 鹿ベンチ)」などの人気チェアは軒並みロースタイルでした。

ロースタイル人気により、市場に出回るチェアやテーブルも圧倒的にロータイプの方が多くなり、選択肢も豊富に。

ハイスタイル&ロースタイル

ロースタイルの方がハイスタイルよりおしゃれ! なんて思うのは、こういった選択肢の差にあるのかなと思います。

2つ目は、ローチェアの方が荷物をコンパクトにしやすい点。ハイスタイルにも「ローバーチェア」などのかっこいい名作チェアがありますが、それらのチェアに共通するのは、収納時かさばるものが多いのがネック。

4人家族の場合、ハイスタイルのチェアを4脚積載するとなると、クルマのラゲッジの広さも問われます。

徐々にロースタイルが辛くなってきた

ハイスタイル&ロースタイル

「ロースタイルこそ正義!」と思っていたのですが、最近だんだん辛さも感じるようになってきました。

筆者はよくキャンプ場でワーケーションや料理をするのですが、ロースタイルだとどうしても前傾姿勢になるので、腰から背骨にかけて負荷がかかりがち。さらに立ち上げるときにも腰を大きく持ち上げるので体力を使いがちです。

ひょっとしたら、実はハイスタイルの方が合っている方もいるかも……?

そこで今回は、あえてハイスタイルに挑戦してみました。見落としがちなハイスタイルの利点を確認することで、本当に自分に合ったスタイルの発見につながるかも!

まずは“ハイスタイル”ギアを揃えてみた

ハイスタイル&ロースタイル

これまで先入観で買ってこなかったハイスタイルギア。最近はハイスタイルでもお洒落カッコいいギアが発売されているかもしれません。

というわけで、ロースタイラーの筆者でも満足して使えそうなハイスタイルギアを探してみました。

ギア選びで重視したポイントは2つ。

1. お洒落なレイアウトができること
2. コンパクトに収納できること

【ハイチェア】 ヘリノックス「カフェチェア」

ハイスタイル&ロースタイル

こちらは、コンパクトに折りたたみ可能な軽量チェアのパイオニア的ブランド、ヘリノックスのハイチェアモデル。

包み込むような座り心地はそのままに座面の高さがアップしています。可憐な外観とは裏腹に、耐荷重は145キロ。多くの方が安心して座れます。

一般的なオフィス用の椅子としても使えるように設計されているので、ワーケーションにも最適。家のダイニングチェアもこちらを使えば、引っ越しのときにも荷物を減らせます。

ハイスタイル&ロースタイル

付属の専用ケースに収納すると、約19×12×62センチの寸法に。深さのあるバックパックに入れて携帯可能です。重さは約1.5キロ。

ハイチェアはかさばるものが多い中、このコンパクトさはありがたい! 積載や収納問題も解決しそうです。

【ハイテーブル】ヘリノックス「テーブルオー M」

ハイスタイル&ロースタイル

続いても、同じくヘリノックスのハイテーブル。

「カフェチェア」にぴったりの高さのテーブルで、ドリンクや小物を置くのに最適です。天板の直径は約26.5センチ。ソロにはちょうどいいサイズ。

ハイスタイル&ロースタイル

組み立ては天板の裏にある3つの穴に、脚を挿すだけのシンプルさ。分解して付属の専用手提げバッグに収納持ち運びできます。

コットの横に置いて、メガネや財布などの身の回り品や、LEDランタンを置く、ベッドサイドテーブルとして使うのも良さそうです。

実際に設営してみたら……

ハイスタイル&ロースタイル

そろえたハイスタイルギアで、実際にスタイリングしてみました。

パッとみて感じたのは、抜け感の良さ。ハイスタイルのアイテムは脚が長いので、脚元がスッキリしていて、ロースタイルとはまた違ったお洒落さがあります。

配置したアイテムにに高低差も生まれるので、立体感のあるサイト作りがしやすいのも興味深い点。

ハイスタイルでキャンプしてみた感想

ハイスタイルとロースタイル

今どきのアイテムでハイスタイルが組めたところで、実際にその使い心地をチェックしていきます。使ってわかったロースタイルとの違いや利点とは?

めちゃくちゃ立ち上がりやすい

ハイスタイル&ロースタイル

まずは、各チェアの立ち座りのしやすさについてです。

普段はあまり意識していませんが、ローチェアだと立ち上がるときに手を使っていました。「よっこらしょ」と力を入れるのがなかなか億劫。

それに対してハイチェアは、スッと立ち上がれますこれが予想以上に快適でした。

例えば遠くにあるギアを取りたいとき。ローチェアだと「もう座っちゃったし、面倒だな…..」と腰が重くなります。ハイチェアだとそのストレスが見事に半減します。

ちょっとしたことに思えますが、このストレスがなくなるだけで大分キャンプでの作業が捗ります。

めちゃくちゃ作業しやすい

ハイスタイル&ロースタイル

次に感じたのは、姿勢の良さ。今までいかに自分が無理な姿勢でワーケーションや料理をしていたのかを実感しました。

ロースタイルだと猫背ぎみになりますし、長時間座ったまま作業していると血流が悪くなる感じがします。

ハイスタイルはダイニングテーブルやデスクに近い高さになるので、やっぱり作業効率が段違い。ワーケーションや料理を頻繁しても腰への負担が少なさそうです。

ハイチェアならではの活用法も

ハイスタイル&ロースタイル

今回、ヘリノックスの「カフェチェア」を使う中で、便利な使い方を発見しました。それが座面下の活用

脚に長さがあるので、別途フックを用意すれば、LEDランタンや保冷ボトル、蚊取り線香ホルダーなどの小物を吊るせます。焚き火ツールを吊り下げたり、小型のソフトクーラーを吊るして、快適な“のんべえ環境”を作ったりするのも良さそうです。

ハイチェアは脚が長い分、座面下のスペースが広めなので、うまく活用すればより便利に使える可能性を秘めていました。

とはいえロースタイルも捨てがたい

ハイスタイル&ロースタイル

ハイスタイルを試してみてあらためて気付いたのは、後傾姿勢を取れるロースタイルは、リラックス姿勢に適していること。

足を投げ出せるので、「ふーっ」と体をゆったりとチェアにあげられます。キャンプでボーッとしたいならロースタイルも捨てがたい…..。

さらに、地面から頭までの高さを低く抑えられるので、天井の低いテントやシェルターにも合わせやすく、広さを感じやすいというメリットもあります。

ローかハイ、迷ったらこんなアイテムもおすすめ!

DOD「スゴイッス」

ハイスタイル&ロースタイル

結局、ロースタイルもハイスタイルもそれぞれ長所と短所があります。どちらか選べない! どちらも欲しい!

そんな優柔不断で欲張りなあなたにおすすめのキャンプチェアがDOD「スゴイッス」

昨年、Amazonや楽天で、最も売れたキャンプギアとしてノミネートされた人気のチェアです。

その理由は4本の脚をそれぞれ3段階で長さを調節できる汎用性の高さにあります。写真のように各脚を最大まで伸ばすとハイチェアに。

ハイスタイル&ロースタイル

逆に、各脚を一番短くするとローチェアになります。さらに、ここから脚をたたんでフレームに固定すると、座椅子のようなグラウンドチェアとしても使える万能さ。

前の脚を最大まで伸ばし、後ろの脚を一番短くすると、かなり後傾姿勢になるので、足置きを用意したら、コットなしで寝られるほどリラックスできます。

ハイかロー、迷ったらこういった可変チェアを選ぶのもおすすめです。

オガワ「3ハイ&ローテーブル」

ハイスタイル&ロースタイル

テーブルについても、ハイとローどちらでも使えるものが各社から展開されています。こちらは人気テントメーカー、オガワの「3ハイ&ローテーブル」

高さが3段階で変えられる折りたたみ式のテーブルで、チェアに合わせてベストな高さに合わせられます。

ハイスタイル&ロースタイル

ローの状態にするとこのような形に。グループキャンプで共同リビングにテーブルを持ち寄る際にもテーブル同士の高さを合わせられるので便利です。

高さの変えられるチェアと合わせれば、気分に合わせてスタイルを楽しめるので、飽きがきにくい点はは魅力!

スタイルの特性を知って、理想の快適キャンプサイトを作り上げよう!

ハイスタイル&ロースタイル

今回2つのスタイルを比べてみましたが、ざっくり言うと、リラックス姿勢重視で焚き火派の方はロースタイル、立ち座りのしやすさで選ぶならハイスタイルといったところ。

もちろんチェアの高さだけでなく角度や素材感による座り心地の好みもあるので、ショップや友人の実物で座り心地を試すことも失敗しないためのコツです!

スタイルの特性を知って、自分だけの快適なキャンプサイトを作り上げましょう!

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